情報参謀 の商品レビュー
自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院議員選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの4年間、同党の「情報参謀」役を務めた著者が、自民党が政権奪還に向けて行った戦略的な情報分析活動について、政権奪還にいたる4つのフェーズ(第1フェーズ(2009...
自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院議員選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの4年間、同党の「情報参謀」役を務めた著者が、自民党が政権奪還に向けて行った戦略的な情報分析活動について、政権奪還にいたる4つのフェーズ(第1フェーズ(2009年秋~2010年7月参院選)、第2フェーズ(2010年秋~2011年夏)、第3フェーズ(2011年秋~2012年12月衆院選)、第4フェーズ(2013年1月~7月参院選))に分けて、その全貌を明かしている。著者は、本書で明らかにしたいことは、「政治に、テレビやネットの情報の分析が組み込まれ、人びとの小さな行動の集積が大きな政治活動の結果に結びつけられている、その最新の事実と仕組み」だとしている。 自民党政権奪還の裏側でこのような戦略的な情報分析活動が行われていたということ自体が非常に興味深かった。データ分析の威力というものを感じた。そして、著者のようなスキルを持った人材が、生のデータをいかに意思決定者にわかりやすく加工するかということの重要性も感じた。今後も、政治の世界で情報分析・発信の重要性(それは今般の衆院選でSNSを効果的に活用した立憲民主党の躍進にも表れていると思われる)はますます高まっていくのだろう。 著者から見た茂木敏充氏などの自民党政治家や民主党政権の3総理などの政治家評も実感のこもったものでとても興味深かった(特に、野田前総理が地味で真面目だからこそ一番戦いにくいという点)。
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自民党惨敗からの復活、第二次安倍政権までの情報戦略を担った民間人の一冊。一言の重みがあるからこそ緻密なデータ分析とあんにゅいな戦略が必要。 思っているよりも自民党の党員や議員は優秀だなと。 あと、自民党の外部業者への予算は少なそうだから思想が無いとアプローチしても損しそうだな。...
自民党惨敗からの復活、第二次安倍政権までの情報戦略を担った民間人の一冊。一言の重みがあるからこそ緻密なデータ分析とあんにゅいな戦略が必要。 思っているよりも自民党の党員や議員は優秀だなと。 あと、自民党の外部業者への予算は少なそうだから思想が無いとアプローチしても損しそうだな。 エム・データの社員は3交代制でテレビを見てメタデータを取得して販売している。 <登場人物> 茂木敏充 平井卓也 <登場企業> 株式会社パースペクティブメディア 株式会社エム・データ 株式会社ホットリンク
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情報を報道で知って、ネットで検索し、ブログ等で自分の意見を書き込むという流れになっている。 3章途中まで。
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陸軍中野学校の書籍を検索する中で出会った本書。自民党が下野してからの巻返しにITを活用すべく、著者のベンチャー企業に目を付けた。最小不幸社会を党公約にしてしまった民主党よりも、自助・共助・公助を前面に出す自民党にシンパシーを抱く著者。個人的には理解できるが、現在の政権与党が進める...
陸軍中野学校の書籍を検索する中で出会った本書。自民党が下野してからの巻返しにITを活用すべく、著者のベンチャー企業に目を付けた。最小不幸社会を党公約にしてしまった民主党よりも、自助・共助・公助を前面に出す自民党にシンパシーを抱く著者。個人的には理解できるが、現在の政権与党が進める国民不在の政治運営には肯けない。インターネットとSNSが政治と政治家に及ぼす影響がたいへん大きくなった現代の情報戦略を考えさせられる一冊だった。
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仕事の話はかなり面白い!!特にテレビの露出は人力でカウントしてると言うはなし。でもどっぷり自民党に傾倒しすぎ。もっと悪いところも見ないと。麻生の演説が盛り上がってすごい雰囲気とか、客観的に見なすぎてあきれる。
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2009年から2013年の期間、自民党で情報分析を担当したエム・データ社の役割を紐解くもの。自民党が民主党に政権を明け渡してから、与党に返り咲くまでの間、どんな情報戦略をとったのかが分かる。 驚いたのは、ネットを使う度合いが自民党と民主党ではまったく違っていたということ。それだけ...
2009年から2013年の期間、自民党で情報分析を担当したエム・データ社の役割を紐解くもの。自民党が民主党に政権を明け渡してから、与党に返り咲くまでの間、どんな情報戦略をとったのかが分かる。 驚いたのは、ネットを使う度合いが自民党と民主党ではまったく違っていたということ。それだけネットの価値に民主党は気づいていなかったってことなんだろう。 著者が言うように、手の内を紹介するってことは、これからはこの本で紹介された事例はアドバンテージにならない。情報戦略の次の一手は何だろう。
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自民党が野党に転落してから復活するまでの情報戦略がどのように行われていったかが書かれた一冊。メタデータの分析しレポート化する過程などが非常に面白かった。
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2009年に政権の座を奪われた自民党が政権を奪還するために、どのようにIT・インターネットを活用したのかという情報戦略を、その中枢に外部コンサルタントとして活動した著者が明らかにする。 インターネットを用いた情報戦略はアメリカ大統領選におけるオバマ勝利を導いた要因として話題にな...
2009年に政権の座を奪われた自民党が政権を奪還するために、どのようにIT・インターネットを活用したのかという情報戦略を、その中枢に外部コンサルタントとして活動した著者が明らかにする。 インターネットを用いた情報戦略はアメリカ大統領選におけるオバマ勝利を導いた要因として話題になっていたが、実は日本においてもここまでの緻密な戦略が実行されていたという点にまず驚きつつ、ITの利点である施策の展開とその評価、そして次の計画への反映までを極めてスピーディーに展開していくプロセスは、IT利活用の模範例とも言え、企業活動への応用を意識して読むのも面白い。
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情報分析という仕事には対象となる相手の行動を予測する側面がある。政治では相手に常識が通じない。従来の理屈や論理では説明しきれない。民主党政権はまさにそういう感じだった。
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野党時代の自民党における、情報の収集、整理法と、そこからの価値創造のまとめ。テレビというキュレーションメデイアの情報発信のモニタリングから、その受け手である大衆の反応観測に移行して行く様子が面白い。が、無関心層への対策は、コンテンツ化というところは変わらない。 若者なら生放送や...
野党時代の自民党における、情報の収集、整理法と、そこからの価値創造のまとめ。テレビというキュレーションメデイアの情報発信のモニタリングから、その受け手である大衆の反応観測に移行して行く様子が面白い。が、無関心層への対策は、コンテンツ化というところは変わらない。 若者なら生放送やゲーム 年寄りならワイドショー そこを取れない限り変わらない。
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