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記憶屋(Ⅱ) の商品レビュー

2.9

36件のお客様レビュー

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2020/06/13

「記憶屋」シリーズの第二作目。今回は前回の話に比べて学園色が強く、どちらかというと恋愛小説っぽさが引き立っていると感じました。 前作では、 ・主人公遼一を中心として先輩の杏子との話 ・弁護士事務所の弁護士高原とその周辺 ・佐々操と隣人関谷要の話 上記3点をなぞるようなストーリー...

「記憶屋」シリーズの第二作目。今回は前回の話に比べて学園色が強く、どちらかというと恋愛小説っぽさが引き立っていると感じました。 前作では、 ・主人公遼一を中心として先輩の杏子との話 ・弁護士事務所の弁護士高原とその周辺 ・佐々操と隣人関谷要の話 上記3点をなぞるようなストーリー構成でしたが、今作は ・主人公で高校生の夏生とその周辺 ・読モのリナとcyanの二人 上記2点に絞ったストーリー展開がなされています。 このリナの話がかなり青春ラブストーリー的な感じで物語全体に対してかなりの分量を占めるので、恋愛色が強い作品と映るのだと思います。 好みの問題になってしまいますが、私はナンバリングの無い「記憶屋」(前作)の方がストーリーは好みでした。 記憶屋の正体について、今作では明かされていませんが、次のナンバリング作品「記憶屋Ⅲ」に内容が続くようです。 余談ですが……織守きょうや、と男性名の作家さんですが、ところどころにちりばめられた女子高生の描写やモデルの生活ぶりを見る感じでは、女性視点を巧みに取り入れられているのだなと感心するような気持ちでした。

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2020/05/23

【忘れたことを忘れる】 小説です。 娘に借りました。 早速、Ⅱを読みました。 Ⅰよりいいかも。

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2020/02/23

1を読まずに読んでしまった。けど全然問題なく読めた。おもしろかったです。記憶を消すことが良いのか悪いのか考えてしまいました。むずかしいなぁー。

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2020/02/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

前作の続きと期待して読んだら 主人公も時間軸も違う! 基本的には「記憶」を消したい 人の考えと「記憶」を消された 周りの人とたちの考え方の違いに 翻弄というか考えさせられる 内容だった。個人的な考え方に なっちゃいますが、中学生の 集団記憶喪失に関しては理解できる ものの猪瀬記者の考え方もわかる。 後半に出てくるリナに関しては わたしが男だからなのか少し 理解しがたい内容だった・・・ でもその当事者にとってみたら 「記憶」を消さなきゃ耐えられない 大きな問題だったのだろうか・・・ しかし、前作のあの人はその後 どうするんだ?そもそも あの後どうなったんだ・・・ しかもⅡ巻終わりに「記憶屋Ⅲ」に 続くだと・・・・気になる・・・ シリーズ最終巻に期待。

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2019/12/07

織守きょうやの青春ミステリ小説第2弾。 前作とは違うシチュエーションと人物で、都市伝説「記憶屋」をめぐる顛末を描いています。 正直、消化不良・・・「記憶屋Ⅲに続く」で終わるって何! こーゆーのは私的に反則です!ムキになって続き読みます!

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2019/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶って結構厄介ですよね。 本人が、今の状況がどうしようもなく辛くて、記憶を消すことに後悔しないのなら…? 記憶屋のする事が、悪い事では無いと思います。 ただ、自分や知り合いの立場に置き換えると話は変わります…。 記憶を消された友人や大切な人の中から、出会いや思い出を含め私という存在が消えるのは、酷く悲しいですね。 次巻で1巻の登場人物が再登場するのでしょうか。 何はともあれ、悲しむ人が増えない事を希望します。

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2019/01/27

記憶屋1を読んだ上で、新たな展開といったところか。 記憶屋は一体どんな人物なのか...が明かされたうえで、新たな展開が進んで行く 2と3は内容が続くので、2を読んだら3を読まずにはいられない。 是非全巻読み進めて欲しい。

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2018/10/14

養護教諭と保健室に集う女子中学生たちとパン屋の被害者記憶、雑誌モデルと双子の兄弟クリエイターと失恋記憶。一つ目の事件の当事者である夏生は、記憶屋の善悪を議論し記憶屋を探る雑誌記者に協力する。登場人物たちの存在が滑らかで引き込まれる。議論には今一寄り添えなかった。三巻に続くで終わる...

養護教諭と保健室に集う女子中学生たちとパン屋の被害者記憶、雑誌モデルと双子の兄弟クリエイターと失恋記憶。一つ目の事件の当事者である夏生は、記憶屋の善悪を議論し記憶屋を探る雑誌記者に協力する。登場人物たちの存在が滑らかで引き込まれる。議論には今一寄り添えなかった。三巻に続くで終わるとは思わなかった。

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2018/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「記憶屋」の続編だが、繋がりあるのかないのか、全然別の話が続く。 忘れたい記憶を消してくれる「記憶屋」。その正体は前巻で明らかになっている。 今巻は記憶屋に記憶を消された人たちにスポットライトを当て、記憶を消すことの是非を問うのがテーマと思われる。 しかしこれだけ前巻と関係ないストーリーなら、前巻みたいに、話を一区切り付けてほしかった。 大した山場のない話が続き、最後「もうページないけどこれはどんでん返しパターンか」とドキドキさせておいて、次巻への投げっぱなしジャーマンとは頂けない。

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2018/08/12

2018/8/12 シリーズの2巻目。 記憶を消すことは善か悪か。 何度も何度もその問いかけが繰り返される。 あ、そう言えばこの作者は現役の弁護士だそう。そのあたりも関係してるのだろうか。

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