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女官 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2024/07/26

始終崩れることのない柔らかで品のある言葉遣いから放たれる、ほっこりエピソードに失敗談、少しだけ見え隠れする著者自身のぼやきは勿論、女所帯の華やかさ、面倒くささが詰まっていて面白かった。

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2024/03/03

明治の末に京都の華族の家から女官として採用された著者。平民から見れば読み物の世界でしかない天皇の日常が垣間見られるようなそんな本。長年月をかけて作られた高貴なものの美しさや気持ち悪さが出てて興味深い。

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2024/02/19

Audibleにて。 明治時代の女官の仕事や人間関係、皇室の生活など、庶民では知ることのできない内容でとても興味深かった。 ちなみに表紙の人は著者ではない女官とのこと。 ずっと表紙の人だと想像しながら聴いていたので、少しがっかりした。

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2023/11/29

ある女官による、出仕の記録。 かなり赤裸々に語られており、 本来ならばつまびらかにされるものではない宮中の様子を、分かりやすく伝えている。 歴史的史料としても、有意義。

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2023/07/27

明治時代の宮中の様子を、まだ少女といえる年齢で女官として上がった華族の女性の目を通して詳細に記した本。内容はどこを取っても驚き。 文章は感受性豊かな自然体で色や匂い音が容易に脳内で再生される。全体的に「上品な意地悪」という塩味が効いてるのか最後まで全く飽きない。 大好きな本。

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2023/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

明治天皇皇后両陛下に仕えた女官の手記。 昭和天皇の侍従のは読んだことがあるけれどこちらは初めて。 知ることのない宮中のこと。面白かったー。 明治天皇の美子皇后は聡明だけど子供がなかった。もし皇太子でも産んでたら、日本の歴史の一部も変わったかもね、という意味のことまで書いてある。また、大正天皇のことを赤裸々に書いてある、、というかディスってるし、明治天皇がもっと長生きしてたら日本はこんなにみじめな姿になってなかったんじゃないかとも。攻めてるなー。 雑誌などに嘘が書いてあるから、女官時代のことを思い出すまま書いた、とある。タブーを破って1960(昭和35)年によく出せたなーと。←平成天皇の皇太子時代のご成婚の次の年。

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2023/01/26

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 明治四二年、一八歳で宮中に仕えた華族・久世家の長女、三千子の手記。数十人にのぼる女官の職名と仕事、天皇自らがつけた源氏名とニックネーム。「雀」と呼ばれた著者は、天皇皇后の睦まじい様子に触れ、皇太子の意外な振る舞いに戸惑う。...

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 明治四二年、一八歳で宮中に仕えた華族・久世家の長女、三千子の手記。数十人にのぼる女官の職名と仕事、天皇自らがつけた源氏名とニックネーム。「雀」と呼ばれた著者は、天皇皇后の睦まじい様子に触れ、皇太子の意外な振る舞いに戸惑う。「俗の言葉でいえばお妾さん」である権典侍と、皇后の関係とは。明治宮中の闇をあぶりだす一級資料。 明治天皇後、日本はどうなるとこの人達が売れいているんだもの、昭和天皇、平成天皇は同じ天皇でも色々大きくかけ離れてしまってるんだろうなぁ。 この格と神秘性が保持される天皇で有里続けて欲しかったとちょっと思ったりした。

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2021/12/03

明治天皇皇后の女官として宮中に使えた女性、山川三千子がその宮中での生活を記した作品。それまで女官は退官しても宮中のことを外部で話してはいけないとされてきたが、著者は初めてその生活や明治天皇、皇后、また大正天皇、皇后の様子、また女官たちの日常を著している。明治時代のことを語っている...

明治天皇皇后の女官として宮中に使えた女性、山川三千子がその宮中での生活を記した作品。それまで女官は退官しても宮中のことを外部で話してはいけないとされてきたが、著者は初めてその生活や明治天皇、皇后、また大正天皇、皇后の様子、また女官たちの日常を著している。明治時代のことを語っているが、その語り口は難しくなく、一般人の我々が読んでも難解なことはなく、明治時代当時の皇室の姿を知ることができる。 現在の皇室とはかなり異なることであろうが、現代にも多分、脈々と継がれる文化、習慣を感じることができる。興味深い一冊である。

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2021/05/24

ベールに包まれた当時の明治天皇と皇后の 生活が、とても詳しく時にはユーモアも 交えて書かれている。 著者の山川三千子は華族の出身で18から23歳まで 多感な時期に宮勤めをしていたからか 本人のその時々に感じた素直な感想を書いていて その当時にしたら暴露本の様に受け取られた のかも...

ベールに包まれた当時の明治天皇と皇后の 生活が、とても詳しく時にはユーモアも 交えて書かれている。 著者の山川三千子は華族の出身で18から23歳まで 多感な時期に宮勤めをしていたからか 本人のその時々に感じた素直な感想を書いていて その当時にしたら暴露本の様に受け取られた のかも知れないが、21世紀の今となっては 貴重な当時の皇室の人間関係や人柄など が良く書かれていてとても興味深く面白い。

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2021/03/31

明治時代の宮廷の様子が実際の体験をもとに綴られている。 巻末の解説も詳しくて興味深い。 明治天皇を中心に宮廷が一丸となって西洋風のマナーを日常に採り入れようと、みんなで一緒にランチをしたり洋装でお庭に出てピクニックをしたりという話題が続いている部分もあり、なんだか楽しそうだなと...

明治時代の宮廷の様子が実際の体験をもとに綴られている。 巻末の解説も詳しくて興味深い。 明治天皇を中心に宮廷が一丸となって西洋風のマナーを日常に採り入れようと、みんなで一緒にランチをしたり洋装でお庭に出てピクニックをしたりという話題が続いている部分もあり、なんだか楽しそうだなと思った。 意外と活発な若き日の大正天皇の様子をはじめ、さまざまな人々との交流も記されており、社会人になって責任ある仕事をこなしているという若者の開放感が全文に満ちている。

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