フルーツパーラーにはない果物 の商品レビュー
同年代女性として共感できるところとできないところと。でも、どんなに惨めでも自分を愛せ!愛せずにはいられないって感じがして、前向きになれる。他人を羨むことは多いけど自分を愛さねば。特に「パイナップルは傷つかない」が好きだった。さて、私は果物に例えるなら何になるのか、、?
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女の子って本当にめんどくさいし、ずるいし、ねちっこいし、不安定だけど、輝いてるし、可愛いし、結局自分が好きだし、面白いし、美しい。 自分はなんのフルーツか考えたけど、答えが出なかった。だって私自身だもん。フルーツパーラーにはない果物って。それがなんなのかなんて確定しなくていい。ただ酸っぱく甘く、苦く強く生きていければいいんだと、この本を読んで思った。 読んでてずーーーーっと心がぎゅうぎゅう締め付けられたけど、楽しくてワクワクして、女の子として生まれてこれたの本当に楽しい!って思った。 自分自身を見つめすぎるとよく分かんなくなるし、『自分』というレッテル(ラベル)で包まれて分からなくなるけど、結局自分が好きなんだと気づく。この本はたいせつだなぁ
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私には、何とも言い難い内容。4人の女性の恋愛物語だが描写が細かすぎて自分の想像の世界に入り込めなかった。 私の場合、何故本を読むのか…想像を掻き立てられるのが好きで読むのかと改めて思った。
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四人の女性の恋愛と友情を描いている。この作家は何度読んでも女性でないかと思ってしまう。 プロフィール等検索しても、詳細はわからない。 この作品は極端な表現や展開(私だけがそう思っているかも)が多いがそれぞれの個性がうまく噛み合って面白かった。 お嬢様の展開が特に意外な展開だったか...
四人の女性の恋愛と友情を描いている。この作家は何度読んでも女性でないかと思ってしまう。 プロフィール等検索しても、詳細はわからない。 この作品は極端な表現や展開(私だけがそう思っているかも)が多いがそれぞれの個性がうまく噛み合って面白かった。 お嬢様の展開が特に意外な展開だったかな
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タイプの全然違う4人の女性。だけど、皆どこか自分のことが好きじゃない。 ある日皆で行ったフルーツパーラーでの「果物占い」をきっかけに、自分を変える恋をしてゆく連作短編集。 どの話もとても面白かったです。 キャラクターとしては”王道イチゴ女子”の真衣が、どこまでも「女の子」で不器用で、でも面倒見が良くて可愛いなと思いますが、ストーリーは”引き立て役レモン”のモリッチの話が好きですし、”個性派パイナップル”の絵野川の男性観には共感しました。”高級で箱入りの桃”の玲奈の話は、他の三編からは見えない彼女の秘密にびっくりします。 恋だけではなく、友情もおろそかになっていないのがまた良いです。
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恋愛と友情の物語。自分を果物になぞらえて、性格や生き方について考える女性たち。 自分にはない特徴を羨ましいと思っちゃう。それは当然みんなにあることだと思う。 でも、自分にある特徴もそれと同じくらい評価できるといいと思った。 それに、みんなが同じ特徴ばっかり持ってたらつまんなく...
恋愛と友情の物語。自分を果物になぞらえて、性格や生き方について考える女性たち。 自分にはない特徴を羨ましいと思っちゃう。それは当然みんなにあることだと思う。 でも、自分にある特徴もそれと同じくらい評価できるといいと思った。 それに、みんなが同じ特徴ばっかり持ってたらつまんなくない?違うという時点で、もうすでに価値があるのでは、と思った。 ちなみに、フルーツ占いって調べてみたら水晶玉子さんっていう人の占いが出てきた。 私は梨だった。 結構当たってたかも
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周りにはいろんなフルーツがいるからコンプレックスが浮き彫りになって、自分に自信が持てなくて他のフルーツが羨ましくて仕方なくて……そんな苦しさとか男性の程よい無神経さとか、読みながらそのリアルさに苦しくなっちゃいました。だけど、読み終わるときにはちょっと前を向けるようないい作品でし...
周りにはいろんなフルーツがいるからコンプレックスが浮き彫りになって、自分に自信が持てなくて他のフルーツが羨ましくて仕方なくて……そんな苦しさとか男性の程よい無神経さとか、読みながらそのリアルさに苦しくなっちゃいました。だけど、読み終わるときにはちょっと前を向けるようないい作品でした。
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4人のお年頃の女性がフルーツパーラーにある沢山の種類のフルーツのようにそれぞれの恋を経験していくお話。 それにしてもこの作家さん、一つ小説を書く度に色んな情報を収集するのはすごいと思う。 安心して読める作家さんではある。
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私は果物に例えるならパイナップルだと思う 人生とはどう生きるのが美しいかを問い続けることだと思う。 美しくあることは自分の誇り。 だけど気がつくと誇りは義務にすり替わって、生きている私の方が、生き方に押しつぶされそうになるときがある。 に共感。
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鋭く刺さるワードがたくさん。 ほのぼの読んでたけど、後半の展開にびっくりした~。 読みやすかった!
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