気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている の商品レビュー
ああそういわれると確かに気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている。そう思って手に取ったこのエッセイ。地方都市でもわかるチェーン店もあれば、知らん店もあるし、そういや東京行ったらやたら目についたな、そうかチェーン店かと納得した部分もある。だけど、それなりのおっさんがチェーン店の...
ああそういわれると確かに気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている。そう思って手に取ったこのエッセイ。地方都市でもわかるチェーン店もあれば、知らん店もあるし、そういや東京行ったらやたら目についたな、そうかチェーン店かと納得した部分もある。だけど、それなりのおっさんがチェーン店のメシで能書き垂れるというのもシュールだと思った次第。
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8歳年下の「後輩」の、テンション高いチェーン店談義を聞いているように読んだ。著者とは、追憶ののりしろが多い。ただ千葉の田舎で青春~就職という自分には未来店のチェーン店が多い。地元にある9店、地元にはないが行ったことがある6店。「孤独のグルメ」に触発されて非チェーン店で外食するよう...
8歳年下の「後輩」の、テンション高いチェーン店談義を聞いているように読んだ。著者とは、追憶ののりしろが多い。ただ千葉の田舎で青春~就職という自分には未来店のチェーン店が多い。地元にある9店、地元にはないが行ったことがある6店。「孤独のグルメ」に触発されて非チェーン店で外食するようにしている自分だが、神奈川や沖縄限定のようなチェーン店だったら行ってみたい。
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砕けた陶酔型の文章で親近感があって好き。語彙も豊かで阿川佐和子の男性版みたいな。 聞いたこともない関東のチェーンも多いが、描写でイメージが湧く。短い文で勢いがあってさっと読める。
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知らない店を知りマップ検索し近くにないと嘆く本。味よりこの会社の戦略はこんな特徴があってとか、俺は友達とこんな食い方をしたとか、ある種偏見が面白い。わかってないなと笑うもそんな過ごし方もありと膝を叩くもよし
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※このレビューにはネタバレを含みます
コロナ前のデフレがずっと続いていたころの気分が泣けそうに懐かしい。こういう感じが続きそうに思えた。時代の空気がみっしりと戻ってくる。書き手の力というのはこういうものか。いやいや違うだろに始まって言いたいことはいろいろあるし、おいおいというのも少なくないけれど、それらを吹き飛ばす喚起力がある。
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本著を読んでからルートビアを飲んだ ドクターペッパーに湿布を混ぜたような味だった ただなかなかどうして癖になる味わい
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めしばな刑事タチバナ的な、チェーン店行くときになんかふと思い出せるようなネタを仕入れたくて読んだ。なぜかこういう本が好き。 ファミールって、そういう名前だったっていう認識はないんだけど、自分が小さい頃親とヨーカドー行ってお昼に行っていたファミレスって、ファミールだったんじゃないか...
めしばな刑事タチバナ的な、チェーン店行くときになんかふと思い出せるようなネタを仕入れたくて読んだ。なぜかこういう本が好き。 ファミールって、そういう名前だったっていう認識はないんだけど、自分が小さい頃親とヨーカドー行ってお昼に行っていたファミレスって、ファミールだったんじゃないかな。まだあるのかなー。
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「70年代生まれの我々が、子どもの頃から慣れ親しんできた味は、チェーン店のものではなかったか」。安くて便利、そこそこ美味くて気軽だから、今日も自然と足が向く。誰もが知る35店の「あるある」と「なるほど」が満載。気鋭のコラムニストが綴った、雑誌「散歩の達人」の人気エッセイを、大幅に...
「70年代生まれの我々が、子どもの頃から慣れ親しんできた味は、チェーン店のものではなかったか」。安くて便利、そこそこ美味くて気軽だから、今日も自然と足が向く。誰もが知る35店の「あるある」と「なるほど」が満載。気鋭のコラムニストが綴った、雑誌「散歩の達人」の人気エッセイを、大幅に加筆して文庫化!(表紙裏) 結構知らないところが多かった(12店)。 チェーン店の雑学を増やすというよりは感情優先のエッセイで、だからこその面白さがありました。 ところどころクドく感じた個所もありましたが、概ね好印象なので、他のエッセイも読んでみたいと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
雑誌の中で手軽に読めるエッセーとして連載されたのなら、こんなものか。深く掘り下げた研究書でもなければ、チェーン店をこよなく愛するファンの書でもない。作者自身の青春の思い出とやらを良く行っている(た)お店を背景に、お手軽に読み飛ばし上等で書いた1冊。 王将の扱いが悪い、関西人の俺にはちょっと残念だったが、社長が暗殺され数百億円のブラックマネーが流れる中華料理屋ともなれば、冷静に考えたらこんな扱いになるんか…
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箸休めで手に取った本なのに色々考えさせられた。文章は終始おちゃらけに徹しているが、最後の章は何ともしんみりさせられる。文中で語られる外食チェーンの栄枯盛衰ぶりや"飲食業界の国内需要は限界"という言葉に時間の残酷さを感じずにはいられない。読み進める内に家族で行っ...
箸休めで手に取った本なのに色々考えさせられた。文章は終始おちゃらけに徹しているが、最後の章は何ともしんみりさせられる。文中で語られる外食チェーンの栄枯盛衰ぶりや"飲食業界の国内需要は限界"という言葉に時間の残酷さを感じずにはいられない。読み進める内に家族で行った外食の思い出が蘇ってきた。父はよく外食に連れて行ってくれた。思春期を迎えいつしか煩わしくなったが、今ではとても恋しく思える。大切なのは"何処で"食べるかではなく"誰と"食べるか―。祖父母が連れて行ってくれた「ハングリータイガー」は今でも思い出せる。
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