金の国 水の国 の商品レビュー
[引用]お嬢さんは 二度と 置いていかない(p.254)[内容]仲の悪い二国、国力はあるが水のないA国と水だけは豊富だが国力のないB国は最も美しい娘と最も賢い青年を交換することになったが互いに犬と猫を送った。贈られたA国の姫サーラとB国の青年ナランバルヤは偶然親しくなって、水路の...
[引用]お嬢さんは 二度と 置いていかない(p.254)[内容]仲の悪い二国、国力はあるが水のないA国と水だけは豊富だが国力のないB国は最も美しい娘と最も賢い青年を交換することになったが互いに犬と猫を送った。贈られたA国の姫サーラとB国の青年ナランバルヤは偶然親しくなって、水路の建築そして国交の樹立をめざすラブラブなコミックス。[感想]主人公二人の性格がいい。ちょっとお気楽やけどまっすぐでボケてるところもあり。全編おっとりでいってほしかった気もするけど。 ■簡単な単語集 【アジーズ】A国の名建築家。どこぞの有名建築家に似ている。 【オドゥニ・オルドゥ】B国の族長。A国の国力を見誤って戦争しようと考えている。 【オドンチメグ】「星の輝き」という意味。A国からB国に送られた猫。「一番美しい娘を嫁に」という条件にある意味叶っているのかもね。 【建築】アジーズの《建築っなにかね》という質問にナランバルヤは《人が集まる場所です》と答えた。(p.193) 【サーラ】A国の百番目くらいの姫。国境付近でばあやとともに暮らしている。B国の一番賢い若者を婿として送られた。 【サラディーン】ムーンライト・サラディーン。レオポルディーネに可愛がられている青年。姫たちの愛人。左大臣。歌って踊れてトークもできるA国唯一のイケメン俳優。 【ジャウハラ】A国の知識人。囚われていたマッチョ。 【族長】→オドゥニ・オルドゥ 【ナランバルヤ】B国の図書館長の息子。国境付近で学者として暮らしている。A国の一番美しい娘を嫁として送られた。 【パウラ】ピリパッパの取り巻きだったがナランバルヤの応援をすることになる。 【ピリパッパ】A国の大祈祷師。おそらく姫たちと仲が悪い。 【ライララ】A国の謎の人物。暗殺者のようだ。姫たちについている。 【ラスタバン三世】A国の王。サーラの父。 【ルクマン】B国からA国に送られた犬。「一番賢い若者を婿に」という条件にある意味叶っているのかもね。 【レオポルディーネ】A国の姫。一番年上の姫? 《レオポルディーネは 意地悪考えてるときが 一番 魅力的だね》。けっこう国際情勢にくわしいようだ。
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アニメ映画化して児童書版も出ています。 賢くて勇気があって食べることが大好きで少しぽっちゃり体型のお姫様に注目。自分と似た体型のお姫様の活躍に勇気をもらえる子どももいるはず。 (作品の中に多様なキャラクター表象を増やそうとする取り組みを「リプレゼンテーション」といいます) ま...
アニメ映画化して児童書版も出ています。 賢くて勇気があって食べることが大好きで少しぽっちゃり体型のお姫様に注目。自分と似た体型のお姫様の活躍に勇気をもらえる子どももいるはず。 (作品の中に多様なキャラクター表象を増やそうとする取り組みを「リプレゼンテーション」といいます) また、この国の知識階級の男たちはみんな身体を鍛えているんだ、と、古代ギリシャの「理想の男」の価値観に則ったキャラクター造形にも注目。 賢いキャラ=眼鏡で細身体型で……というステレオタイプイメージをくすぐっていて、興味深いです。 お姫様の恋の相手のキャラクター造形にも注目。
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長い壮大な物語を読んだような読後感、そして、作品全体を通して感じるほんわかした柔らかい雰囲気に満ちた世界観。 いろんな愛が紡がれていく過程と、そこから生まれた愛が後世へ受け継がれていく回想。 大団円を迎える、まさに物語らしい温度感ある作品でした。 謙虚さと気品をもったサーラと陽気さと叡智をもったナランバヤルから、容姿ではなく内側にある魅力の尊さについて改めて考えさせられました。
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岩本ナオ先生の独特のテンポと間と ほのぼの描写と絵柄が大好きです。 だからこそ街でうわさの天狗の子みたいな ファンタジー要素を日常に落とし込む話の方が 個人的には好きなので、 この物語は一度読んでお腹いっぱいになり、 手離してしまいました。 でもやっぱり可愛いです。
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些細なこと(犬のう〇〇の片付け)でもすぐ戦争騒ぎになる仲の悪い隣国、A国とB国。神様はそんな両国を憂い、A国はいちばん美しい娘をB国に嫁がせ、B国はいちばん賢い青年をA国に婿にやるようお告げを下します。 A国の王女サーラとB国の技術師ナランバヤルはそんな最中で偶然出会います。 ふ...
些細なこと(犬のう〇〇の片付け)でもすぐ戦争騒ぎになる仲の悪い隣国、A国とB国。神様はそんな両国を憂い、A国はいちばん美しい娘をB国に嫁がせ、B国はいちばん賢い青年をA国に婿にやるようお告げを下します。 A国の王女サーラとB国の技術師ナランバヤルはそんな最中で偶然出会います。 ふんわりした御伽噺のようで、スリリングな展開があり、笑いあり、胸熱ロマンスありで、とても充実した濃い物語でした。 サーラが美少女ではなく、ナランバヤルがイケメンでないのがむしろこの物語にはピッタリで、とてもピュアで好感が持てます。 アニメ版も見てみたいですね。
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映画を観て、好きだったので、原作買ってみた。内容も、セリフまわしもほとんどそのまま。ただ、背景の描き込みがまるで違う。映画は凄かった。それに、音楽がピタリとハマっていて、 エヴァン・コールの良さを再確認。サントラも買ってしまった。観てない方は、少女マンガもイケるなら、是非観て欲...
映画を観て、好きだったので、原作買ってみた。内容も、セリフまわしもほとんどそのまま。ただ、背景の描き込みがまるで違う。映画は凄かった。それに、音楽がピタリとハマっていて、 エヴァン・コールの良さを再確認。サントラも買ってしまった。観てない方は、少女マンガもイケるなら、是非観て欲しい。 他の岩本ナオの作品を買ってもいいかなと思うくらいには、原作も面白かった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画の予告を観て興味を持ち、調べたら全一巻ということだったので早速読んだ。また、読んだ後で『このマンガがすごい!2017』オンナ編1位を受賞していることを知り、得した気分。 国同士のいさかいのなりゆきから、お互いに配偶者のフリをする羽目になった2人が惹かれ合い距離を縮めていく過程やすれちがいがかわいらしい。(なぜかナランバヤルは江戸っ子のような話し方なのが不思議だった) 冒頭からおとぎばなしのようなテイストではあるが(あの魔法のステッキを持った神様は一体!?)、長年いがみ合う国同士のいさかいを、戦争ではなく国交を開いて水路を作ることを目標におさめていくところがよかった。 一回目に読んだ時は先を急ぎすぎて展開やセリフについていけないところもあったが、二回目はじっくりと読んでストーリーやセリフを堪能することができた。全体的にかわいらしい絵柄の中、一人異彩を放つあの建築家のモデルは安藤忠雄!?
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映画→原作。 原作はやはり安定の読み応え。映画と違いを比べながら読むのも面白かった!スペシャル版にして正解!
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アニメ映画化って聞いて、そういえば持ってたな、と思い再読。 初見は評判良い作品ってきいたので買ってみたんだけど、感動!とまではいかなかったという印象だった。 話はキレイにまとまってるし、独特の世界観と絵柄はハマる人にはハマるのかも。 ただマロニエの時もそうだったけど、この作家さん...
アニメ映画化って聞いて、そういえば持ってたな、と思い再読。 初見は評判良い作品ってきいたので買ってみたんだけど、感動!とまではいかなかったという印象だった。 話はキレイにまとまってるし、独特の世界観と絵柄はハマる人にはハマるのかも。 ただマロニエの時もそうだったけど、この作家さんの作品は二度三度読み返してじわっと面白さがわかってくるのかも。私の読解力のせいかもだけど。 アニメはちょっと面白そうに見えた。
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金の国 水の国 (フラワーコミックスアルファスペシャル) 著作者:岩本ナオ 発行者:小学館 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecoll...
金の国 水の国 (フラワーコミックスアルファスペシャル) 著作者:岩本ナオ 発行者:小学館 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 賀来賢二さん、浜辺美波さんが声優に努めて、アニメ映画化! 公開日:2023年1月27日(金)〜 公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/kinnokuni-mizunokuni-movie/ Twitter:https://twitter.com/kinmizu_movie
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