パブリックスクール 八年後の王と小鳥 の商品レビュー
いやあ、重厚。エドの背負うものの大きさに立ち向かう礼。解き放たれて楽に生きるのではなく、エドの持つ名声やお金だけでなく、血統や責任・蔑みや中傷を抱えたまま、それごと愛す、自分もそれを受ける決心をする。その過程が、うまく言えないんだけど、ひとつひとつ納得の行くエピソードの積み重ねで...
いやあ、重厚。エドの背負うものの大きさに立ち向かう礼。解き放たれて楽に生きるのではなく、エドの持つ名声やお金だけでなく、血統や責任・蔑みや中傷を抱えたまま、それごと愛す、自分もそれを受ける決心をする。その過程が、うまく言えないんだけど、ひとつひとつ納得の行くエピソードの積み重ねで、すごく良かった~! 八年目のクリスマスも可愛らしくて(エドが)良かった~❤️
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こんなBLがあったとは。という嬉しさ。 何気なく買ってみたこのシリーズですが、結局この最終巻まで夢中で読んでしまいました。 むしろ途中からもったいなくて読めないくらい。 この巻はいらなかったかも、という感想もありますが、個人的には読んで良かったです。 8年後にようやくすべてが礼とエドの中で飲み干せた、そんな感じ。 エドのひたむきな努力に涙。 なんというか、うまく言葉にできないけれど、愛すること愛されること、互いにどちらもしているから後半特に胸がいっぱいになりました。 最後に礼がパブリックスクールでのことを振り返るシーン。12年間を本当に一緒に体験してきたかのような懐かしみが湧きました。 読んで良かったです。出会えてよかった。 続刊がもうすぐ出るのでそれを糧にしたい。
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1巻2巻がKindleで出た〜! と思ったら全3巻だったという。3巻は今まで据え置かれていたSS的な内容の長編だった。 パブリックスクールにいた頃は「愛さえあれば、たとえ好かれていなくても生きていく希望がある」が支えだったのに、社会に出てから容赦なく突きつけられる「愛さえあれば...
1巻2巻がKindleで出た〜! と思ったら全3巻だったという。3巻は今まで据え置かれていたSS的な内容の長編だった。 パブリックスクールにいた頃は「愛さえあれば、たとえ好かれていなくても生きていく希望がある」が支えだったのに、社会に出てから容赦なく突きつけられる「愛さえあれば本当に生きていけるのか?」という問題に立ち向かう本作。すごい。 これが新書ではなく文庫で、三冊できれいに終わったことがすごい。プレゼントに最適だし、誰でもそこそこ気軽に読めるではないか。 改めて身分の差を突きつけられて、それを乗り越えて開き直った礼は改めてかわいいし、礼のために生きるのきめたエドのかっこよさが半端ない。BLの攻めたるやこうでないと。
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