日本人だけが知らない「本当の世界史」 の商品レビュー
著者が解釈した世界史の見方だけど、強ち無視は出来ない。 単に歴史上の出来事をだけ書いた世界史の本じゃない。 日本は敗戦国から抜け出そうとしても、日本が敗戦国のままでいることをアメリカや中国などの他の国が望んでいるから、いくら日本が謝罪しょうが賠償しようが敗戦国から抜け出ることに...
著者が解釈した世界史の見方だけど、強ち無視は出来ない。 単に歴史上の出来事をだけ書いた世界史の本じゃない。 日本は敗戦国から抜け出そうとしても、日本が敗戦国のままでいることをアメリカや中国などの他の国が望んでいるから、いくら日本が謝罪しょうが賠償しようが敗戦国から抜け出ることに協力してくれるはずがない。当たり前の話だけども。 西欧のキリスト教徒は700年の間、イスラム教国に負け、1492年にやっとイベリア半島を回復するが、700年間恨み続ける宗教的執念が日本人にはわからない。 西欧がキリスト教を公認してから、文化は衰退。科学や学問や芸術もみな神のしもべとなってしまった状態を、日本人はわからない。 異教人を殺すことは善であり、改宗させて殺すのはもっと善であるという発想を日本人には理解できない。 鉄と金、軍事と経済は国家の問題だが、紙すなわち文化は国民全体の問題。 国民が敗戦国の歴史認識を改めないと、いつまでたっても歴史問題は解決しない事がよくわかる本でした。
Posted by
この人が自分で解釈した世界史の見方を凝縮した1冊で、単に歴史上の出来事をだけ書いた「世界史」の本ではない。西欧のキリスト教徒は700年もの間、イスラム教国に負け続け、1492年にやっとイベリア半島を回復するのだが、700年間もの間恨み続ける宗教的執念を私たちはわからない。 西...
この人が自分で解釈した世界史の見方を凝縮した1冊で、単に歴史上の出来事をだけ書いた「世界史」の本ではない。西欧のキリスト教徒は700年もの間、イスラム教国に負け続け、1492年にやっとイベリア半島を回復するのだが、700年間もの間恨み続ける宗教的執念を私たちはわからない。 西欧がキリスト教を公認してから、文化は衰退し科学や学問や芸術も皆神の僕となってしまった状態を、私たち日本人はずっと進化し続けていたので、わからない。異教人を殺すことは善であり、改宗させて殺すのはもっと善であるという発想を私たちは理解できない。 日本は敗戦国から抜け出そうとしても、日本が敗戦国のままでいることをアメリカや中国などの他の国が望んでいるのだから、いくら日本が謝罪しようが賠償しようが敗戦国から抜け出ることに協力してくれるはずがないのである。 鉄と金、すなわち軍事と経済は国家の問題であるが、紙すなわち文化は国民全体の問題なのだ。国民が敗戦国の歴史認識のままでは、いつまでたっても歴史問題は解決しないというのはとてもよくわかりました。
Posted by
戦争と総力戦の違い。 今までの歴史観の学び直しの必要性と周辺諸国との付き合い方。 この本の全てが正しいとは思わないが、自分の知らない歴史があった。
Posted by
過去に目を背けるものは、現在に対しても盲目になる。 我々は西洋社会の歴史が唯一の真理と考えがちだが 本書その思い込みを解いてくれる。 欧州のウェストファリア体制から生まれた国際法が 米国の殲滅主義でいかに歪められたか。 中国台頭で新たな世界秩序が生まれる中、狭間に いる日本...
過去に目を背けるものは、現在に対しても盲目になる。 我々は西洋社会の歴史が唯一の真理と考えがちだが 本書その思い込みを解いてくれる。 欧州のウェストファリア体制から生まれた国際法が 米国の殲滅主義でいかに歪められたか。 中国台頭で新たな世界秩序が生まれる中、狭間に いる日本はどう進むべきか? ヒントの詰まった一冊です。
Posted by
近代日本がいかに成り立ったか、そして何故いまだに敗戦国のままでいる(それはどんなに国連への貢献度が高いとは言え)のかを十分に理解させていただいた。 やはり先ずは日本人が歴史を知る必要があり、それを踏まえての行動と言動をしていかないと、ただでさえルールを守れないアメリカや中国などに...
近代日本がいかに成り立ったか、そして何故いまだに敗戦国のままでいる(それはどんなに国連への貢献度が高いとは言え)のかを十分に理解させていただいた。 やはり先ずは日本人が歴史を知る必要があり、それを踏まえての行動と言動をしていかないと、ただでさえルールを守れないアメリカや中国などに喰い物にされていくだけであることを思わざるを得ない。 すでに西欧中心の歴史教育を受けて、自然と(潜在的に)そういった考えが脳内に意識されている人には是非とも読んでいただきたいものである。 そして戦後レジームからの脱却には、戦争に勝たなければならないということは、表面上は平和である今においていかに戦争を想定して備えておかなければならないということであり、果たして今の日本が充分と言えるのかは疑問である。
Posted by
むむむ、、難しい。。。これまで学んできた世界史と日本史を総動員させて、それらをなんとなくくっつけていくと、なんとなーく理解ができた感じ。この歳になって、歴史認識の重要性は痛感しているので、引き続きお勉強していかないとなぁ。
Posted by
・近代の欧州諸国や日本は無差別戦争観。戦争のやり方には善悪があり、軍事合理性に反する無意味な殺傷を軽減・根絶するが、戦争そのものには正義も悪もない。敵とは利害が異なるものであり、犯罪者ではない。 ・一方、アメリカは差別戦争観、すなわち正義の戦争があるとする考え方。自分の行う戦争は...
・近代の欧州諸国や日本は無差別戦争観。戦争のやり方には善悪があり、軍事合理性に反する無意味な殺傷を軽減・根絶するが、戦争そのものには正義も悪もない。敵とは利害が異なるものであり、犯罪者ではない。 ・一方、アメリカは差別戦争観、すなわち正義の戦争があるとする考え方。自分の行う戦争は常に正義で、相手は悪魔。悪魔との妥協は許されない。敵と犯罪者の区別がつかず、戦争とは犯罪者を退治する保安官。自分が正義で敵を悪魔だと思う戦争を宗教戦争という。 ・総力戦として戦われた世界大戦により、決闘としての戦争は終焉する。敵の銃後への攻撃が行われ、戦闘員と非戦闘員の峻別が否定された。 ・教皇も皇帝も紛争の当事者となった欧州と違い、超然とした存在としての天皇がいたことが日本では大きかった。 ・ウェストファリア体制下の法体系は戦国時代の日本そのもの。合戦はすべて目的限定戦争。日本にとって当たり前がが、欧州では当たり前でなかった。
Posted by
憲政史家の倉山満が、世界史について独自の分析を行った一冊。 三十年戦争後のウェストファリア体制が近代国家の始まりで、そこから国際法が生まれ、現代にも影響を与えているというのは、目から鱗だった。
Posted by
- 1
