オオカミ、群れに戻る の商品レビュー
親を殺され残された目も開いていない子オオカミを保護し、一緒に暮らして育て上げ、遂には野生に返した中国の女性が書いたノンフィクション。日本語訳がしっくりこない箇所があったりしながらも、上橋菜穂子の『獣の奏者』を思い出すような強い内容にグイグイ引っ張られてあっという間に読了。あれはど...
親を殺され残された目も開いていない子オオカミを保護し、一緒に暮らして育て上げ、遂には野生に返した中国の女性が書いたノンフィクション。日本語訳がしっくりこない箇所があったりしながらも、上橋菜穂子の『獣の奏者』を思い出すような強い内容にグイグイ引っ張られてあっという間に読了。あれはどうなったんだろう、こういうことはどうしたんだろう?!という疑問はいっぱいありつつも、狼の賢さと気高さに惚れ惚れしました。ひとつ難を言えば、中国の狼分野?の巨匠?というような年配の男性が序章を書いておられるのですが、作者の女性とその偉業に敬意を表するために本文のあらましをネタバレのごとく書いてしまっていて、残念でした。中国文化圏ではこの大人物のお墨付きが重要だったのかもしれませんが、序章じゃなくてあとがきに持ってきて欲しかったです。
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