妖怪の子預かります の商品レビュー
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(放送原稿より) 作者は廣嶋玲子さん、銭天堂や十年屋など、小中学生に人気のシリーズをたくさん書いておられる方です。 第一シーズンが10巻で完結した後に始まった第二シーズンが、やっぱり楽しくて、今回紹介しようと思いました。 西中図書館には6巻まで入っています。 舞台は江戸、十二歳の弥助(やすけ)は、養い親である千弥(せんや)という目の見えない青年と おんぼろ長屋で暮らしています。 貧しいながらも、親ばかといわれるほど可愛がってくれる千弥の元で、弥助は平和な毎日を送っていました。 ところが、ある晩、恐ろしげな烏天狗が現れ、弥助は妖怪の奉行所に連れていかれます。 そこで、弥助のある行いの罰として、妖怪の子どもを預かる仕事を引き受ける羽目になるのです。 預かる、というのは、親の妖怪が仕事などで忙しい間、その子どもの妖怪を預かって面倒を見る、ということです。 妖怪といっても梅干しの妖怪だったり、カエルの妖怪の子ども、おたまじゃくしだったりと 姿や性格は様々。かわいかったりちょっとこわかったり。 弥助は、最初はいやいやでしたが、だんだんと一生懸命に子守をするのですが、なかなか一筋縄ではいきません。 妖怪の子どもたちが引き起こす事件に弥助はまきこまれていくのです。 そして、どうやら養い親の千弥にも秘密が。 妖怪の奉行の月夜公(つくよのぎみ)とは因縁があるようで、仲の悪そうな二人の会話にひやひやしつつも、 そのあたりの謎をおいかけるのも楽しいお話になっています。 10巻、といっても1冊完結や、短編集なので少しずつ読むことができ、 本の最初の人物紹介にイラストもついているので、どんな妖怪なのかもなんとなくわかって 読みやすくなっています。
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たまたま見つけた本で、軽い気持ちで読み始めたら、ワクワク、ドキドキ、ほっこり、私の好きな設定、キャラクターだった。シリーズ全部読みたい。
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サクサク読める。 月夜公が推し。 今はこれが一般書で出てるのねーと、びっくり。 でも廣嶋さんなら、納得かな。 現在6巻まで読了。 息子と一緒に読もうと読み始めたけど、すでに息子は児童書版で読破… 完全に遅れをとっております……
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十年屋を読んでからこちらに。 やっぱり十年屋は子供用なのね。文章がこちらの方が普通に読めた。 内容は妖怪がたくさん出てきて楽しい。江戸時代だけど、変に時代設定がなかったので、逆に良かった。
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ええー!!めちゃくちゃ面白い!!!!!妖怪ものって京極夏彦さんの豆腐小僧しか読んだことなかったけど、やっぱ面白いな!続き読みたい!!買いたい本が増えた!スルスル一気読みしちゃうから、寝る前に読むのは注意だな(笑)
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児童文学らしく読みやすい流れでした 当たり前に妖を受け入れられるようになっている世界観が子供の情緒を育みそう 話す事が苦手な弥助が無理なく自然に成長していく様子を見守りたい気持ちになりました
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『ふしぎ(時代小説傑作選)』に収録されていて気になった物語、そのシリーズの1作目を読む 可愛いの、おそろしいのと色々な妖怪が出てきて面白い 弥助の過去を思うととても悲しくつらい…その後、良き出会いに恵まれてよかった 千弥のこれまでも続編でわかるかな?楽しみ 久蔵さんが根なし草の遊...
『ふしぎ(時代小説傑作選)』に収録されていて気になった物語、そのシリーズの1作目を読む 可愛いの、おそろしいのと色々な妖怪が出てきて面白い 弥助の過去を思うととても悲しくつらい…その後、良き出会いに恵まれてよかった 千弥のこれまでも続編でわかるかな?楽しみ 久蔵さんが根なし草の遊び人だけれど面倒見よくいい人で好き(髪の毛の件はかわいそう…笑)
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なんだか可愛くてさっぱりした妖怪たちに出会いたくなる。江戸の雰囲気もたまらない。 人間から妖怪になった付喪神仲人屋の十郎の 「同じ出来事が起こっても、受け止められる人間もいれば、耐えきれず壊れてしまう人間もいる。壊れるくらいなら、逃げてしまった方がいい。逃げて逃げて、またどこかで立て直せばいい。」 この言葉がとても印象に残った。
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児童書を読んで大人版があると知って読み直した。 次から次へと妖怪がレベルアップしていくんだろうなあ、今後。ワンピースのように。 1に関しては面白かったけど、ちょっとイージーな感じもする。
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