パリピ経済 の商品レビュー
マイルドヤンキーで有名な博報堂ブランドデザインの原田氏の著書。構成は同じような感じで、マーケティングの本なのかホイチョイの本を読んでるのか、というイメージ。 以下メモ ●15年ハロウィン市場規模は約1220億。11年は560億だった。14年のバレンタインは約1080億。 ●80...
マイルドヤンキーで有名な博報堂ブランドデザインの原田氏の著書。構成は同じような感じで、マーケティングの本なのかホイチョイの本を読んでるのか、というイメージ。 以下メモ ●15年ハロウィン市場規模は約1220億。11年は560億だった。14年のバレンタインは約1080億。 ●80〜90年代にも遊んでいる若者や流行に敏感な若者は存在。しかしネットやSNSがなく口コミやチラシらポケベルやPHSしか情報拡散ルートがなかった。それゆえ流行りをマスに一斉伝導する役割はマスコミ。しかしスマホやSNSが普及した今は、影響力のあるパリピが引き金のケースも出てきた。 ●イノベーターがフィクサー。アーリーアダプターがパリピ(他称)。アーリーマジョリティがサーピー(自称パリピ)。レイトマジョリティがパンピー。フィクサーとパリピは閉じてるか開いてるか。パリピとサーピーは人とつながるか、閉じられたサークル内の活動か。 ●イノベーターとアーリーアダプターの合計16%に普及すれば一気に普及する。キャズム超え。 ●90年代のイベサー等で実業的な権力を持ちたがる傾向は現在のフィクサーやパリピにはない。したがって当時のイベサー代表的な人は、現在で言うところのサーピーの頂点。 ●東京ストリートニュースは、トレンドを作ったり発信するというよりは、巷の高校生たちの間のムーブメントを「追う」というスタンスであり、発信者ではなく拡散者だった。
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大人が読んでもきっと「?」という反応だと思うが、元パリピや、パリピが周囲に生息している人は、「あるある(笑)」という感覚で苦笑しながら、少しコバカにしながら楽しく読めるはず。マーケティング経済書というよりは、パリピ観察記に近い。 著者の原田さんは、「マイルドヤンキー」という言葉を...
大人が読んでもきっと「?」という反応だと思うが、元パリピや、パリピが周囲に生息している人は、「あるある(笑)」という感覚で苦笑しながら、少しコバカにしながら楽しく読めるはず。マーケティング経済書というよりは、パリピ観察記に近い。 著者の原田さんは、「マイルドヤンキー」という言葉を浸透させるなど、この分野に詳しくテレビでもよく解説をされている方。序章の「パリピは多幸感を得られるものに対する嗅覚が異常に発達しており、現代の厳しい社会情勢においても決して心が折れたりせず、『人生をアゲアゲで楽しむプロ』である」という言い方しかり、いちいち小気味良い。
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「マイルドヤンキー」「オタク」に続く第3弾なのか。流行を作り出すわけではなく、流行に敏感に反応して広める「パリピ」を取り上げ、その特徴、生態を探る。
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