金メダル男 の商品レビュー
映画の公開がされるということなので原作を読んでみたくなり手に取りました。 小説というジャンルよりも台本というかコントをそのまま読んでいるような感じで テンポが良く読みやすく映像が脳裏に浮かびやすかったです。 全く同じ世代ではないですが、 やや同じような世代を歩いてきたので登場...
映画の公開がされるということなので原作を読んでみたくなり手に取りました。 小説というジャンルよりも台本というかコントをそのまま読んでいるような感じで テンポが良く読みやすく映像が脳裏に浮かびやすかったです。 全く同じ世代ではないですが、 やや同じような世代を歩いてきたので登場して来る 大きな事件、出来事、ヒット曲、映画、その当時流行ったものなど あらゆるものが懐かしくてまるでタイムスリップしたかのようで これだけ楽しむのもなかなかおつでした。 主人公の泉一が何度か甘酸っぱい思いをしてきたのも男子だけでなく、 女子も同じであり共感することが多々あり、 これも懐かしみながらくすりと笑えてしまいました。 小学校の徒競走で一等賞をきっかけに常に 一番を目指し続けるという姿勢は良いものの、 それがかえって裏目に出てしまい波乱の人生を 送ってしまうのかと思わされました。 けれどこのあきらめず、懲りない、へこたれないというのが 人生明日はどうなるのか分からないということから考えると その時々に全力をかけて頑張ってきたことが この泉一とって全部が宝物だと思えました。 どんな事でも変わらずに自分らしく全力に生きていくと 前向きな行動力にとても救われて、同じように元気が貰えました。 この小説は一人舞台『東京オリンピック生まれの男』を元にして 作られたので内村さんも色々な思いが込められています。 不器用だけれどいつも全力で懸命に生きていく これが一番シンプルで大事ということが分かる作品でした。
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Hey!Say!JUMPの知念侑李さんとウッチャンナンチャンの内村光良のダブル主演映画「金メダル男」の制作が始まったと知ってからずっと原作を読んでみたい!と思っていた。 「先のことなんて誰にもわからない。ただ懸命に生きていく」、懲りない、へこたれない、あきらめない泉一の波瀾万丈、怒涛の生き様がたくましくもあり、切なくもあり。 わたしも今日を懸命に生きるぞ!と自然、活力が湧いてくるとともに、ますます映画の公開が楽しみになった。 知念くんが小手男爵を始め、体操部、陸上部、卓球部での泉一の姿をどう演じるのか、とりわけ、田原俊彦の『哀愁でいと』のものまねや、ミスター中庭『表現部』を創設した泉一が文化祭で発表した『坂本龍馬〜その生と死〜』のシーンが楽しみ! もちろん、ショッピングモール街のシルク・ド・ソレイユを演じる内村さんも無人島での内村さんを見るのも楽しみで仕方がない。
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