グーグルマップの社会学 の商品レビュー
地図の社会学。地図が歴史的にどのように位置づけられていたかからはじまる。俯瞰として眺めていた地図が、グーグルマップによって自分中心の視点に換わったと説く。国土地理院の5000分の1の「地図」から、雑誌の特集にあるようなターゲットにフォーカスした「マップ」になり、カーナビが登場し、...
地図の社会学。地図が歴史的にどのように位置づけられていたかからはじまる。俯瞰として眺めていた地図が、グーグルマップによって自分中心の視点に換わったと説く。国土地理院の5000分の1の「地図」から、雑誌の特集にあるようなターゲットにフォーカスした「マップ」になり、カーナビが登場し、個人の視点が自分の視座になるグーグルマップに発展したと。昨今のポケモンGOはまさにリアルと地図とゲームを一体化した内容で、この本の先を行っているのかも、と思う。
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2時間ほどで読了。これまでの地図とグーグルマップとの違いをうまくまとめられてる。ただし全体的に薄口な内容。
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<目次> はじめに 第1章 地図の社会学 第2章 グーグルマップ前史 第3章 グーグルマップの現在 第4章 グーグルマップが閉ざす/開く世界 第5章 グーグルマップの未来 <内容> 地図の社会学。特にグーグルマップを中心としたネットマップがもたらしたもの、失くしたもの...
<目次> はじめに 第1章 地図の社会学 第2章 グーグルマップ前史 第3章 グーグルマップの現在 第4章 グーグルマップが閉ざす/開く世界 第5章 グーグルマップの未来 <内容> 地図の社会学。特にグーグルマップを中心としたネットマップがもたらしたもの、失くしたものが描かれる。特に気になったのは、グーグルマップで地図から自分の行きたいところだけが切り取られる(ズーム化される)結果、周りを見渡すことがなくなる、ということ。観光地などに行くと、ピンポイントで混んでいて、そこからちょっとずれると空いている。あるいはテレビやネットで紹介された後だけ混む、ことが気になっていたが、この本によると、ネットマップでは、GPSと連動すると、現在地から目的地までが、行き方すら明示される。結果、周りを何も見ないし、目的を達するだけで満足する、と書かれている。自分の見てきたこと、感じたことが納得できた。
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