特捜部Q 知りすぎたマルコ(上) の商品レビュー
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 知りすぎたマルコ 上巻』を今朝から聞き始める。 今回の黒幕は、金融危機で潰れかかった銀行を延命させるために、カメルーンの開発援助を隠れ蓑に、政府資金を詐取しようという銀行の大株主、頭取、外務省開発援助事業評価事務局局長のグル...
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 知りすぎたマルコ 上巻』を今朝から聞き始める。 今回の黒幕は、金融危機で潰れかかった銀行を延命させるために、カメルーンの開発援助を隠れ蓑に、政府資金を詐取しようという銀行の大株主、頭取、外務省開発援助事業評価事務局局長のグループ。現場経験のないローセのために放火事件の聞き込みをしていたローサは偶然、剥がれかかった広告ポスターを目にする。それは、カメルーンからの帰国後、行方不明となった外務省職員ヴィルヤム・スタークを捜す「尋ね人」のポスターで、スタークの件は特捜部Qの未解決事件リストにも入っていた。ポスター貼りを途中でやめて逃げ出した少年はマルコだった。クラン(一族)の秘密を知ってしまったマルコは、クランの子どもたちを虐待し、盗みをさせていた首領ゾーラに命を狙われ、逃亡中の身だったのだ。 オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 知りすぎたマルコ 上巻』の続き。 クランの連中に携帯電話を奪われたマルコの周辺に、ゾーラの魔の手が忍び寄る。滞在先のクリーニング店を家探しされ、世話になった家主を傷つけられたマルコは居場所を失い、コペンハーゲンの街中に身を隠す。殺されたスタークのポスターから、彼の遺族(同棲中の恋人とその病弱な娘)の居所をつきとめたマルコは、スタークに何が起きたかを知るために、2人を訪ねてスタークの家に向かう。そこでは、ローセに説得され、ようやくスターク失踪事件の捜査に乗り出したカール・マークが、残された手がかりがないか、探し回っていた。ようやく2人に接点が生まれそうだ。 オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 知りすぎたマルコ 上巻』の続き。 スタークの家に忍び込んで事件の真相を探っていたマルコはそこで、何かを探しに現場に舞い戻ってきたゾーラの一味と鉢合わせになり、マルコがスタークの一件に探りを入れていることがゾーラに伝わる。ゾーラにスターク殺害の件を依頼した銀行の一味にもその事実が伝わり、すみやかにマルコを殺して口封じをしないと、自分たちの身が危ないと悟る。銀行一味にも仲間割れが生じ、銀行監査役会会長のイェンス・ブラーゲ=スミトと銀行頭取のタイス・スナプはいざとなったら外務省のレニ・イーレクスンに罪をおっかぶせて逃げようと画策する。が、その意図を察知したレニは逆に、彼らとの関係を断ち、自分だけが生き延びるための方法を画策する。スタークが残した書類を改ざんし、銀行への資金韓流の隠れ蓑として利用したバカ・プロジェクトの真犯人をスタークに押し付け、古い友人のタイス・スナプへの時限爆弾を仕込んだのだ。 マルコはスタークの尋ね人のポスターを作成した母娘マリーネ&ティルデ・クリストファンの家に行き、彼女たちの顔を垣間見る。ティルデは真実を知る必要がある。意を決し、身元を偽って警察に届け出ようと警察署に赴いたマルコだったが、たまたまそこに居合わせたカール・マークと目があい、ふたたび逃亡する羽目に。マルコが残した痕跡から、名前はわからないが、ウスタブロー図書館に入り浸って熱心に本を読んでいた少年のことが浮かび上がる。 オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 知りすぎたマルコ 上巻』が今朝でおしまい。引き続き『下巻』を聞き始める。 殺されたスタークも開発援助を隠れ蓑に公金横領していた、一緒に暮らすティルデ・クリストファンの治療費を捻出するために。どんな事情があったにせよ、外務省の局長とその部下が別々のルートで税金ドロボーを働いていたわけで、脛に傷持つ上司が部下に責任をなすりつけるための格好の舞台が整った。まあ、上司のレニも根っからの悪党というわけではなさそうで、すぐにボロが出そうではあるんだけど。いまのところ、いちばんかしこく立ち回っているのは、知りすぎたマルコ本人かもしれない。
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『特捜部Q』シリーズ第5巻。冒頭公金の横領に絡む事件から始まり、謎の犯罪集団によって物乞いやスリをさせられてきた少年マルコが、組織から脱走を図りと、読み始めたらページを捲る手が止まりません❗ いつマルコが、「特捜部Q」メンバーとどのように邂逅するのかと、とてもワクワクしながら読...
『特捜部Q』シリーズ第5巻。冒頭公金の横領に絡む事件から始まり、謎の犯罪集団によって物乞いやスリをさせられてきた少年マルコが、組織から脱走を図りと、読み始めたらページを捲る手が止まりません❗ いつマルコが、「特捜部Q」メンバーとどのように邂逅するのかと、とてもワクワクしながら読み進めました♫ 深刻でとても巨大な陰謀の一方で、カールの私生活に変化があったり、頼みの上司が突如リタイアしたりと、読みどころ満載の傑作警察小説です❗
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※このレビューにはネタバレを含みます
プロジェクトのお金を詐欺行為で着服している話と すりや物乞いで生計をたてているクランの話が 混ざり合った所で話が展開していく。 マルコを中心に。 知りすぎたマルコ。 良かれと思って助け舟を出したのに、逆に恨まれたり。 クランをいつか抜け出したいという思いは 頭が良いだけに、色んな事に気づいてしまい、 今、抜け出さないと危険になってしまった。 逃げる間に、更に知ってはいけない事を知ってしまい、危険度がUP。 必死で逃げて、やっと、ちょっと落ち着ける居場所をみつけたと思ったのに、クランにみつかり、親切にしてくれた人々から、追い出されてしまう事に。 マルコが生きて行く為の知恵をつけてくれたり、あんなに親切にしてもらっていたのに、クランの連中が乗り込んできたせいで、彼らの安全も侵害されてしまった。 辛いよ・・・ マルコの辛さと、親切にしてくれてた人達の気持ちと 背景にこんな事がなければ、マルコはあのコミュニティの中で、やさしさに包まれながら生きていく事もできたかもしれないのに。 ゾーラ マルコにとっての悪の根源 最低最悪の馬鹿野郎。 自分さえよければ、それでいいという考え方のヤツ。 こんなヤツがクランの党首だもの。最悪の事しか起こらない。逆らうと何されるかわからないから、みんな我慢して・・・ 集団で反旗を翻すという事も考えられなくなるほどの恐怖政治(政治ではないけれど)だったんだろうな・・・ 逃げる過程で見つけてしまった死体。 生きて行く為に頑張っていた時に見つけた古い人探しのポスター 死体の人物は、殺害された。 誰に?ゾーラ?しかし、何故? あの時、 最初にマークに出会った時、 全てを打ち明けておけば、ここまで必死に逃げなくちゃいけなくなることはなかったんだよね。 でも、不法滞在者だから、警察に見つかる訳にもいかなくて・・・ 誰も信じられない状況で、一人で、良く頑張ってるよ。 読んでるこっちは、君のことが心配で心配で、 いったいいつになったら、マーク達に保護されるんだってやきもきしながら、気づいたら上巻読み終わってたよ。 全くもう!
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なにせ先に映画見ちゃったのでね 映画はシリーズ中で一番面白くなかったから期待もしてなかったのだけれどなんだこれは! めっちゃ面白いじゃん!
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特捜部Qシリーズ。 この作家は暗い過去、思い出したくない過去を書くのが本当に上手い。 序盤のマルコの逃走劇と横領の黒幕たちと特捜部Qの面々の対比が素晴らしく、逃走劇がハイスピードで周りを巻き込んでいくのが読んでいてハラハラした。 作中に出てきた「バタフライエフェクト」がこの作品に...
特捜部Qシリーズ。 この作家は暗い過去、思い出したくない過去を書くのが本当に上手い。 序盤のマルコの逃走劇と横領の黒幕たちと特捜部Qの面々の対比が素晴らしく、逃走劇がハイスピードで周りを巻き込んでいくのが読んでいてハラハラした。 作中に出てきた「バタフライエフェクト」がこの作品にも起きていたのを読み進めるうちに理解するし、序盤から願っていた悪党達への天罰が一部特捜部Qによって、それ以外はお互いの猜疑心から破滅へと向かうのは面白い。
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特捜部Qシリーズ。恐るべき犯罪の一端を知ってしまった少年が自らの生命と自由のため逃げ回る。少年と特捜部の視点が入れ替わりながら物語は進むが少年の視点が多く、この刊の主役は少年である。少年を追う犯罪者と事件を追う特捜部が少年に振り回され、追う者と追われる者両方のスリルが楽しめる。ま...
特捜部Qシリーズ。恐るべき犯罪の一端を知ってしまった少年が自らの生命と自由のため逃げ回る。少年と特捜部の視点が入れ替わりながら物語は進むが少年の視点が多く、この刊の主役は少年である。少年を追う犯罪者と事件を追う特捜部が少年に振り回され、追う者と追われる者両方のスリルが楽しめる。またアサドとビャアンの関係も少し触れている
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コペンハーゲン警察が舞台のミステリー5作目。マルコは、失踪した外務省役人の遺体を発見することから、多くの追跡者に追われることになる。殺人や横領など、様々な犯罪が繰り広げられるが、毎回同様、カールと仲間たちの軽快なやり取りで、どんどん読み進められる。読後感は良好。
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特捜部Qシリーズ第五作。 人はなぜ自分の怠け心を棚にあげて、 努力する人の姿に胸を熱くするのだろうか。 いや、自分が怠け者だから、 犯罪を強いられる日々から抜け出したい、 もっと知識を得たい、 普通の家を持ちたいと望み、努力する「マルコ」に魅かれるのだろう。 そんな少年マルコの逃亡が気になって、 いつカール刑事たちと出会うのか、 危険な立場から抜け出せるのか、とハラハラした。 犯罪集団の手口を密告するという手段で、 なんとか危地を切り抜けられて、最後には望みの一端を手にする。 アサドの手を借りて。 (下巻に続く)
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3月-8。3.5点。 特捜部Q。 アフリカの開発援助にかかわる事件。 外務省役人が殺害され、盗犯一家のマルコが遺体を発見。 事情を知らないマルコに、魔の手が。 マルコのストーリー多し。哀しい生い立ち。 下巻に期待
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特捜部Qシリーズ5作目。 5作のタイトルを並べてみると、一番面白そうなのが“知りすぎたマルコ”。ハードボイルド感が満々だ。一番面白そうといっても、特捜部Qシリーズは“知りすぎたマルコ”から読んではいけない。助手のアサドとローセの連携が取れた取り調べが本書の山場の一つだが、4作目ま...
特捜部Qシリーズ5作目。 5作のタイトルを並べてみると、一番面白そうなのが“知りすぎたマルコ”。ハードボイルド感が満々だ。一番面白そうといっても、特捜部Qシリーズは“知りすぎたマルコ”から読んではいけない。助手のアサドとローセの連携が取れた取り調べが本書の山場の一つだが、4作目までに語られるアサドとローセの来歴や個性が、そのシーンに厚みを加えるからだ。 軽犯罪を繰り返す一族グループから抜け出たマルコは更正の道を探っていくが、政府補助金を巡るトラブルに一族グループが関わっていたことから、マルコは複数の組織から追われることになる。マルコは特捜部Qと組織との間を逃げまどうが、カールを中心にした特捜部Qが魅力的な解決へと導いてくれる。 期待を裏切らない1冊だ。
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