島はぼくらと の商品レビュー
田舎、島、狭くてプライベート筒抜けの環境のなか、若者たちは色んな悩みを抱えて、それでも時期が来たら、外へ前へ歩み出さなければならない。 都会の雑踏では誰も気にしないこと。それは人の心地よい温かみであり、時に妬みや嫉妬の不快な温度でもある。Iターンであれ、Uターンであれ、もともと...
田舎、島、狭くてプライベート筒抜けの環境のなか、若者たちは色んな悩みを抱えて、それでも時期が来たら、外へ前へ歩み出さなければならない。 都会の雑踏では誰も気にしないこと。それは人の心地よい温かみであり、時に妬みや嫉妬の不快な温度でもある。Iターンであれ、Uターンであれ、もともとの故郷であれ、同じ土地で暮らすというのは、その場所で色んな温度が交わるということ。 心地良さに浸かって過ごしていくのか、不快に感じて風にあたりにいくのか、選択肢は自分にしか決められない。 それぞれの葛藤や、成長や未来が見えて、爽やかな読後感でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
離島の難しさと素晴らしさの両面が描かれていて、いろいろ考えさせられた。 私は疾患持ちで生まれたので、専門医がいる県に(親が)引っ越した経験を持つ。だから本作に出てくるような離島では絶対に暮らせないと思っている。 それでもその土地を愛する人がいて、そういうところは憧れというか羨ましい気持ちがする。 高校生4人はみんな素敵だった。それぞれがこれからも島と共に生きられることを願わずにはいられなかった。特に衣花ちゃん、彼女に幸あれ。
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ふとしたキッカケで「傲慢と善良」という作品を読んだ。こーれがもう面白くて、辻村深月さんに即ハマってしまった。 彼女の作品は「クロスオーバー」といって、ある物語の登場人物が、他の作品にも登場することがある。 その情報を知って次に選んだ作品が、この「島はぼくらと」。 自分...
ふとしたキッカケで「傲慢と善良」という作品を読んだ。こーれがもう面白くて、辻村深月さんに即ハマってしまった。 彼女の作品は「クロスオーバー」といって、ある物語の登場人物が、他の作品にも登場することがある。 その情報を知って次に選んだ作品が、この「島はぼくらと」。 自分は旅が好きで、たまに離島に行ったりもするのだけど、「子どもは生まれる場所を選べない。離島に生まれた子たちは、日々何を思って暮らしているのだろう」と、いつも思っていた。 舞台は瀬戸内の島ということで、数年前に訪れた、小豆島、豊島、男木島といった数々の島や、そこで会った地元の方々を思い出しながら読み進めた。 途中で心にグッとくるポイントが幾つもあって、思わず涙が出てしまった。 自分なりに調べたところ、辻村作品の中では、それほど人気が高いものではないようなんだけど、個人的にはめちゃくちゃ刺さった。 高校生にも読んでほしいなあ。
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瀬戸内の島での物語。 本土の高校に通う高3の仲良し4人組。 幻の脚本を探しに来た胡散臭い青年から 物語が更に広がっていく。 島は、 はつらつとしていて誰からも好かれているヨシノの奮闘のお陰で、 移住する人も沢山いる。 とある日、 取材させてほしいとの話が本土から。 思い...
瀬戸内の島での物語。 本土の高校に通う高3の仲良し4人組。 幻の脚本を探しに来た胡散臭い青年から 物語が更に広がっていく。 島は、 はつらつとしていて誰からも好かれているヨシノの奮闘のお陰で、 移住する人も沢山いる。 とある日、 取材させてほしいとの話が本土から。 思いがけないテレビの密着取材の打診で、 喜ぶ人もあれば、 島の成功体験を自分1人のお陰だという風に 取材してもらおうと目論む人、 大事な友達を守ろうとする人などで 島はゆれる。 中学までしかない島で避けられない 出会いと別れ。 結末まで爽やかに読みきれる小説だった。 辻村深月さんの小説は 色々リンクしているらしく、本作でも、 赤羽環という人物が他小説とリンクしているらしい。
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人口3千人の瀬戸内海の島が舞台の作品。 田舎ならではの住みやすさや逆に田舎故の人間関係の難しさなどを描きつつも、故郷を愛する高校生4人の視点で爽やかに描かれている。 単なるふるさと万歳な話ではなく、必死に存続をかけた地方都市の戦いも生々しく書かれている。 主人公の少年少女はず...
人口3千人の瀬戸内海の島が舞台の作品。 田舎ならではの住みやすさや逆に田舎故の人間関係の難しさなどを描きつつも、故郷を愛する高校生4人の視点で爽やかに描かれている。 単なるふるさと万歳な話ではなく、必死に存続をかけた地方都市の戦いも生々しく書かれている。 主人公の少年少女はずっと4人でいれたらと思いつつ、時間や環境、人間関係などのあらゆる変化と向き合っており、その度に読んでいる自分もよりリアルな感情になった。 こういう体験ができることこそ小説の醍醐味。 読後感もよく、素敵な作品でした。
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登場人物一人一人の心理描写が細かく描かれていて、すごく読みやすかった。 自分自身が島ではないけど、田舎の育ちだから共感できるところが多くて、物語にすんなり入り込めた。 スロウハイツは絶対先に読んだ方いいです。
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自分にとっての故郷ってどこなんだろう 島だからこそ ここまで故郷に思い入れがあり 永遠ではない未来のことを考えられているのかな いってらっしゃい、いってきます その言葉にどれだけの想いが込められているのか 島の暮らしもとっても素敵だなって思った
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スロウハイツの後にこれを読んで良かった 辻村深月っぽく、前半の物語が後半に意味を持つ感じが心地良かった
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※このレビューにはネタバレを含みます
青春メインでありつつも、島で住むということが自分の暮らしといかに異なるのか、コミュニティデザイナーというものについて知ることができた。 東京で暮らしてきて、故郷というものに対する思いが自分には薄く、本書を通してその想いがいい面だけでなく辛く悲しい面もあることを知ることができた。 環の一言には悶えましたね!!ここが辻村作品の一つの楽しみですね。
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自分の絶対的な仲間だと思っているメンバーが外の世界を持っていたり、故郷を離れることが決まっていたり、メンバー外の人と付き合ったりすることのどうしようもない寂しさにはとても共感した。 去る者はいようと、iターンはじめそれぞれがピースを持ち寄って島が続いている。それは一見うまく回って...
自分の絶対的な仲間だと思っているメンバーが外の世界を持っていたり、故郷を離れることが決まっていたり、メンバー外の人と付き合ったりすることのどうしようもない寂しさにはとても共感した。 去る者はいようと、iターンはじめそれぞれがピースを持ち寄って島が続いている。それは一見うまく回っているようだが、各々事情を抱えて辿り着いた結果だから人のご縁ってすごいなと思う。
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