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ユーコン川を筏で下る の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2023/03/12

この人の本は、基本的に孤独だ。 仲間(や犬)がいても、なぜか川の上に1人浮かんでいるように見える。 ただし、それこそが、タフでワイルドな川遊びなのかもしれない。 野田知佑さんの作品を年代別で読んでいくと、基本的に、同じことの繰り返しで成り立っている。(主張は幾分、マイルドになっ...

この人の本は、基本的に孤独だ。 仲間(や犬)がいても、なぜか川の上に1人浮かんでいるように見える。 ただし、それこそが、タフでワイルドな川遊びなのかもしれない。 野田知佑さんの作品を年代別で読んでいくと、基本的に、同じことの繰り返しで成り立っている。(主張は幾分、マイルドになっていくけど)。 自然を相手に、川で遊ぶ、と言うことは、そう言うことなのかもしれない。 アウトドアでも、部屋の中でも、1人でしっとりと読みたい本。

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2022/07/06

ちょうど読んでいたら訃報を受けた。なんだか野田さんらしいな。中学の時からずっとファンでした。色々ありがとうございました。

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2020/10/14

野田さんの最新の長旅活動エッセイ、といっても2013年で今から7年も昔だったりする。 しかし70過ぎてわんこ2匹つれてユーコンを筏で川下りしちゃうんだから野田さんは大したもんだなあと本当に尊敬してしまう。 あと80、90年代ののエッセイと読み比べると日本以上にユーコン流域は変わ...

野田さんの最新の長旅活動エッセイ、といっても2013年で今から7年も昔だったりする。 しかし70過ぎてわんこ2匹つれてユーコンを筏で川下りしちゃうんだから野田さんは大したもんだなあと本当に尊敬してしまう。 あと80、90年代ののエッセイと読み比べると日本以上にユーコン流域は変わってしまったような印象を受けた。グローバル化の波ですこし寂しいけど、まあそんなもんでしょう。 ますますユーコンに行きたい気持ちだがコロナが...、仕事も11月後半から忙しくなりそうで、その他にも色々あって、(本の感想では無くなっちゃったけど)自分の状況も刻々と変わってきてるなあと感じる昨今です。 もっと馬力をあげて遊びつくさないと、自分!!!

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2019/07/01

ユーコンに行きたくなっちゃう本。 川遊びの鉄人・野田知佑氏の新刊。ユーコン川の主要部分を、筏を組んで、2匹の犬や仲間のカヤックと共に下っちゃう話である。 多少の冒険はあるが、基本的にはのんびり・まったり、流れの赴くまま、気の向くままに約3週間を過ごす。釣りをしたり(ところによ...

ユーコンに行きたくなっちゃう本。 川遊びの鉄人・野田知佑氏の新刊。ユーコン川の主要部分を、筏を組んで、2匹の犬や仲間のカヤックと共に下っちゃう話である。 多少の冒険はあるが、基本的にはのんびり・まったり、流れの赴くまま、気の向くままに約3週間を過ごす。釣りをしたり(ところによっては旨い魚が入れ食いらしい)、焚き火を囲んだり、行き合ったカヌーイストや先住民などとダベったりと、滅っ茶苦茶に楽しそう。つい、憧れが募っちゃいますね。 ところがそこは野田御大、たゆたう大河の上から、遠く日本の現状にも思いを馳せる。川がダムや砂防施設によって壊されていく。先住民がかつて必要な分しか獲らなかった鮭だが、筋子を日本の資本が高値で買うようになって資源を圧迫している。日本の若者がユーコンへ来なくなった。などなど。官憲の狭量や親世代の過保護によって、どんどん「遊び」が萎縮しているともいう。 「日本人のお節介はとどまるところを知らない。人間が自立してないとこうなる。」(P136) 実に楽しくて、やがて実に寂しい話である。

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2019/03/02

カヌーイストがユーコン川を丸太で作った筏で下る紀行文。適当な文章でよかった。釣りとカヌーをしたくなる。

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2018/10/30

約1ヶ月かけて、筏でカナダのユーコン川を下る体験話。 筏を組み立てるところから始まる。 筏でユーコン川を下りながら、過去の体験話、出会った人の話、一緒に旅している人たちの話、日本の川に対する想い、カナダ人、アメリカ人、ドイツ人がいかに川下りを楽しんでいるか、エンジン付きのボートが...

約1ヶ月かけて、筏でカナダのユーコン川を下る体験話。 筏を組み立てるところから始まる。 筏でユーコン川を下りながら、過去の体験話、出会った人の話、一緒に旅している人たちの話、日本の川に対する想い、カナダ人、アメリカ人、ドイツ人がいかに川下りを楽しんでいるか、エンジン付きのボートがいかにつまらないか、などなど、が書かれている。 東京に住んでいると、今や川遊びをする人なんて皆無のような気がするが、もちろんいるだろう。 しかし、1ヶ月休暇を取って、海外の川を下るという気持ちにはなかなかなれないな、と思った。 まずは1日でも川遊び(カヌーでも筏でも)体験してみないと、野田さんには近づけないだろう。 川下りは無理だとしても、自転車にテントを積んで旅するくらいはしてみたい。いつか。

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2018/07/13

私の本棚に毛色の違う本が・・・野田さんの本を読んだのは30年ぶりくらい。相変わらずカヌーイストとして頑張ってというか楽しんでいるんだなぁと羨ましくなりました。現地の日本人ガイド『熊谷芳江さん』の事が書かれていてニマニマしてしまいました。北海道のあの番組のファンならわかるでしょう(...

私の本棚に毛色の違う本が・・・野田さんの本を読んだのは30年ぶりくらい。相変わらずカヌーイストとして頑張ってというか楽しんでいるんだなぁと羨ましくなりました。現地の日本人ガイド『熊谷芳江さん』の事が書かれていてニマニマしてしまいました。北海道のあの番組のファンならわかるでしょう(^。^)

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2018/01/20

20180120読了。 モンベルの会誌?にてインタビューかなにかがあっておもしろそうだったので手に取った。 プロのカヌーイストで世界の川をたくさん降っている人らしい。 自分はカヌーにのったことはないが、自然体でのんびり眺めながら過ごすのはとても気持ちよさそうで憧れた。 著者いわ...

20180120読了。 モンベルの会誌?にてインタビューかなにかがあっておもしろそうだったので手に取った。 プロのカヌーイストで世界の川をたくさん降っている人らしい。 自分はカヌーにのったことはないが、自然体でのんびり眺めながら過ごすのはとても気持ちよさそうで憧れた。 著者いわく、日本の川が世界で一番川下りに適している(危険動物が少ない、四季折々の自然)とのこと。 ただ、最近はダム建設やらで良い川も減ってきているそう。 結構気軽に川下りはできそうだったのでチャレンジしたい気持ちになった。

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2017/10/24

やはりノンフィクションの冒険ものは良い。カナダに流れるユーコン川を筏でゆっくりと下る。釣りと読書と、時々酒を飲み、現地の人や同じく川下りを楽しむ人たちと交流する。食料品などを調達するために立ち寄る街ではBARやカジノで散財する。読めば読むほど3ヶ月くらい休みを取って川下りをしたく...

やはりノンフィクションの冒険ものは良い。カナダに流れるユーコン川を筏でゆっくりと下る。釣りと読書と、時々酒を飲み、現地の人や同じく川下りを楽しむ人たちと交流する。食料品などを調達するために立ち寄る街ではBARやカジノで散財する。読めば読むほど3ヶ月くらい休みを取って川下りをしたくなる。こうした羨ましくなる冒険譚に、日本の川から自然が失われる様子が挟み込まれていて、そこは考えさせられる。

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2017/08/05

 久しぶりの野田知佑。75歳にしてユーコンを筏で下る。カヌー犬ガクではなく、筏犬ハナ、アレックスとともに。  かつて、世界中の川、日本の川をカヌーで下る野田の本をたくさん読んだ。どれも、気持ちが良くなる本だった。ただ、いつからか破壊されていく日本の川を嘆き、そんなことしかしない...

 久しぶりの野田知佑。75歳にしてユーコンを筏で下る。カヌー犬ガクではなく、筏犬ハナ、アレックスとともに。  かつて、世界中の川、日本の川をカヌーで下る野田の本をたくさん読んだ。どれも、気持ちが良くなる本だった。ただ、いつからか破壊されていく日本の川を嘆き、そんなことしかしない行政を嘆き、そして日本の川は野田に見放されてしまった。  今回の筏旅のきっかけは、75年のナショジオだった。その70年前のゴールドラッシュ時を彷彿とさせる出で立ちの20代の若者4人が筏でユーコンを下る記事。当時の世界中の若者を鼓舞したらしい。それから40年、カヌーでは何回も何回も下った川を、野田は筏で下る。魚を釣りながら、ビールとウィスキーを飲みながら、そして本読みながら。  技術も何にもないけど、こんな自由に身を委ねてみたいと、真剣に思うのであった。

Posted byブクログ