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内田樹の生存戦略 の商品レビュー

3.1

16件のお客様レビュー

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2024/05/17

中日新聞によくこの方の評論が掲載されているので、本も読みたくなって図書館で借りてきた。語彙が豊富で、あまり馴染みのない言葉も出てくるが、文章は大変読みやすい。バッサリ斬る返信もあって、面白い。

Posted byブクログ

2020/12/22

本人も仰っている通り筆者の本でよく出てくる内容が多かったが、個人の悩みという具体的な内容に対する意見だったので、これまでの筆者の本の内容を落とし込むのに良かった。 政治的な意見に関しては少し過剰に悲観している内容が見られる。

Posted byブクログ

2020/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

月刊誌の「人生相談」に連載された相談を本にした。相談には本当にいろいろなものがある。こんな事まで相談するのかと思うものまで内田先生はきっちりと返答されている。 例えば、 相談者「この国はいったいどうなってしまうのでしょう」返信「『この国はいったいどうなってしまうんでしょう、誰かなんとかしてください』という言い方はやめましょう。それは自分で考えないとね。いったいこの国をどうしたらいいのか、政治家もわからない。メディアもわからない。学者もわからない。誰に訊いてもわからない。」 相談「独立しようか迷っています」返信「独立志向の強い人は他人に訊いたりしません」 相談「武道はセックスにも効きますか?」返信「セックスは脳内幻想。身体と関係ないです」 胸を空くような回答ばかりだ。

Posted byブクログ

2020/01/16

内田樹さんの本はすきだけど ひとつ⁉︎ (死んでも続く人生を生きてるうちにどう準備するか)ってとこ読んで ゾッとした だって 正に 私の父は 生きてる時は(私の中では)死んでたのに 死んでから 急に 「あの人が生きてたらどうしただろう?」 と 私の中...

内田樹さんの本はすきだけど ひとつ⁉︎ (死んでも続く人生を生きてるうちにどう準備するか)ってとこ読んで ゾッとした だって 正に 私の父は 生きてる時は(私の中では)死んでたのに 死んでから 急に 「あの人が生きてたらどうしただろう?」 と 私の中では 生き返ってきたから 私も 我が子に照準して "死んでも続く人生" (死んでも続く人生を生きてるうちにどう準備するか)ってのを考えたけど 嫌だね 死んだら 綺麗に消えたいわ

Posted byブクログ

2019/08/16

心に響くフレーズ!! 「今のところ靖国公式参拝をアメリカは黙認しているが、あれは理屈から言えば、ドイツの首相がヒトラーの墓参りをしているようなものなんです。これ以上堂々とやられたら、アメリカだって堪忍袋の緒が切れる」

Posted byブクログ

2018/02/27

配偶者の選択にうるさい条件をつけてはいけない,異性が10人くらいいたら3人,できれば5人は結婚のストライクゾーンに入るくらいの境地に達してほしい・・・云々,内田樹らしくて,もっともな考え方かと,妙に納得。

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2018/02/18

夢中で読みました。さすが内田樹さん。 全て同意はし兼ねますが、どれも根拠がある話で面白かった。 読者?からの大雑把な質問にズバリと答える痛快さがあります。結構難しい話も含まれていますが、流れるような論調が気持ちいい。特に前半はテンポよく切っていくので気づいたら全部読み終わってます...

夢中で読みました。さすが内田樹さん。 全て同意はし兼ねますが、どれも根拠がある話で面白かった。 読者?からの大雑把な質問にズバリと答える痛快さがあります。結構難しい話も含まれていますが、流れるような論調が気持ちいい。特に前半はテンポよく切っていくので気づいたら全部読み終わってます。 教育に携わる身としては、学ぶことが消費になったという話はとても興味深かった。なにやっときゃいいですか、という質問に違和感を感じていたけど、なるほど、それは最小限の浪費で必要最低限の結果を得ようとする態度だから違和感があったわけだ。 こんなこと質問する前にとりあえず行動したらいいのに、と思う相手にはちゃんとそういった論調で突き返していて容赦がなくてよかったです。 人を不快にさせる批判ではなくて、根っこに知識と教養と思考力があるのでとても気持ちが良い批判になってる。 痒いところに手が届く感じです。 後半は安倍政権についての話も増えてくるのですが、これまでピンとこなかった安倍ちゃんの改憲論だとか、独裁政権だとか、そういうものにもありあまる批判力で物申す。 知的な本を読みたい人にオススメ。きっと新しい視点でものが見られると思います。

Posted byブクログ

2017/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 内田さんにはかなわないなと常々思う。後半は日本(の政府)に対する憂いをこれでもかと表現しているが、おそらく「俺が言わなきゃ、誰が言う」マインドがあるから言っているだけで、本気で日本が戦争するなんて思っていないと思う。  また、内田さんがしきりに「知的に生産的」ということを仰っていることからも、議論の種を提供しているぐらいの気持ちなのだろう。(少し好意的に解釈しすぎか)  また、ほんの1ページの中の数行に過ぎないのだが、天皇陛下の真意が護憲にあるというのを知っただけで、陛下に報いねばという気持ちになった。陛下ほど思いやりと深い思慮を持って、日本国を思ってくれている人はいないと心から信じることができる。そう思い、涙が出てきた。陛下の御意思は何としても尊重したい。それだけの力が陛下にはあることに今自分で驚いた。

Posted byブクログ

2017/05/22

ウチダ節がたっぷり聞けて、勉強になりました。 ご本人も仰っている通り、悪い予測がほとんど当たっていて、暗澹たる気持ちになっています。 国民全体が成熟しないと、ほんとうに日本がダメになってしまう。

Posted byブクログ

2017/03/21

2016年ウチダ先生刊行ラッシュのひとつ。 厳しくも温かい人生相談への切り返し。 世の中を見つめる上でのしなやかな知性。 この人みたいな考え方に、どうやったらなれるのか。

Posted byブクログ