くよくよマネジメント の商品レビュー
くよくよしている人間って 実は生きる姿勢に余裕があるんだ。ってこと? 津村さんの小説が好きだから初めてエッセイも読んでみたんだけどさ、 読み物としてはあんまり好きにはなれなかったなぁ。 そもそも、この本と私とでは「くよくよ」に対する認識が なんか違っている気がするしな。 どう...
くよくよしている人間って 実は生きる姿勢に余裕があるんだ。ってこと? 津村さんの小説が好きだから初めてエッセイも読んでみたんだけどさ、 読み物としてはあんまり好きにはなれなかったなぁ。 そもそも、この本と私とでは「くよくよ」に対する認識が なんか違っている気がするしな。 どうもしっくり来ないまま読了。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自己啓発というほど、激しくなく、こう思うよ、とかこんな風にもできるよ、のように、隣で話してるみたいな文章が穏やかでいいかも。だけど カウンセラーが何度も繰り返し話してたことと一致してて、凄いなと思った。 子どもの頃の自分を大人の私が抱きしめてあげる。 考え方の癖に気づいたら、違うほうに考えてみる。 公開しない生活をアナログなノートに記録する。
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私が苦手なタイプの「自己啓発」エッセイでした。 そもそも‟くよくよ”のとらえ方が自分と全く違うので、私には参考にならなかった次第。並べて‟サバサバ”のとらえ方も違うし、お喋りやコミュニケーションに対する価値観も違い過ぎて、読んでいて理解不能に陥りそうに…。 テレクラとカウンセリン...
私が苦手なタイプの「自己啓発」エッセイでした。 そもそも‟くよくよ”のとらえ方が自分と全く違うので、私には参考にならなかった次第。並べて‟サバサバ”のとらえ方も違うし、お喋りやコミュニケーションに対する価値観も違い過ぎて、読んでいて理解不能に陥りそうに…。 テレクラとカウンセリングを同等に扱われたときには心理学を学んだ者としては釈然としない気持ちになりました。 エッセイに定評のある津村さんだけに、普通に「二度寝シリーズ」から読んだ方が良かったかもしれません。 全体的にネガティブで読むのが辛かったです。
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津村さんの小説に出てくる、ぐじぐじ悩みぶつぶつと文句を心の中でつぶやきながらも、どこか地に足をつけて生きている主人公は、著者の分身なのだなぁと納得。分かってはいたけれど。 目からうろこが落ちるとか、世界が変わるような、強力なアドバイスはない。でも、薄々自分でも気づいていることが、...
津村さんの小説に出てくる、ぐじぐじ悩みぶつぶつと文句を心の中でつぶやきながらも、どこか地に足をつけて生きている主人公は、著者の分身なのだなぁと納得。分かってはいたけれど。 目からうろこが落ちるとか、世界が変わるような、強力なアドバイスはない。でも、薄々自分でも気づいていることが、丁寧で新鮮な言い回しで書かれてある。 やはり著者の小説が読みたいけれど、この本も、ときどき手に取って、パラパラと読み直し、「そうそう、そうだよね」とひとりうなずきたい。
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津村氏作品は、本作のようなかたちよりも、小説の中のくよくよ、というか生きづらさ、その中のほのかな強さ、のようなほうが好きだということがわかりました。本書の中のマンガはかわいくて、けっこうツボをついてます。
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いつもの津村さんの笑えて心なごむエッセイを期待していたら少し違い、まるで心理学のような、自己啓発本のような感じだった。正直、もうちょっと具体的な例を書いてほしいなあーとか思ったところもあったり。あと、2010年から2013年の雑誌連載をまとめたものだった。単行本化してくれるだけあ...
いつもの津村さんの笑えて心なごむエッセイを期待していたら少し違い、まるで心理学のような、自己啓発本のような感じだった。正直、もうちょっと具体的な例を書いてほしいなあーとか思ったところもあったり。あと、2010年から2013年の雑誌連載をまとめたものだった。単行本化してくれるだけありがたいけど、エッセイは新しいものを読みたい……。 なんて文句みたいに書いたけど、よかった。 くよくよしてもいいけどできればその一歩先へ、っていうようなことが、まったく偉そうではなく、押しつけがましくなく書かれていて。ためになった。たくさん共感した。 でも、反省もした。やっぱりわたしダメだなーとかさらにくよくよしたり(笑)。 津村さん、やっぱりすごいなと思った。いろいろ深い。若いのにとても考えている。尊敬する。津村さんのような人になりたい。少しでも「ましな」ほうへいけるように日々努力していける人。。。 わたしはここにいちいち感想も公表するし、ツイッターもやってるけれど、そういうのはやめたほうがいいのかな、とも思った。この文章を読んで。 「公開するための人生の部分」以上に、「公開しない人生の部分」に手をかけ、大切に持っていることが、自分自身の不安や虚しさに飲み込まれないためには必要なのではないでしょうか。誰に言葉をかけられなくても、また、いつかは言葉をかけられるはず、という期待にすがらなくても、自分で自分の願望や平穏さの傾向を観察して、ましな方に心持ちを向けられるということ。
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