偶然屋 の商品レビュー

七尾与史(著者)

2023/08/07

偶然を演出する偶然屋の話。色んな依頼を受けて偶然を演出するんかな、と思ったらどんどん不穏な方向へ。人を意のままに動かして死に導く人が現れるんやけど、その人も偶然屋もしてること似てるなぁ、と。自分の意思で決めていることが相手の掌の上とか怖いな

2022/02/06

コメディー系かと思ってたら、サスペンス？だった。

勢いで読まないと登場人物多いのと、時系列がぐちゃぐちゃで分からなくなりそう。

クラスを成績順で二分化し、下の分類の人は賢いグループに敬語、デザート献上、さん付け。
この場面は興味深かった。

2021/03/18

本をオススメするアプリtaknalでこの本を勧められて、図書館で借りて、読む。それは偶然で、私の意思で本を読んだと思っているけど、本当に？taknalで勧められたときから、それは誰かに演出された偶然だったのでは？なんて考えてしまい、面白い。
そんなにうまく行かないよ〜と思う反面、パズルのピースがピッタリはまったみたいな気持ちよさがある。
楽しく一気に読めた。
続きあるのかしら？あるなら読みたいな〜。

2020/10/24

ストーリーは面白くて一気に読めた。
でも、いろいろ細かい部分が説明不足というか、何でそんなに上手いこと話がつながっていくの？と思い出したら気になってしまう。
偶然屋というお仕事については、ホントに面白い発想だなぁと思うので、違う話しで続編希望。

2019/11/13

偶然を装い依頼を叶える『偶然屋』にアクシデントディレクターとして仮採用された『里美』。所長の『油炭』と腕っぷしの強い美少女中学生『クロエ』と共に仕事をこなすが、事件の裏に言葉巧みに人を操る人物の陰が・・・。

〇〇屋というタイトルに弱い私。
事象を起こす偶然屋チームＶＳ言葉で他人を動かす謎の男。手段は違えど、相手に気付かれないようコントロールするという点では一緒ともいえる。
相当緻密で計画性のあるはずの敵なのに、そんな手でやられるとは、しかも外野に。そこはちょっと残念だったけど、サクサク読ませる勢いのあるエンターテインメントではある。

2019/06/14

「偶然」とは「運命」とはなんでしょう？早稲田卒でありながら、弁護士試験に挫折して就職活動中という主人公。軽いタッチの多い七尾さんですが、身の丈以上の早稲田に入ってしまったためにこうなった的な説明は妙にリアルでちょっと引きました。偶然？を重ねて彼女が手にしたのは「アクシデントディレクター」というお仕事。最初の一編で主人公の成長物語かと思ったら大間違い。少しずつ繋がっていく事件の色は徐々にダークになり、ラストに向けて思いがけない展開に一気に読まされてしまいました。続編があればぜひ読んでみたいです。

2018/11/18

謎の職業・偶然屋が遭遇する悪魔との対決。

偶然を装い、クライアントの要望を実現する偶然屋。

リーダーの油炭、就活中のインテリ女・里美、武闘派女子中学生・クロエ達は、様々な事件の裏側で人を操る男の存在に近づいていく。

6年前の渋谷通り魔事件で実の姉を亡くした油炭が、姉の敵を討つために執念を燃やす。

人の心を容易くもてあそぶ悪魔を追い詰めることができるのか！？

サイコスリラーの要素が強く、なんか偶然屋の仕事は？と思ってしまいましたが、面白かったです。

いくつもの伏線が綺麗にまとまっていく展開は七尾氏ならではです。

2018/10/14

偶然を作り上げるアクシデントディレクターという職についた女性が奮闘するお話し。人生で起きることは偶然なのか、どこかで操作されてそうなっていくのか、そんなことを考えることもあるので最初から興味深く読ませて頂きました！何がネタバレなのかそうでないのかが判断出来ないのでこんな感想しか書けない(^_^;)ただおもしかった！これは続編が欲しいです！

2018/10/10

バイトで糊口をしのいでいた二十六歳の里美が、飄々とした社長、可愛くて戦闘能力の高い中学生と共に偶然の演出家として動く一方で、真っ黒な黒幕が隙なく蠢く。進学校生徒をクラス内で二手に分けた実験のような差別他、過去と事件とそれ故の登場人物の多さがややこしい。ハードな飲食店バイトに共感し過ぎて苦しかった。

2017/12/17

第1章の途中まではもっとポップな内容だと思ってたらとんでもないサイコパスだった。安倍川のようにあそこまで心理的に人を操ることが実際には出来るのか…読んでるうちに出来そうな気になってきてぞわぞわした。最後もなんか生きてるし怖い怖い。続編あるのかな？