警察は本当に「動いてくれない」のか の商品レビュー

佐々木保博(著者)

2018/12/19

インターネットが普及して誰もが知らないうちに犯罪の被害者になりえる時代に、ありそうでなかった元警察官が著した警察を動かす方法が書いてある。
警察の動かし方について書かれているのが、全181ページ中30ページとちょうどいい長さで飽きることなく読める。
良書。

2018/04/08

看板倒れの使えない本。正確にいうと使えるのは第3章のみ。警察の動かし方を学ぶという観点から読むに値するのはごく一部。
警察OBが書く本って警察という古巣への愛や根拠なき信頼感が溢れ出ていて非常に気持ち悪い。得々と警察内部の事情、しかも批判的な問題意識を欠いた「警察素晴らしい！」という礼賛を展開してくるので不気味。主張も、統計を引用したり客観的な事実に基づくものではなく、著者の経験という主観的かつ恣意的な価値判断に基づくもので、読むに値しない。特に、体感治安の悪化こそ治安悪化の証左であるという冒頭の主張と、道徳教育がなされなくなったから治安が悪化したという末尾の主張は、主観的恣意的な根拠さえ示さない単なる偏見でしかない。こんな本を世に出してよいのか？
ただし第3章だけは実際に警察に相談する際に役に立つので、星一個にはしなかった。

2017/08/28

なぜ、警察が動いてくれないと感じるようなことが起こるのか、どうしたら警察が動いてくれるのかという点について分かりやすく解説した本。
警察も動きたくなくて動かないのではなく、動きづらい条件があるからなので、警察に助けを求めるときには、可能な限りエビデンスを用意し、自分の意志を明確にして動きやすくするのが一番であるという話である。

2016/12/25

・夜間や休日に相談するのはなるべく避ける
・捜査をスタートするために「法的根拠」を示す。
もっと具体的に警察を味方につける方法を書いてほしかった。

2016/06/25

警察内部の暴露や不祥事の非難ばかりです。果たしてそんな世の中でいいのでしょうか？私は違うと思います。子供達が大きくなったら警察官になりたい、正義の味方になりたい、悪人をやっつけたい、という素朴な夢の邪魔をして欲しくないと考えます。日本の治安は警察が守ってくれると信じて、組織のしがらみから離れ、心のある判断をしていける警察とすべく、国民一人一人が温かく導いていけることを期待しています。