先生と私 の商品レビュー
「異能の外交官」佐藤優氏がその子ども時代、浦和高校合格までを回想した自叙伝です。 両親から始まり、親戚の社会党地方議員、学習塾の先生、通っていた教会の牧師さんなど、少年時代の佐藤さんを取り巻く環境と「師」について描かれています。 社会党支持でキリスト教徒のお母さんの影響を受けて、...
「異能の外交官」佐藤優氏がその子ども時代、浦和高校合格までを回想した自叙伝です。 両親から始まり、親戚の社会党地方議員、学習塾の先生、通っていた教会の牧師さんなど、少年時代の佐藤さんを取り巻く環境と「師」について描かれています。 社会党支持でキリスト教徒のお母さんの影響を受けて、子どもの頃から社会主義とキリスト教の間で揺れ動き、哲学書と聖書を同時並行で読み進めるなど、その「早熟さ」が眩しい。 反日本共産党の立ち位置は、幼い頃からの体験によって出来上がったものなのですね。 前半は小学校時代の返還前の沖縄に旅行した話から始まり、肝炎を患いお父さんから手解きを受けたアマチュア無線の話に進み、メインとなる中学時代の学習塾の先生たちとの知的な交流へと繋がっていきます。 佐藤さんは子どもの頃から知的好奇心が強く知を受け入れる「器」が出来ていたので、先生たちから、1人の人間として、「大人」として扱ってもらいます。この辺りの描写は読んでいて気持ちがいいものです。 後半は高校受験が終わった後の北海道への一人旅が描かれます。ここでも大学生の旅行者と物怖じせず付き合う姿が描かれます。
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「物事を学ぶ側に学ぶことに向いている素質がある場合、その人は人生で出会うすべての人を師とすることができる」 蜂飼耳の解説もすばらしい
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生まれてから高校入学までをつづったノンフィクション(だと思う)。異能の人とも言われるが、だいたい読みやすいし、偏ったところをあまり感じない作家と思っている。いつくかの本を紹介しているのでまた読みたくなった。
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若いときに刺激的な大人に出会うことは人生を変えるんだなと思った。著者は周りの人に大変恵まれた環境で子ども時代を過ごしていたが、偉人の過去を知ることは面白いなと改めて感じた。
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著者の幼少時から浦和高校入学までの自伝。 中学時代の塾での講師との出会い、教会での牧師との出会いが読みどころである。 佐藤優が最近までニーチェへの言及をほとんどしてこなかった事。これが当作で納得出来た。
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十五の夏に続いて読んだ。本当に面白い。知的好奇心が強い人の話は面白い。それにしても、素晴らしい人・師に出会う。意識が高いので、それだけの人物と出会い、濃く交わることに繋がるのだろう。生まれてから高校入学までだが、これ以上ないほど濃い経験をしていると思う。両親の接し方も子供のことを...
十五の夏に続いて読んだ。本当に面白い。知的好奇心が強い人の話は面白い。それにしても、素晴らしい人・師に出会う。意識が高いので、それだけの人物と出会い、濃く交わることに繋がるのだろう。生まれてから高校入学までだが、これ以上ないほど濃い経験をしていると思う。両親の接し方も子供のことをすごく考えており、素晴らしいと思う。私も今さらながらここで紹介されている本をいろいろと読んでみたいと思った。またユースホステルの旅、懐かしく思ったりもした。著者のその後、高校・大学生活についての作品はないのだろうか。ぜひ知りたい。
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優れた方はまず親が違うんだな、大体優なんて名前をつけているし。父母ともに違う体験を経て大人になり違う宗教や世界観もって喧嘩することなく尊重して生き子どもを育てている、従って子どもも尊重される一人の個人として見られている。著者もすごいが両親がすごい。そしてキリスト教の素養、知識は、...
優れた方はまず親が違うんだな、大体優なんて名前をつけているし。父母ともに違う体験を経て大人になり違う宗教や世界観もって喧嘩することなく尊重して生き子どもを育てている、従って子どもも尊重される一人の個人として見られている。著者もすごいが両親がすごい。そしてキリスト教の素養、知識は、世界や、今の世界の教養的なことを理解するには必要不可欠で一朝一夕に得られるものではない。
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頭の柔らかい、多感な思春期の頃に、優れた指導者に、あるいは優れた本に(つまりは優れた指導者から良書を推薦されるということだけれど)出逢うことがいかにその後の人生を豊かなものにするか、ということを真剣に考えてしまう。
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佐藤優氏の自伝的小説。 佐藤氏の著作のほとんどは非常に難しい。そして思想的にも非常に高度であり一般的に理解することが正直難しいと思う。私の能力が低く理解することができず対談本などに逃げることも多い。しかし小説は非常に面白い。筆者は己の知識などに自信があるものと見受けられるが、真の...
佐藤優氏の自伝的小説。 佐藤氏の著作のほとんどは非常に難しい。そして思想的にも非常に高度であり一般的に理解することが正直難しいと思う。私の能力が低く理解することができず対談本などに逃げることも多い。しかし小説は非常に面白い。筆者は己の知識などに自信があるものと見受けられるが、真の価値はみずみずしい感性だと思う。 2020年現在、60歳とはとても思えない。まるで中学生が書いていた日記を持ってきたかのような感覚を覚える。
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『十五の夏』を読んでから読んだ。 何十年も前のことを、このように生き生きと書けるのはすごいと思う。日記など、元になる記録があったのだろうか。 まさにこの親にしてこの子ありという感じ。
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