信じることをためらっている人へ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
クリスチャンは聖書の内容を全て事実だと思っているのか? 何故人間は生まれながらに“罪”があるのか? 私はこのような、キリスト教にまつわる(無知や偏見に基づく)疑問をいくつか抱いていたのだが、本書を読んである程度解消できた気がする。 曰く聖書は「信仰の証言集」である、と。曰く“罪(原罪)”とは犯罪や悪事ではなく「神のほうを向いていない状態」を指す、と。 もちろん本書だけでキリスト教の全てがわかったとは言わないが、少なくとも怪しげな新興宗教やカルトとの区別や、キリスト教が深く関係している文学作品を読む際の一助にはなると思う。
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