安心毛布 の商品レビュー
川上未映子さんの小説は、流れるようにとりとめもない文章という印象で、このエッセイもそんな感じ。 子育てについて書かれたところが印象に残った。 子供が産まれると、いい意味でも悪い意味でも、生活ががらりと変わる、その大変さは想像しきれないものなんだなと。 女性として、思ったままを書...
川上未映子さんの小説は、流れるようにとりとめもない文章という印象で、このエッセイもそんな感じ。 子育てについて書かれたところが印象に残った。 子供が産まれると、いい意味でも悪い意味でも、生活ががらりと変わる、その大変さは想像しきれないものなんだなと。 女性として、思ったままを書いてくれているので参考になる。 お料理地獄の章は、丁寧に作る、という感じではないけれど、日々食べるものを取り上げてくれていて、面白い。毎日食べるものに愛着を持ってみよう。
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これからも楽しくスパゲッティを食べて、雨の日のゆうがた、土曜日の午前10時、忘れていた人をふと思い出すように、なぞるように、花や雲や空や孤独など、なぜなにどうして、ずっと考え続けていたい。。
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彼女ならでは感 独自の世界観、目線や感性、表現手法、言葉遣い 夏物語から、君は赤ちゃん、そして安心毛布 完全に川上未映子ワールドにハマっている
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2016.6月 おお好きな感じ。川上未映子さんの文章いい。今まではなんも思わなかったのにいい。ちょっといろいろ読んでみたい。どこか一歩引いて冷めて全体を見てるみたいな。私はこうですってのがあって、でもそれはあくまで自分の中で、人には押しつけないみたいな。なんかそういう冷静に物事を...
2016.6月 おお好きな感じ。川上未映子さんの文章いい。今まではなんも思わなかったのにいい。ちょっといろいろ読んでみたい。どこか一歩引いて冷めて全体を見てるみたいな。私はこうですってのがあって、でもそれはあくまで自分の中で、人には押しつけないみたいな。なんかそういう冷静に物事を見ることのできる女の人の文章が私は好きです。
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この人のエッセイが好きだ。日記を盗み見ているような感じ。 特徴ある文体も終わる頃にはさみしくなってきたりして。
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とりとめのないようなあるような、筋が通っているようないないような、リアルに他人の日記を読むようなエッセイでした。 しあわせについてが頭に焼きついてる。 あとがきの「ご武運を」がいいなぁ、と。
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感覚に訴えるような表現と、生物的なことばのチョイスが心地よい。 身に覚えはあって、でも言葉にしかねていたようなことが、的確なことばで語られていくさまはとても愉快だ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫本になっていると知り購入。読み返すのが苦ではない薄さだ。何気ない風景、食べ物、ムートンコートなど女らしいアイテム、著者の日常にあるものは自分と近いようで遠くてその距離感が好きなのかも。そう安心しているとある言葉にハッとさせられる。何度も読んでいるのに気づくことは毎回違って、字を目で追うのがうきうきするエッセイ。
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これまでに2冊刊行されているエッセイ集の続編。三部作ということで本書で完結となる。 川上未映子は小説よりもエッセイの方が好きかもしれないなぁ……と読みながらふと考えた。
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