ニセモノの妻 の商品レビュー
タイトルが気になりすぎて借りてきたけど、世にも奇妙な話っぽくて好きでした。 表題「ニセモノの妻」 本物とニセモノがいる世界。 ニセモノは見つけ次第一ヶ所に集められて、二度と見ることはないらしい。 主人公の奥さんが急に自分はニセモノかもしれないと言い出して、本物を探し始めるお話。 ...
タイトルが気になりすぎて借りてきたけど、世にも奇妙な話っぽくて好きでした。 表題「ニセモノの妻」 本物とニセモノがいる世界。 ニセモノは見つけ次第一ヶ所に集められて、二度と見ることはないらしい。 主人公の奥さんが急に自分はニセモノかもしれないと言い出して、本物を探し始めるお話。 . 奥さんが本物かどうか...ってそんなに大切かな? 結局一緒に過ごしてきた時間が長い人が家族なのかなとぼんやり思った。
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最後まで読んだけども。 後半、飽きた。 最初のマンションのやつはまあまあ面白かった。 ホラー映画でありそう。
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短編だったけど毎回話がよくわからなくて、私には理解できなかった。 多分、好き嫌いが分かれるのだと思うけど 私は好まないかなぁ。 終の筈の住処やニセモノの妻は、まだわかったけど坂あたりからよくわからなくなってしまった。
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まず「ニセモノの妻」という言葉に惹かれて読む。短編集だった。日常の中にありそうでない設定がなんともいえず、特に「坂」の話なんかは、無くはないか…と言うところのぎりぎりを責めている。常識にとらわれずに、想像の範疇をすごく超えて発送する著者に脱帽する。
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短編4編。全編に三崎ワールド特有のせつなさがただよう。1編はSF的異次元に取り残された家族を気遣いながら、そうと気づかれないように残された時間を一緒に過ごそうとする男の話。1編は突飛な現象が普通のこととして制度に取り組まれている社会、「鼓笛隊の襲来」のような、での夫婦の話。残り2編は十八番の「不条理な役所」もの。無料法律相談か法テラスにでも行ってみたらと言いたくなるが、そういう話じゃないんだよね。「どんな違和感があろうとそれを日常として受け入れていくしかないのだから」。三崎の日常は、せつない。
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図書館でなんだか気になって手にした一冊。なんだかモヤっとしていて薄気味悪く世にも奇妙な物語みたいだった。
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初、三崎亜紀。 4作収録の短編集。日常モノとSFとファンタジーとホラーが融合した世界。 世にも不思議な物語…いや、エヌ氏が出てくる星新一作品が一番近いか。そういや4作に出てくる登場人物の没個性な描き分けも似ているなぁ。 まとめてたくさん読みたいって思える小説ではないが、こういう不思議な味わいをもつ小説もたまには読んでおきたい。アイデア勝負の小説って質が高いものに中々巡り合えないが、この作品を読む限りまぁまぁのレベルは期待できるのかも。 もうちょっと追いかけてみることにする。
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え? そんなことがあるのと思わず声をあげたくなる短編が4つ.「坂」で突如現れた牛島こと篠原の言動が面白かった.やはり表題作が意外性があって秀逸だ.突発性真偽体分離症の命名も面白いが,方舟協會という胡散臭い組織の設定も楽しめた.
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図書館にて。 いつものこの作家の不思議な世界を堪能した。 現実にあるような出来事の中に非現実や非常理をするりと紛れ込ませて、どうしようもないところへ登場人物を追い込む流れは相変わらずうまいと思った。 いつもどうしようもなく、主人公は抗えずに不思議だなと思いつつ受け入れていると感じ...
図書館にて。 いつものこの作家の不思議な世界を堪能した。 現実にあるような出来事の中に非現実や非常理をするりと紛れ込ませて、どうしようもないところへ登場人物を追い込む流れは相変わらずうまいと思った。 いつもどうしようもなく、主人公は抗えずに不思議だなと思いつつ受け入れていると感じるのだが、今回のラストの作品「断層」はもしかしたら大震災のことを言っているのだろうか、現実が突然寸断される恐怖、不条理が淡々と描かれていて辛かった。
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三崎さんらしい現実的な非現実的世界での四組の夫婦のお話。最後の「断層」が切なくて、一番印象に残った。
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