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静かな炎天 の商品レビュー

3.6

126件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

    37

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静かな炎天

この本、図書館で借りて読んでた^^; だけど,2度目でもがっつり読める。 不運な探偵さん、都合よくつかわれてる探偵さん。 そりゃモー気の毒のオンパレード。 だけど、笑いながら読んじゃうのよね。

A子

2024/05/24

若竹七海の連作ミステリ短篇集『静かな炎天』を読みました。 『依頼人は死んだ』に続き、若竹七海の作品です。 -----story------------- 史上最もタフな女探偵・葉村晶の最新作! ・バスとダンプカーの衝突事故を目撃した晶は、事故で死んだ女性の母から娘のバッグがなく...

若竹七海の連作ミステリ短篇集『静かな炎天』を読みました。 『依頼人は死んだ』に続き、若竹七海の作品です。 -----story------------- 史上最もタフな女探偵・葉村晶の最新作! ・バスとダンプカーの衝突事故を目撃した晶は、事故で死んだ女性の母から娘のバッグがなくなっているという相談を受ける。晶は現場から立ち去った女の存在を思い出す…「青い影~7月~」 ・かつて息子をひき逃げで重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。晶に持ち込まれる依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く…「静かな炎天~8月~」 ・35年前、熱海で行方不明になった作家・設楽創。その失踪の謎を特集したいという編集者から依頼を受けた晶は失踪直前の日記に頻繁に登場する5人の名前を渡される。…「熱海ブライトン・ロック~9月~」 ・元同僚の村木から突然電話がかかってきた。星野という女性について調べろという。星野は殺されており、容疑者と目される男が村木の入院する病院にたてこもっていた。…「副島さんは言っている~10月~」 ・ハードボイルド作家・角田港大の戸籍抄本を使っていた男がアパートの火事で死んだ。いったいこの男は何者なのか?…「血の凶作~11月~」 ・クリスマスイブのオークション・イベントの目玉になる『深夜プラス1』初版サイン本を入手するため、翻弄される晶の過酷な一日を描く「聖夜プラス1~12月~」。 有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。 苦境にあっても決してへこたれず、ユーモアを忘れない、史上最もタフな探偵の最新作。 〈甘いミステリ・フェア〉〈サマーホリデー・ミステリ・フェア〉〈風邪ミステリ・フェア〉〈学者ミステリ・フェア〉〈クリスマス・ミッドナイトパーティー〉など、各回を彩るユニークなミステリの薀蓄も楽しめます。 好評の「富山店長のミステリ紹介ふたたび」も収録。 解説は大矢博子氏。 ----------------------- 2015年(平成27年)から2016年(平成28年)に発表された作品に書き下ろしを加え、2016年(平成28年)に刊行された葉村晶シリーズの第4作です。  ■青い影~7月~  ■静かな炎天~8月~  ■熱海ブライトン・ロック~9月~  ■副島さんは言っている~10月~  ■血の凶作~11月~  ■聖夜プラス1~12月~  ■富山店長のミステリ紹介ふたたび  ■解説 大矢博子 シリーズ第2作『依頼人は死んだ』に続き、不運ながらも有能な女性探偵・葉村晶がさまざまな謎に立ち向かう葉村晶シリーズの作品です……本作品で葉村晶は40代になり、四十肩に悩まされつつも、ユーモアを忘れずに事件を解決しています、、、 短篇の分量に濃縮されたクオリティは長篇にも劣らず、読み応えのある作品で、葉村晶のタフさとキャラクターが魅力的でしたね……どの作品も面白かったのですが、そんな中でも印象的だったのは、 ひき逃げ犯の素行調査に従妹の消息 等々、書店のご近所さんが次々に葉村晶に仕事を依頼してきて、その依頼は順調に解決していくが、その裏にはある計画が進行していた……緊迫のクライマックスが愉しめる『静かな炎天~8月~』、 元同僚の村木からの依頼で葉村晶は殺された女性と容疑者の男について調査をすることに……実は村木はある事件に巻き込まれており、葉村晶が電話とネットだけで事件を解決するというスピーディな展開の『副島さんは言っている~10月~』、 ハードボイルド作家の戸籍抄本を使っていた男が死亡し、葉村晶がその謎を解明する……濃密なストーリーが展開される『血の凶作~11月~』、 クリスマスイブのオークション・イベントで入手した『深夜プラス1』初版サイン本をめぐる過酷な一日が描かれ、葉村晶のタフさとユーモアが光る『聖夜プラス1~12月~』、 の4篇かな。 『富山店長のミステリ紹介ふたたび』で、物語の中で紹介される作家や作品について解説してあるのは良いですねー 色んな作品を読みたくなりますね、、、 そして、40代になっても葉村晶は魅力的! ハードボイルな生き方が素敵ですね……杉田比呂美の装丁も大好きですねー 次も葉村晶シリーズの作品を読んでみようと思います。

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2024/02/05

長編よりは短編のほうが好きかもしれない。 長編は、仕込みがちょっとくどくなってくる気がしている、、、

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2023/11/08

短編集。適度にクスッとさせる文章運びが面白い。晶の推理も冴えわたり、いろいろな災難もお約束ということで楽しく読みました。

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2023/08/03
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旅のお共として。葉村晶シリーズの連作短編集。『静かな炎天』と『副島さんは言っている』は多分アンソロジーで読んだと思うけど、再読。ほんと相変わらず危険な探偵をしているけど、四十肩になったり老眼になりかけたりで大変。同世代としてほんと尊敬するわ。こんなひどい目にたくさんあってるのによく怒らないでいられるわ。まぁ怒ってはいるんだろうけど。

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2023/01/22
  • ネタバレ

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葉村晶シリーズ、長編が2作続いた後の短編集。 正直、やっぱりちょっと何か物足りない。 長編の方が好き。 四十肩に苛まされ、富山店長には何かとこき使われ、内面と口先の鋭さとは裏腹に芯にある優しさに周囲からつけ込まれる、書店探偵葉村晶の事件簿。 気になってはいたものの、中々手が出せないでいる『レベッカ』が早く読めよと言わんばかりに最初の1編に出てきたのには驚き。 そればかりでなく、巻末の”富山店長のミステリ紹介”が意外にも(と言うと失礼かもしれないが)守備範囲が広く、端的ながらうんちくが利いた一味違うブックガイドとなっており、読みたい欲求を掻き立てられる。 協力者のお名前もあったけど、若竹さん、ブックキュレーターとしての腕もお持ちなのでは。 あまり他の方の解説とかでも見かけた記憶はないので、書評の場面でも活躍して欲しいなぁ(自分が知らないだけ!?)。 本書の解説で大矢博子さんが葉村のことをS・J・ローザンのリディア・チンのようと評しているが、この言葉に膝を打った。 そう。 自分が葉村晶を読んで最初に思い浮かんだのは”ビル&リディア”シリーズとルヘインの”パトリック&アンジー”シリーズ。 ”ビル&リディア”シリーズには手を出しているところだけど、刺激されて(言及されているわけでもないのに)”パトリック&アンジー”シリーズにも手を出してしまいたくなってきたなぁ。 いかんなぁ。。。

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2022/09/14

はまれなかった…。 1つ目の話はまぁまぁ面白かった(星3つくらい)けど、暇つぶしには良いかもくらい。 短編のミステリー、日常系のミステリーが苦手なのかもしれない。あと、50ページくらいの短編でたくさんの人物が出てきて、すぐに解決する(関係なさそうな人物が繋がる)から、私には難しか...

はまれなかった…。 1つ目の話はまぁまぁ面白かった(星3つくらい)けど、暇つぶしには良いかもくらい。 短編のミステリー、日常系のミステリーが苦手なのかもしれない。あと、50ページくらいの短編でたくさんの人物が出てきて、すぐに解決する(関係なさそうな人物が繋がる)から、私には難しかった。 ミステリー好きな人は好きなのかもしれない。

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2022/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

葉村晶も四十肩になり、もう無理できなくなったんだなとしみじみする。元々無理はしたくないかもしれないけど。 相変わらず頭のキレは良くて、年齢を重ねても変わらず私の大好きな葉村晶だ。カッコいいところだけじゃなくて、生活を感じるところが特に好き。洋服を選ぶちょっとしたシーンとか、サンドイッチに凝って手作りしてみたりだとか、早く帰って寝るんだと考えているところとか、そういう地味な部分がとても好き。 口に出して読みたくなる文体だなと思う。 今回は葉村を労いたくなった。こき使われながらよくやり切っていて、お疲れ様〜と声をかけたくなる。

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2022/07/19

このミス2017年の第2位、アメトーークでも紹介されて話題になった本書は、若竹作品の葉村晶シリーズの短編集だ。仕事はできるが不運すぎる女探偵として、その毒舌とウィットに富んだ最高のストーリー展開にため息が出る。 ちゃんと伏線の回収があるのと、四十を迎えた女探偵が体の不調を訴えなが...

このミス2017年の第2位、アメトーークでも紹介されて話題になった本書は、若竹作品の葉村晶シリーズの短編集だ。仕事はできるが不運すぎる女探偵として、その毒舌とウィットに富んだ最高のストーリー展開にため息が出る。 ちゃんと伏線の回収があるのと、四十を迎えた女探偵が体の不調を訴えながら解決してしまう姿は海外の女性ハードボイルド小説に通ずる、、というより日本のハードボイルド小説の新たな形として、まさに唯一無二の存在だ。 続いてほしいシリーズだが、そろそろ葉村さんの体が心配だ。

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2022/05/09

大好きな女探偵葉村晶が、今回は命の危機に晒されることがなくて良かった。 そうは言っても相変わらず不運に振り回される。大部分は、憎めないけど愛せないオーナーのせい? 小さなヒントや閃きをつなぎ合わせて真相を解明していく過程が面白い。かなり本気で足を使う作業で、その40代と思えぬ体力...

大好きな女探偵葉村晶が、今回は命の危機に晒されることがなくて良かった。 そうは言っても相変わらず不運に振り回される。大部分は、憎めないけど愛せないオーナーのせい? 小さなヒントや閃きをつなぎ合わせて真相を解明していく過程が面白い。かなり本気で足を使う作業で、その40代と思えぬ体力と気力と、やはり容赦のない調査能力に、激しく惹かれる。 文章にも構成にも無駄がなく快適な読み心地。葉村晶シリーズ以外にも、そろそろ手を出してみようかな。

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