やってみよう 図書館での医療・健康情報サービス 改訂版 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
主に公共図書館、小規模の患者図書館などで医療・健康情報サービスを開始しようとする方向けの入門書。 資料紹介や、どういったことが想定されるかを具体的に紹介してくれているので大変わかりやすいです。 公共図書館系だけでなく、医学図書館系の司書の方も執筆に参加してくれているので、公共では逃しがちな医療系専門書(一般向き)なものもきちんと紹介されていて、参考になります。
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図書館では医療相談は受けません、というのは昔から言われてきたことだと思うのですが、近頃はテレビなどで健康や医療に関する情報番組がどんどん放送されているように、より詳しく専門的な知識や情報を欲しがる一般の人が大量に増えてきました。 に伴ったのでしょう、図書館でも健康や医療に関する最...
図書館では医療相談は受けません、というのは昔から言われてきたことだと思うのですが、近頃はテレビなどで健康や医療に関する情報番組がどんどん放送されているように、より詳しく専門的な知識や情報を欲しがる一般の人が大量に増えてきました。 に伴ったのでしょう、図書館でも健康や医療に関する最新の情報にアクセスしやすい体制を創るべき、という方向になってきているようです。(もちろん病気そのものの相談や診断は出来ないのは同じですが) 大企業などでは業種に関わる専門の図書館や文書館を持っていたりするところもありますが、病院が運営する(中にあったり付属していたりする)病院図書館や患者図書館というところもあることを初めて知りました。 北海道立図書館では最近闘病記文庫を開設したようです。他地域の公立図書館でも医療コーナーを特設したり、地域の健康講座や相談窓口の電話番号の配布物を棚に設置したりなど進めているところが増えているそうです。 自分も以前、ある病気に使用される機器がある病院を知りたいという問い合わせを受けて、近隣の医療機関を調べたことがありますが、その時は正直そこまで図書館の仕事かな?と思ったものですが今はそのような調べごとも受けるものが当然になってきたのですね。 何だか「時代が変わったなぁ」という感があります。 こちらはさらっと読みですが、図書館業務に関わる方には具体的に参考になりそうです。
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