消えた都道府県名の謎 の商品レビュー
図書館で借りた。 現在我々がいる日本には47の都道府県があるが、明治時代に廃藩置県で最初にできた府県は「3府302県」もある。その一覧はもちろん、経緯や背景を知ることができる本だ。 一覧データ自体は、現在ではwikipediaでも見ればすぐ調べられるので、その意味での価値は薄いだ...
図書館で借りた。 現在我々がいる日本には47の都道府県があるが、明治時代に廃藩置県で最初にできた府県は「3府302県」もある。その一覧はもちろん、経緯や背景を知ることができる本だ。 一覧データ自体は、現在ではwikipediaでも見ればすぐ調べられるので、その意味での価値は薄いだろう。そうなると、それこそAIには理解できない"意味"の側面に価値を感じたいところだ。「なぜそんなに県があったのか?」「そもそも現在の47都道府県にする必要があったのか?」そのあたりを本書から学べる。ひいては、これからの道州制や合併論などにも通じる。 本書では、「幕末に幕府側についた藩は県名に引き継がれず、冷遇された」という陰謀論はハッキリと否定している。私自身、”冷遇された”側の土地で生まれ育っており、そういう意見も聞いたことがあったが、「本当かなぁ?そんなことしたら反発招いて、むしろ国が団結できないだろう」とは薄々思っていた。なので本書の意見には納得だ。 単純に地図好きが昔の県境を楽しむもよし、歴史経緯を学ぶのもよし。薄い本だが、深いジャンルだ。 地方毎に変遷がまとめられているが、そこに一部誤りと思われる記載を見つけた。だがWebで探す限り、出版社や著者は正誤表などの公表はしていないようだ。残念。
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マニア向けの本です。 ずっと、戊辰戦争で負けた都道府県は県庁所在地と県名が違うのだと信じていました…。で、なんだかしっくりこないと感じていたのでこれを読んでスッキリしました。
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明治初期の廃藩置県の過程における都道府県の統合を、克明に記した書。著者本人は「都道府県名の本としては日本一情報量が多く」と自負しておられますが、その通りかと思います。 …が、その通りなだけなのですよね。県名が消えた裏にある政治的なストーリーとか、その土地の人々の悲喜こもごもとか...
明治初期の廃藩置県の過程における都道府県の統合を、克明に記した書。著者本人は「都道府県名の本としては日本一情報量が多く」と自負しておられますが、その通りかと思います。 …が、その通りなだけなのですよね。県名が消えた裏にある政治的なストーリーとか、その土地の人々の悲喜こもごもとか、あっと驚くドラマだとか、そう言った類のものがほとんど見えてきません。むしろそれらの排除に徹した感があるのですが、排除した先で読者を引き付けるだけの魅力が正直見当たらない、というのが率直な感想です。 県名がずらずら資料集の如く羅列されても、馴染みのある地域で無ければ理解するのも厳しいですし、統廃合の事実の紹介だけに徹するのなら、ハッキリ言って各章冒頭の系図だけで十分だった気さえします。目の付け所はマニアックだっただけに、素材を活かしきれずいささか残念でした
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