ネコヅメのよる の商品レビュー

町田尚子(著者)

2022/06/01

ことあるごとに言っているが、猫絵本が好きだ。

かわいい猫絵本、ちょっぴり寂しい猫絵本は数多い。しかし本書にはまた違った魅力がある。

表紙を見てわかるように、やや写実的でふてぶてしい猫が登場する。

物語はダイナミックに進む。文字は多くない。

だがいったいなにが起こるのか、予想をするも当たらなかった。

作中、猫が一堂に会するシーンがある。猫が集まるというだけで素敵だが、そこに登場する猫たちの顔が、ああこういう猫いるよね、という感じでとてもよい。

猫の、猫独特の、センスのようなものがにじみ出ている。感動とも共感とも違う、不気味なプラスの感情が起こる。猫はやっぱり底知れないなあ、わかりやすいくせに。

2016/09/25

何と言っても絵が素晴らしい！
立てかけて飾って毎日見たいほどです。

何が「ネコヅメ」なのか、その発想も私には無かった見方で新鮮でした。おかげで、今後「その夜」を見つけるのが楽しみになりました。そして、飼い猫の剥がれ落ちた爪を見つけては「三日月」を思い出して、勝手に神秘的な気持ちに浸っています。

著者のあとがきも是非読んでほしいです。私と暮らす2匹の猫も元捨て猫でしたので、是非！

2016/06/29

表紙がインパクトあり過ぎて、ストーリーは期待したほどではなかったけれど、ネコわんさかなので良しとしよう。

2016/05/28

圧倒される画力と短い言葉に込められた思いが びんびん伝わってくる 大人の絵本。ずっーと手元に置いておきたい１冊です。

2016/05/19

表紙のインパクトがすごい。モデルは著者の愛猫・白木さん。決してホラーではありません^^。タイトルのネコヅメ、「猫詰め」かと思ったけど（たくさんの猫が出てくるので、猫が詰まった絵本という意味では「猫詰め」なのかもしれないけど^^）、その発想はなかった。今度夜空を眺めてみよう。表紙から裏表紙まで味わいつくせる、猫好き必見、いや必携の絵本。