日本版 インダストリー4.0の教科書 の商品レビュー
産業構造の未来について詳しく書かれている本 知識がある程度あればイメージがつきやすい 日本の企業の特徴 ・縦割り ・ブラックボックス化 ・それによるシェア確保 これからのドイツ ・規格統合による、客先が選べて互換性がある仕組み ・選べるけれども、ドイツの製品から選ぶ流れにで...
産業構造の未来について詳しく書かれている本 知識がある程度あればイメージがつきやすい 日本の企業の特徴 ・縦割り ・ブラックボックス化 ・それによるシェア確保 これからのドイツ ・規格統合による、客先が選べて互換性がある仕組み ・選べるけれども、ドイツの製品から選ぶ流れにできる ・中小企業が海外に向けて売りに出れる 日本のこれからの課題 ・国内の覇権争いによるブラックボックス化では海外では勝てない。標準化が必要。 ・プロダクトアウトの思想。マーケティングの弱さの改善。 ・自動車も危ない。自動運転に必要な地図がないからGoogleの下請しかできない恐れも、、
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在庫管理とはサプライチェーンを調整することだ。在庫を減らすためには、設計段階での製品構成を調整する必要がある。スペックの固まりであるエンジニアリングチェーンと部品供給のサプライチェーンは一つのものである。そしてサプライチェーンはエンジニアリングチェーンの結果だともいえる。(中略)サプライチェーンを改革しようとするなら、モノの設計や製品構成の捉え方を根本から変える必要がある。その意味でも、インダストリー4.0の本質はスペック・マネジメントにあるといえる。(p.55) 日本の国内向けに開発した多機能・高機能の家電品がまずアジア市場で韓国製品に敗北した。日本の製品をそのまま持ち込んでも、現地ではオーバースペックとなり、売れない。(中略)例えばエアコンなら、日本では静かさが求められるから、日本製はこれ以上ないほど静かだ。しかし東南アジアのボリュームソーンが求めているのは、安くてそこそこ冷えるエアコンであって、静かさなどは二の次なのだ。むしろ中国では、「エアコンが動いている音」が必要と考える人もいる。(p.85)
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最近仕事上でも耳にするようになってきた「インダストリー4.0」について予備知識を持っておきたいと思って読んでみた一冊。いまいまのプロジェクトで活用できる部分は少ないけど、BOMの垂直連携・水平統合の考え方なんかは参考になりました。そして世界のモノづくりの変遷とその中での日本の位置...
最近仕事上でも耳にするようになってきた「インダストリー4.0」について予備知識を持っておきたいと思って読んでみた一冊。いまいまのプロジェクトで活用できる部分は少ないけど、BOMの垂直連携・水平統合の考え方なんかは参考になりました。そして世界のモノづくりの変遷とその中での日本の位置づけ、今後どういう方向に動いていきそうなのか、その中でIT・IoTに求められる役割について俯瞰して書かれていたので、イメージがしやすかった。これからまだまだ変わっていきそうすね。負けないゾ。楽しみ。
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関係ないのですが、この考え方が政治に適用できれば、大きな変革の可能性もありえるかと。政治資金の使途、訪問場所、会った人、議事への賛否、この1週間何してた?は即日ネットで開示。ネットで住民投票のコストも下がって、直接民主制の割合増加。 別の本で、3Dプリンタ活用で輸出地域での在庫自...
関係ないのですが、この考え方が政治に適用できれば、大きな変革の可能性もありえるかと。政治資金の使途、訪問場所、会った人、議事への賛否、この1週間何してた?は即日ネットで開示。ネットで住民投票のコストも下がって、直接民主制の割合増加。 別の本で、3Dプリンタ活用で輸出地域での在庫自体を持たないなんてのもありました。
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