ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』 の商品レビュー
「仕事をしなかった!」ってくりかえしててかわいそうだ。いまもウクライナその他の地でたくさんのウィトゲンシュタインが仕事せずに(ときどき仕事して)苦しんでいる。
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元々ウィトゲンシュタインに興味があり、いきなり哲学書を読み始めるのはハードルが高かったので、まずはこちらを読み始めました。 戦場という死と隣り合わせの状況で書かれる日記はどのようなものだろうと思っていましたが、 現代の20代と同じように人間関係に悩み、仕事をしていたのだなぁと感じ...
元々ウィトゲンシュタインに興味があり、いきなり哲学書を読み始めるのはハードルが高かったので、まずはこちらを読み始めました。 戦場という死と隣り合わせの状況で書かれる日記はどのようなものだろうと思っていましたが、 現代の20代と同じように人間関係に悩み、仕事をしていたのだなぁと感じました。 普通の日記といえばそれまでですが、これが戦場で描かれていると思うと、興味深い内容です。
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最近気になっているウィトゲンシュタインの宗教的側面を 知ることが出来るかと読んでみたのだが、期待していたほど ではなかったな。半ば以上戦時中の兵士の日記という印象が 強かった。哲学的な部分─宗教的な部分のカウンターパート としての「論理哲学論考」が大きすぎる、ということかも 知れ...
最近気になっているウィトゲンシュタインの宗教的側面を 知ることが出来るかと読んでみたのだが、期待していたほど ではなかったな。半ば以上戦時中の兵士の日記という印象が 強かった。哲学的な部分─宗教的な部分のカウンターパート としての「論理哲学論考」が大きすぎる、ということかも 知れない。
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論理哲学論考を大学生の時に読んでみたが、良くわからなかった。 ただ、彼が苦しんでいたことは判った。 何に苦しんでいたのか、この本を読んである程度は理解できた。 私は働いている。 それは私のためではなく、他人のためでもない。 もっといえば、人類のためではない。 与えられた作業、...
論理哲学論考を大学生の時に読んでみたが、良くわからなかった。 ただ、彼が苦しんでいたことは判った。 何に苦しんでいたのか、この本を読んである程度は理解できた。 私は働いている。 それは私のためではなく、他人のためでもない。 もっといえば、人類のためではない。 与えられた作業、仕事を、耐えに耐えながら、日々こなしているのだ。 私はこの本を読んで、ようやく許された。 彼が生きたように、私も生きても「かまわない」のだ、と。
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