「感情」から書く脚本術 の商品レビュー
小出しにしてて脚本についての辞書みたいだった。 映画の台詞を使う例が豊富で本に厚みはあるけど思ってたより読みやすかった。 SAVE THE CATの法則と一緒に読むと理解力が高まる
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脚本家志望向けだけど、小説書くのにもよいと話題になってたので読んだ 対立させることや、行動で見せることの大事さを学んだ 共感を掴むキャラクターの項目が特に参考になった
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人生というストーリーを紡ぐ上で参考になるかと思い読んでみた。 もちろん内容はハリウッド脚本のものであるので、個人的には関係ないような箇所もあったが、人生という自分自身の物語の捉え方、魅力的にする方法、伝える方法の参考にはなるかもしれない。文章を書いたり、情報発信をする場合にももの...
人生というストーリーを紡ぐ上で参考になるかと思い読んでみた。 もちろん内容はハリウッド脚本のものであるので、個人的には関係ないような箇所もあったが、人生という自分自身の物語の捉え方、魅力的にする方法、伝える方法の参考にはなるかもしれない。文章を書いたり、情報発信をする場合にもものすごく参考になるだろう。 情報量がものすごく多く、読んですぐに活用するというよりは辞書的に置いておくのが良いかもしれない。
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脚本についての辞典的な本。 「感情をラッピングして届けるのが映画」 見せるものと書きたいものは違うことを理解することが大切。 「簡単には手に入らないものを欲する主人公がいる」 その押し引きで観客の感情を転がす仕事である。 「テーマとプロットは違う」 伝えたいことを芯に持つ。そ...
脚本についての辞典的な本。 「感情をラッピングして届けるのが映画」 見せるものと書きたいものは違うことを理解することが大切。 「簡単には手に入らないものを欲する主人公がいる」 その押し引きで観客の感情を転がす仕事である。 「テーマとプロットは違う」 伝えたいことを芯に持つ。それを直截に表現すると興醒めであるから、なんらかの物語に載せる。 そうして、糖衣で包みながら、伝えたいことを忍ばせる。 弁論術が危険なのはこのため。正露丸的効能がある。
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琉球大学附属図書館OPAC http://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21192931
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脚本という分野にはじめて触れたが、わかりやすかった。良い脚本には技術があり、世で名作と言われているものはそれをふんだんに使っている。 ここのテクニックについては網羅的に書かれている。辞書的に読み返しても良い。
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映画を含むストーリー全般にあてはまるめちゃめちゃ役に立ちそうな本。 流し読みするにはもったいなさすぎるから一旦保留にして全てマインドマップに書き起こそうと思う。 要追記
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いわゆる「ハリウッド脚本術」の決定版。 本の厚みを見れば分かる通り、ものすごい労作。 人口に膾炙しているハリウッド脚本術(いわゆるプロットポイント、ターニングポイント、ミッドポイントといった、プロット構成で書くこと)を否定して、一貫して「読者・観客にどういう感情を呼び起こさせるか」というテクニックについて語っている。 曰く、そういう脚本術にそって書かれたものでもつまらないものはつまらない。脚本にとって本当に大切なのは、感情、それだけだ。(意訳) なので、そういう脚本用語が知りたい人は原典のシド・フィールドとかを読んだほうがよさそう。 内容としては、脚本に関する実用的なテクニックを集めた「辞書」と言っていい内容で、これ一冊読めばだいたい他の本で触れられている脚本術については網羅できる。 ただ、それ故に、正直これをマトモに頭から順に読んだら頭がパンパンになって逆に何も書けなくなりそうだ。 それに、有名なブレイク・スナイダーの『SAVE THE CATの法則』やヒックスの『ハリウッド脚本術』、シド・フィールドの脚本術本などに比べて、正直情報量が多すぎて、読み物としてはあまりおもしろくない。 (個人的には『SAVE THE CATの法則』が読み物としては一番おもしろいと思うが、実用性はかなり低いと思っている。なんせ各チャプターの説明が雑) 使い方としてはむしろ、それこそイントロダクションの部分だけ読んだら、あとは自分が取り掛かっているところに対応するチャプターを参照するのが一番良さそう。 これを一読しただけで覚えられる人はまあいない気がする。 個人的には、チャプター2の「コンセプトをおもしろくする12の方法」、チャプター4の「主人公の4類型」、チャプター5の「好奇心でそそる、驚かせる」のところが非常におもしろかった。
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自分で作品を書いていて、「物語の組み方に疑問はないのだけれど、なんだか書いてみると何かが足りない」と思っていた。 考えた末、至った結論は「感情がついていっていない」。 そこで知人が読んで、良かったと言っていたこの本を読んでみた。メモを取りながら、7時間ほどで読了。 なるほど...
自分で作品を書いていて、「物語の組み方に疑問はないのだけれど、なんだか書いてみると何かが足りない」と思っていた。 考えた末、至った結論は「感情がついていっていない」。 そこで知人が読んで、良かったと言っていたこの本を読んでみた。メモを取りながら、7時間ほどで読了。 なるほど、「感情」を動かす作品のノウハウがわかりやすく説明されている。 しかし、あくまでも「ノウハウ」で、使う側の力量が試されると思う。 実際に自分で自分の作品に組み込もうと思っても、「こっちはこうだし、あっちはこうで……」と、頭の中がぐちゃぐちゃ……。慣れるまで時間がかかりそう。 他のハウツー本と組み合わせて使うのが吉っぽい。
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子供の頃から疑問に思っていることの一つに、「なんで洋画ってこんなにおもしろいの? なのに、なんで邦画は必ず途中で退屈しちゃうの?」ってことがありました。日本映画の関係者には本当に申し訳ないし、応援したい気持ちはいっぱいあって、邦画も割と公平に、いや、むしろ、かなりひいき目を動員し...
子供の頃から疑問に思っていることの一つに、「なんで洋画ってこんなにおもしろいの? なのに、なんで邦画は必ず途中で退屈しちゃうの?」ってことがありました。日本映画の関係者には本当に申し訳ないし、応援したい気持ちはいっぱいあって、邦画も割と公平に、いや、むしろ、かなりひいき目を動員して見ていますが、やっぱりこの疑問は消えません。 昨今は、TVドラマまでが海外のものはそれはもうビックリするくらい面白く、とにかくその秘密が知りたくて知りたくて。 「かけているお金のケタが違う」とはよく言われていることですが、絶対それだけじゃないはず!もっと脚本執筆上のメソッド、演出のテクニック、映画製作の構造の中に、何か決定的な理由があるはずだ!とずっと思っていました。 てことで、そういう「秘密」が知りたくて、よく脚本の書き方の本を読みます。 で、その脚本術の本の中でも、これは断トツでおもしろかったです。 たぶん、私の積年の「疑問」の答えらしきものが書かれていたのではないでしょうか。この手の本でそんな風に思えたのは初めてかもしれません。 いろいろと考えさせられましたが、特に「台詞は一番重要でない」という章にはビックリ。 ヒッチコックもディズニーも、いろいろと構成を考え抜いた後、最後の最後に台詞を考えていたらしいです。素人が聞くと意外に感じますが、その背景の考え方を読んでみて、すごく納得しました。 「羊たちの沈黙」の1シーンについて解説する章はハウツーものの枠を超えて芸術的とすら思いました。読んでいてぞくぞくしました。「プロの目」のすごさを感じました。 映画が好きで、何がこんなにおもしろくしているんだろう?って思う人にはぜひおすすめしたい本ですが、少なくとも「シックス・センス」と「セブン」は先に見てから読むことをお勧めします。この2つについては、壮大なネタばれがあるので要注意です。
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