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テレビと原発報道の60年 の商品レビュー

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2024/12/26

 原発に関することが報道で取り上げられるのは、事故が起きたとき。  そして、いつの間にか、少しずつ報道が消えていく。  最近の、3.11以来の政府の原発計画が推進へ方針転換されたことを見るまでもなく、事故があったときには、推進派は少し鳴りを潜めるけれども、それは、ほとぼりが冷める...

 原発に関することが報道で取り上げられるのは、事故が起きたとき。  そして、いつの間にか、少しずつ報道が消えていく。  最近の、3.11以来の政府の原発計画が推進へ方針転換されたことを見るまでもなく、事故があったときには、推進派は少し鳴りを潜めるけれども、それは、ほとぼりが冷めるのを待っているだけなのだ。報道が縮小するにつれて、原発推進の声は大きくなっていく。マスコミそのものがもうけ優先の大企業に牛耳られているのだから、仕方ないのだろう。  本書は、NHKなどで原発に関する番組制作に関わってきた著者によるものである。能登(珠洲)にとって、1990年頃の『原発立地はこうして進む』という番組が印象深く残っている人も多いのではないか。  平和利用という名の下で原発が導入されたとき、それもアメリカの意向だったとは知らなかった。なるほど、はじめっから、原発なんてエネルギー問題でも脱炭素問題でもないのである。  本書を一読すれば、日本の原発に関する流れがある程度わかると思う。で、どんなことなのか気になったら、各書籍に当たるといいだろう。

Posted byブクログ

2017/10/07

七沢さんと「原発プロパガンダ」の本間龍さんがお話しくださるイベントで、七沢さんを知り、本も読むことにした。 NHKを始めとする大手メディアの劣化を感じる昨今、でも内部にはそうでない人もいらっしゃるんだということを直接知ることができて良かった。 今後もご活躍いただきたい。 そのた...

七沢さんと「原発プロパガンダ」の本間龍さんがお話しくださるイベントで、七沢さんを知り、本も読むことにした。 NHKを始めとする大手メディアの劣化を感じる昨今、でも内部にはそうでない人もいらっしゃるんだということを直接知ることができて良かった。 今後もご活躍いただきたい。 そのためにはテレビでも新聞でも、視聴者、読者の応援が心強いとおっしゃっていた。 それくらいのことは私にもできるはず。 あれ、本の感想になってない。

Posted byブクログ