スタフ staph の商品レビュー

道尾秀介(著者)

2019/09/29

メインの事件はアニメのようでいまいち現実感がなかったが、終章でやられた。

「ただ、それだけのために・・・！？」と思う。
でも、抑え続けてた気持ちが切なくて、悲しくて、どうにかして助けたい、守ってあげたいと思ってしまう。

書店員さんの解説がとても良かった。

2019/02/14

道尾作品にしては軽く読める。『透明カメレオン』と似た世界観。このドタバタ系も好きなんだけど、カメレオンの方が面白かったな。

2018/10/15

ラストに考えさせられる。
移動デリで生計を立てる女性が、ある誘拐事件をきっかけに中学生アイドルに力を貸すことに。中学生アイドルの姉が有名女優で、そのスキャンダルを封じるために画策する展開です。が、この展開を仕組んだのは・・・
人間はそこまで強くない。
強くなるためには機械になるしかないのかなぁ(-_-)

2018/09/07

すらすら読み始めたのは流石道尾さん。
やっぱり相性ってあるもんですね。苦手な人のだと読み進めるのが苦痛だけどそういうのが一切なかった。

話自体は意外な展開もあるけれども、確かにいまいち盛り上がりに欠けるかなあ。

2018/04/16

大人が子供に振り回される、最近よくある話だった。MeToo案件かと思いきや…棟畠は後で奥さんにたっぷり叱られるといいけど、奥さんは何も知らないまま終わるのだろうな。智哉もカグヤも向き合うべき相手に向き合っていない。このままじゃ、いくら賢くても、美しくても、大人になったら大変よ。夏都みたいな人ばかりじゃないからね。山内氏は枕営業要求するようなキャラには見えなかったが。年を取って、地位や財力を得て、脂っ気が抜けたってことか。

2018/03/11

丁度飽きてきた頃に引き戻されるようなイベントや事件が起きて楽しく読めました。

ですが夏都の回想やモノローグで話を進めている箇所が目立っていたと感じます。

2018/02/18

映画化を見据えて書いたのかな？
カラスの親指っぽいドタバタ系。甥っ子の行動は自分も思いたるものがあったので最後のどんでん返しに使われてたのに違和感がありました。

2018/01/10

ドタバタミステリーなのかなって読み進めて行ったら。
最後のどんでん返しはびっくり。
えー、共感できないな・・・って思いながら終章を読んで。
なんともやるせない気持ちになりました。
私も両親共働きで鍵っ子だったから、色々と思い出したりして。

staphの意味は調べて分かりました笑

2018/01/08

32歳離婚歴ありの夏都を主人公とする小説。
移動デリでの販売を現在の生業として、姉の息子と暮らしている。
甥っ子の塾の菅沼先生が不器用で本当に学者肌だけどとても良い人。
そして辿り着かなくてもよかった真実に辿り着いてしまった人でもあると思う。
カグヤという芸能人の女の子が、有名な女優のお姉ちゃんの為に過去のメールを削除して貰う…という主旨で奔走するものの、
結局のところの目的は、おねえちゃんを取られたくない。甥っ子は、夏都に負担をおわせることなく海外に看護師として働きに出ている母親と誕生日を一緒に過ごす事だった。
最後は甥っ子の複雑な気持ちの吐露で終わっている。
すっきりとした読後感とはいえない。

2017/10/13

前半のデリを頑張っている辺りはいいテンポだったと思います。病院のセットだった辺りからちょっと拍子抜けして、結局は中学生の大人を巻き込んだ悪ふざけか！と思ってしまいました。ちょっと心の寂しさをうまく表現できない人たち、というのはうまくまとめ過ぎかなと思いました。