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大奥(第十三巻) の商品レビュー

4.5

31件のお客様レビュー

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2016/07/23

瀧山かっこいい! ドラマの大奥のイメージあったから優秀だけど陰険な感じかと思ってた めちゃめちゃ忠義に溢れている…! それにしても家慶よ… クズの子どもはクズやしその孫もやっぱりクズやってことやな! 赤面疱瘡撲滅が無い分、家斉以下やで!最低!

Posted byブクログ

2016/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「愚鈍」という理由で跡継にされた息子と、「産み過ぎない」という理由で跡継にされた孫。それ絶対間違ってるよ~と思っていたら、予想以上に間違ってた。熊痘の件で頑張ったじゃないかと思ってたのに、印象が下がった家斉と、変わらず芯の強い御台。 そして縛りつけられてやるせなさの入った家定の雰囲気が綱吉に似てるなぁと。カステラを焼いて夫君へ届ける所なんか、自分だって苦しいのに優しいなと思ったり。決して馬鹿ばかりじゃなかったはずなのに、右往左往して滅びに向かいつつある有り様は、国を支える覚悟の継承不足と、将軍を政治に集中させない足場の脆さも理由なのかなーと思ったり思わなかったり。(トラブルばっかりの会社も戦略とか中期計画とは程遠いし。) 瀧山と定弘と(あとそこかよ!登場の篤姫と)布陣を敷き終えた13巻。おそらく花のように短い結婚生活と、軋みの激しくなってくる徳川とを想像すると、滑り降ちる前のジェットコースターみたいに、地味にキリキリ期待値を吊り上げる形で次巻が待ち遠しくなる1冊だった。

Posted byブクログ

2016/06/27

 病気の感染が防げるようになって、男の数が戻ってくる。  そのことによって、社会の仕組みがゆるやかに変わっていく。    この辺の流れは本当にすごい。  本来、男が外の仕事で、女が家の仕事、みたいなことは、こういう肉体的特徴を合理的に使っただけのことだったはずなのだろう。...

 病気の感染が防げるようになって、男の数が戻ってくる。  そのことによって、社会の仕組みがゆるやかに変わっていく。    この辺の流れは本当にすごい。  本来、男が外の仕事で、女が家の仕事、みたいなことは、こういう肉体的特徴を合理的に使っただけのことだったはずなのだろう。が、そこに変な優位性とか、価値観を植え付けてきたからこそ、いまのジェンダーの歪みがあるのだと。  「大奥」は、むしろ今のジェンダーの歪みはどのようなものであるか、その問いを投げかけているように思う。  男将軍のあと、即位した家定は女性で、父に虐待を受けていた。  老中阿部正弘は、幼いころにあった家定の聡明さに引かれ、のちに大奥総取締役になる瀧山は、没落した武家の子で娼妓になっていた。  三人が、それぞれの立場を乗り越えというか、踏まえて集まり、力を合わせていくさまが感動的。  人は、人とのかかわり合いによって、よくも悪くもなるし、本来以上の力だって出せる。  でも、そういう人に巡り合う力は、自分自身が<よりよくあるため>に努力していないとダメなんだ。  瀧山が、男前で素敵です。  も、心置きなく男前に描いてますよね。なんか、晴れ晴れと男前に描いてる感じがします。  そして、篤姫登場ですよ。  三人ブラス一人になって、幕末の荒波をどう泳ぎ切るのか、楽しみです。

Posted byブクログ

2016/06/19

表紙をめくったあの薄紙にときめきます 相変わらず美しい装丁 ストーリーも佳境です 幕末 女性だけだった幕政も男女入り乱れて 楽しみです 14巻購買意欲をそそられます ≪ ただ一人 気付いてくれた 苦しみを ≫

Posted byブクログ

2016/06/07

13代将軍、家定の時代。 それに使える阿部正弘と大奥総取締役・瀧山。 それぞれ恵まれない境遇の中でも志は一緒。 篤姫登場… といっても最後の最後。 次巻が待ち遠しい。

Posted byブクログ

2016/06/06

毎度重い大奥だけれど、この巻は主従の信頼が主軸で、安心して読めて良かった。家定も辛い目に遭いまくりだけど、信じられる部下が出て来て本当に良かったねぇ…。赤面疱瘡が収まった後の時代が描かれているけれど、そろそろこのストーリーも終わりに近づいているんだろうか。

Posted byブクログ

2016/05/31

新刊が出る度に期待をして手に取りますが、期待以上の面白さを必ず返してくれる作品です。 いよいよ幕末編に突入。今回も魅力的な役者が勢ぞろい。

Posted byブクログ

2016/05/07

いつの間にか幕末まで走ってきてましたが、男女のバランスも変わってきて、またちょっと違う雰囲気の世界観ですね~ わりと史実を知ってる時代なので、やっと逆転劇的なところをしっかり楽しめるかも;次巻も楽しみ!

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2016/05/05

大奥、いつも面白いけど今回はなぜか特に引きつけられた。これから大政奉還に向けて目が離せない展開になりそう。

Posted byブクログ

2016/05/03

家康が人質になった際、共に送られたという家臣の阿部家の挿話から幕を開けるこの巻は、男名を持って女当主となった阿部正弘が中心となる。男が表舞台に出ることで軋轢があちこちで見られるようになった中、後の女将軍家定に降りかかる残酷な苦難の数々、意外な登場を見せる最後の大奥総取締瀧山、そし...

家康が人質になった際、共に送られたという家臣の阿部家の挿話から幕を開けるこの巻は、男名を持って女当主となった阿部正弘が中心となる。男が表舞台に出ることで軋轢があちこちで見られるようになった中、後の女将軍家定に降りかかる残酷な苦難の数々、意外な登場を見せる最後の大奥総取締瀧山、そして薩摩からやって来る家定の婿と言えば…と盛り沢山な展開でクライマックスへ向かう。これまで登場した側用人・御用人と同様に個性が強い正弘はかなり魅力的。彼女のような政治家が現代にもいてほしいな。

Posted byブクログ