毒殺協奏曲 の商品レビュー
有栖川さん、小林さんしか馴染みがないものの、「毒殺」縛りに惹かれて読みました。いろいろな作家さんの作品に一度に触れられるのが、アンソロジーの良いところ。篠田真由美さんの「完璧な蒐集」の雰囲気がとても良かった。
Posted by
+++ 致死量に詳しすぎる女、正統派の毒殺、ネットで知り合った女、身近すぎる毒、毒より恐ろしい偶然…サスペンスから本格まで、一冊に閉じ込めたバラエティ豊かな毒物語集。 +++ アンソロジーのお題が毒殺とは、まことに物騒である。だが、ひと言で毒殺と言っても、これほどバラエティ豊か...
+++ 致死量に詳しすぎる女、正統派の毒殺、ネットで知り合った女、身近すぎる毒、毒より恐ろしい偶然…サスペンスから本格まで、一冊に閉じ込めたバラエティ豊かな毒物語集。 +++ アンソロジーのお題が毒殺とは、まことに物騒である。だが、ひと言で毒殺と言っても、これほどバラエティ豊かな作品群になるものなのだと、改めて思わされる。どれも著者なりの趣向が凝らされていて興味深い。正統派あり、そうくるかという意表を突いたものあり、昔話の裏側を描いたものありと、見せ方もさまざまで愉しめる。毒を使って誰かを亡き者にするには周到な準備が必要とされる。その過程をも含めて、殺人者の心理に背筋が寒くなる心地の一冊である。そう考えると、女性作家の会のお題としてはふさわしいのかもしれない。
Posted by
「毒殺」縛りのアンソロジー。 アミの会(仮)ってば、本当に素晴らしい。 しかも、今回は男性作家もゲストで参加♪ 「毒殺」と言っても、いろんなアプローチがある。 有栖川さん、収録作の中でも、1、2を争う面白さ。 ああいう展開、実に私好みで最高。 柴田よしきさんは、タイトルで正太郎...
「毒殺」縛りのアンソロジー。 アミの会(仮)ってば、本当に素晴らしい。 しかも、今回は男性作家もゲストで参加♪ 「毒殺」と言っても、いろんなアプローチがある。 有栖川さん、収録作の中でも、1、2を争う面白さ。 ああいう展開、実に私好みで最高。 柴田よしきさんは、タイトルで正太郎シリーズを期待したのだけど、そういうこと!タイトルの意味も納得。 アミの会(仮)、これからも、こういうアンソロジーが出る ようで、すごく楽しみ。 「(仮)」がとれる日がくるのかどうか(笑)
Posted by
【収録作品】「伴奏者」 永嶋 恵美/「猫は毒殺に関与しない」 柴田 よしき/「罪を認めてください」 新津 きよみ/「劇的な幕切れ」 有栖川 有栖/「ナザル」 松村 比呂美/「吹雪の朝」 小林 泰三/「完璧な蒐集」 篠田 真由美/「三人の女の物語」 光原 百合 *それぞれ個性があ...
【収録作品】「伴奏者」 永嶋 恵美/「猫は毒殺に関与しない」 柴田 よしき/「罪を認めてください」 新津 きよみ/「劇的な幕切れ」 有栖川 有栖/「ナザル」 松村 比呂美/「吹雪の朝」 小林 泰三/「完璧な蒐集」 篠田 真由美/「三人の女の物語」 光原 百合 *それぞれ個性があって、読み応えのある短篇集だった。
Posted by
タイトル通り、毒殺をテーマにしたアンソロジー。本格的なミステリーが読みたくて、手に取ってみたが、やはり短編だとどこか物足りない。今まで読んだことのない作家さんの話もあり、全体的には面白かったと思う。
Posted by