スタフ staph の商品レビュー
直感で行動するタイプの夏都が、ひょんな勘違いから誘拐されてしまい、それがキッカケで誘拐してきたカグヤたちの手伝いをしてあげるうちに事態が大きくなっていき、様々な問題に巻き込まれてしまう。 夏都が預かっている甥っ子の智弥に手伝ってもらいながら対処していき、一件落着。と思いきや実はそ...
直感で行動するタイプの夏都が、ひょんな勘違いから誘拐されてしまい、それがキッカケで誘拐してきたカグヤたちの手伝いをしてあげるうちに事態が大きくなっていき、様々な問題に巻き込まれてしまう。 夏都が預かっている甥っ子の智弥に手伝ってもらいながら対処していき、一件落着。と思いきや実はそこに隠されていた真実が…。というストーリー。 道尾秀介作品らしく、事件はスピーディーな展開で巻き起こり、ひと段落した後に思いがけない事実が明らかになるというクライマックス。 少しスッキリしないラストとはなるが読んで満足する作品! ただ展開が同じような構成のカラスの親指の方が面白かったなという思いもあり星4つ。
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強さが弱さだったり、弱さが強さだったり。当たり前だと思っている事が当たり前じゃない。という当たり前を再確認させられる。奇想天外なミステリーツアーな物語からは予想出来ないような着地。やられた。 ソロモンの犬の教授を彷彿させる菅沼先生はMVP。
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親も一人の人間。やりたいことやって生きる。 その犠牲になっている子どもの気持ちは、わかっているようで、わからないと思う。大人が抱える感情と子どもが抱える感情は重さが全然違う。人生も、性格も変えてしまうほど大きな影響を及ぼすかもしれない。その子が大人になれば、その時の親の気持ちがわ...
親も一人の人間。やりたいことやって生きる。 その犠牲になっている子どもの気持ちは、わかっているようで、わからないと思う。大人が抱える感情と子どもが抱える感情は重さが全然違う。人生も、性格も変えてしまうほど大きな影響を及ぼすかもしれない。その子が大人になれば、その時の親の気持ちがわかるようになるのかもしれないけど。 素直に気持ちを吐き出せない思春期の子どもは難しいと思った。
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いつもの著者の作品と違うかんじで、ドタバタした感じ。 やっぱりちょっと薄気味悪いくらいの方がおもしろいかな?
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ミステリーというよりも、肉親への愛情を強く求めた子供たちの必死の抵抗が描かれた、人間物語だった。子供たちの胸の奥まで思いやる事が、とても大切だとおもった。
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んん〜…。キャラがあまり私にははまらなかった。引き立つわけでもなし、あえてそう設定してるのでもなく、中途半端に感じてしまった。 オチのないエピソードトークを長々と聞かされた感じ。楽しめなかったのが悔しい
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道尾作品はいつももうちょっとって思うな〜 この後どうなったんだろう?いろいろ想像するのも含めて作品なんかな
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平気そうな顔してる人が本当に平気なのか…そんなことはないんだって、なにかことが起こる度に思うんだけど…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
意外な結末。 若干、後味は悪かった。 智弥の心の叫びが物語の核を成していたと思う。 菅沼先生は冴えない先生だと思っていたら、キーマンであった。
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初読作家さん。序盤からスラスラと読みやすい!言葉回しが面白く好きなフレーズは「冷たいあんかけの中でも歩いてるように」 内容的には、家族に愛されたい中学生がそのために大人たちを次々と振り回りていく‥ラスト、大人としてとても考えさせられた。ここまで子どもを追い詰めるとは。
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