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パンドラの少女 の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2017/01/30

イギリスを舞台にした終末ものであり、ゾンビものだけど、主人公が人間に捉えられた<飢えた奴ら>の子供というのが、新鮮に感じました。この主人公のメラニーは女性教師のジャスティノーが大好きで、彼女を傷つけまいと苦悩するのが健気で、愛すべきキャラになっている。展開が早いし、派手な場面が多...

イギリスを舞台にした終末ものであり、ゾンビものだけど、主人公が人間に捉えられた<飢えた奴ら>の子供というのが、新鮮に感じました。この主人公のメラニーは女性教師のジャスティノーが大好きで、彼女を傷つけまいと苦悩するのが健気で、愛すべきキャラになっている。展開が早いし、派手な場面が多く、映像向きだなあと思ったら、どうやら映画化もされているみたいですね。最後まで読むとタイトルの「パンドラ」の意味が判ることになる。普段はあまり読まないジャンルだけど、面白かった。

Posted byブクログ

2016/12/31

ゾンビ系のディストピアものは、 映画やドラマではよく見るけど 小説って自分としてはあまり見なかったので 新鮮な感じだった。 映画『28日後』とか、『ウォーキングデッド』に 近い雰囲気を持つ小説で 好きな人にはたまらない面白さ。 一気読み。

Posted byブクログ

2016/06/17

「カズオ・イシグロmeetsウォーキングデッド」という惹句に偽りなし。なおかつ、スティーヴン・キング、かな。 ブルース・スプリングスティーン「リヴァー」も今や注を付けなくちゃならないか…と個人的にはちょっと苦笑いしてみたり。

Posted byブクログ

2016/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すでに映画化が決定しているとのことで、早くもウズウズしています。(日本での公開なんて気が遠くなるほど先でしょうが) ネタバレせずに語るのが難しい。 あとがきにある通り、典型的な終末物ではない。確かに。 でも決して既視感がない訳じゃない。 映画のアイ・アム・レジェンド(原作の「地球最後の男」は未読ですが)とか、少し似た要素があったような? それでも、あのラストとキャラクター達(メラニーがとにかくいい。個人的にジャスティノー先生は好きになれませんがそれも含めて)、そしてタイトルのもつ意味なんかは、そこそこの長さにも関わらず、じゃんじゃんページをめくらせるには十分。 猿の惑星的後味の悪さもたまらないですね。 にしても、帯はもっと「典型的な終末物」感を拭えなかったものか。

Posted byブクログ

2016/06/12

終末だ  胞子が、キノコが人類に寄生してって、とっても私的には恐怖の設定。ヒロインがその寄生人類二世なのか? そして、驚愕のエンディング。このエンディングだけで読む価値あるな。いやぁ、驚きだよ。

Posted byブクログ

2016/05/28

出版社のHPで見かけて。 なぜこの本をペーパーバックで出版しようと思ったのだろうか。 確かにぐいぐいと引き込まれる要素に、エンターテイメント性がちらりちらりと発光しているのが見える。 荒廃した世界、人を喰らうゾンビ、謎の少女、大型モバイル・ラボ。 素人の自分にも映像化できそう...

出版社のHPで見かけて。 なぜこの本をペーパーバックで出版しようと思ったのだろうか。 確かにぐいぐいと引き込まれる要素に、エンターテイメント性がちらりちらりと発光しているのが見える。 荒廃した世界、人を喰らうゾンビ、謎の少女、大型モバイル・ラボ。 素人の自分にも映像化できそうな気がするぐらい。 さらには、 ラストも、第二世代が生まれた原因も、世界を再生に導く炎も予定調和的な既視感がある。 しかし、それらを鑑みてもこの作品は面白い。 引き込まれるのは、登場人物たちだ。 閉じこめられた子どもたち、 反目しつつも協力しあわないと逃げられない大人たち、そして、欲望と知性と感情に葛藤する少女。 この作品はハードカバーに値する。

Posted byブクログ