政府は必ず嘘をつく 増補版 の商品レビュー
2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月29日作成
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「ルポ貧困大国アメリカ」等、主にアメリカの現状を取材している著者の、日本への警告書。 執筆は2012年といささか古いが、タイトルに示された言葉は、その蓋然性がより増すばかり。 3.11を例に、国民がパニックになって国民の眼が政治からそれている時の政府には気を付けるように。国民のた...
「ルポ貧困大国アメリカ」等、主にアメリカの現状を取材している著者の、日本への警告書。 執筆は2012年といささか古いが、タイトルに示された言葉は、その蓋然性がより増すばかり。 3.11を例に、国民がパニックになって国民の眼が政治からそれている時の政府には気を付けるように。国民のためにならない政策がいつの間にか成立していることがあると。 コロナの現今も、同じことがいえるだろう。 執筆当時日本が参加表明した、TPPについて論じ、報道ではあまり眼にしなかったISDS条項の危険性に紙数を割いている。 世界中のどの国もISDS条項の裁判に勝ったためしはないと。勝つのはいつも国籍企業だそうだ。 グローバリゼーションで恩恵を受けたのは、多国籍企業だけ。そして、グローバリゼーションの波はメディアにも押し寄せている現在、ニュースを見る場合も立ち位置の違うメディアの内容を見比べて真実に近づく必要がある、と著者は強調する。 外国のジャーナリストたちに取材し、著者が導き出した答えは、 「大切なのは一つの情報を鵜呑みにせず、多角的に集めて比較し、過去を紐解き、自ら結論を出すこと」 増補版では、マイナンバーについても批判の手を緩めない。 「政府は必ず嘘をつく」という言葉は決して誇張ではなく、カギとなるのは知識より、相手側の意図を読みとる想像力と直観力だろうと、最後に述べている。
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何ということだ。これらの情報を、今まで知らずにいたなんて。政府は真実を教えてくれない。平気で嘘を流す。テレビや新聞の情報を鵜呑みにするのは危険。というか信じちゃいけない。他国の情勢が不安定だとか、政府が国民を騙してるとか、他人事と思っていたけれど、日本は政府が国民をコントロールしているわけがないって思いこんでいたけれど、日本も他国と変わらない。変わらないどころか、もっとひどい。本当にひどすぎる。でも国内にいると、それに気づかない。洗脳されているから。どれだけ極悪非道なのかがわからなかった。 先に同じ道をたどってきた他国の歴史に学びながら、日本の現状を知ることができる。今起きている問題は、国と国の話ではない。グローバリズムというのは、金が全ての商人の世界観。金の前には命なんて無価値に等しい。金を持つ商人が政府を、メディアを支配下に置き、コントロールしている。お金の流れを見れば、表面だけでは分からないことが見えてくるという教えは、とても参考になる。正しい情報に触れることができ、目が覚める思いです。
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増補版というように、以前に出版されているものだ。堤氏の得意なネタ。米国追従である限り、嘘をつかざるを得ない状況だ。
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グローバリズムがもたらしたものは何だったのか。 企業、投資家が競いたくなる新しい指標は何だろう。 1%と99%の格差や再分配について知ることから。
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国とメディアと大企業がくっついていた構造。 国会も法案の審議をしないでくだらない議員の資質?なぞ 追及?してて法案の中身がわからず、議員も政府の言いなり・・・・・・・・・・・
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著者の堤未果さんは、この前のNHK『100分deメディア論』にパネリストとして出演しており、続いてたまたま先日の講座で本書の紹介があり、読んでみました。彼女の夫である川田龍平参議とは、十年前に霞ヶ関の路上でばったり会った思い出があります。凄い夫婦です。 さて政府の嘘を見抜くに...
著者の堤未果さんは、この前のNHK『100分deメディア論』にパネリストとして出演しており、続いてたまたま先日の講座で本書の紹介があり、読んでみました。彼女の夫である川田龍平参議とは、十年前に霞ヶ関の路上でばったり会った思い出があります。凄い夫婦です。 さて政府の嘘を見抜くには、論理的に利害関係を理解して...など、とても有効な視点が書かれています。そこには堤未果さんの誠実な想いも感じます。でも途中から流し読みしました。読んでいて楽しくないのです。 政治家が市民を代表して政を行なう政治体制、そうならば、市民は政治家を信頼して、極端に言えばノータッチで任せ、もっと自分の生活に時間を費やすのが理想だと思います。でも実際は、政府も企業も嘘をつく存在、市民は常に学び、警戒して監視する必要性が叫ばれてます。もちろん今に始まった事ではありませんが...。 社会の構造を理解して、ある程度の予防線を張った方が良いのは確かですが、考えてみれば性悪説思想そのものですね。加えて、政界は人間が素直ではいられない場所だと感じますしね。逆に、損はしてしまうかもしれませんが、不完全な人間が行なう政治には関わらないで、もっと時間を有効に使うのも賢い選択肢だと思います。有効にと言っても、市民があまり政治に関心が行かないように用意されている娯楽の数々に興じるのも、映画「マトリックス」のようで腑に落ちませんけどね。 そうは言っても、社会の動きを常に把握し続けるのは、いくら時間を費やしても無理だと思います。巨大過ぎる社会、決して見えない闇、玉石混交な情報、事実を知っても市民によって分かれる解釈、そもそも社会が自分の思い通りになると考えるのは妄想です。それよりは、様々な思惑が渦巻く社会において、うまく立ち振る舞う術を磨いた方が良いのかもしれません。政治的信条は人ぞれぞれ!! 最後に、本書を読む事により、自分の中のステレオタイプが増える気がして、なかなかどうして悩ましいのです。ただ素直に政府の嘘を見抜きたい人にとっては、とても有用な一冊だと思います。
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コーポラティズムとは、グローバル企業の経営者とか株主とかいった資本家が、政府と結びつき民主主義に反した政策をやり、国民の犠牲の下に彼らの利益をふくらませて、株主への配当金を出来るだけ多額にするという仕組み。 堤未果がTPP医療制度解説 https://youtu.be/cMsZAErCE9g
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自民党と民主党の2大政党は元々選択肢ではないとの指摘は、押さえておかなければならないポイントだ。TPP、原発終息宣言、共謀罪の国際公約などすべて民主党政権が提案している。アルゼンチンの指摘は参考になった。
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この本を読めば、アメリカの超格差社会が日本にも訪れるという未来が現実味を増して感じられます。私たちはいったいどこから情報を得ているでしょうか?新聞、テレビなどのマスコミで得られる情報は本当に正しいものなのでしょうか?タイトルに、「政府は必ず嘘をつく」とありますが、これは日本に限っ...
この本を読めば、アメリカの超格差社会が日本にも訪れるという未来が現実味を増して感じられます。私たちはいったいどこから情報を得ているでしょうか?新聞、テレビなどのマスコミで得られる情報は本当に正しいものなのでしょうか?タイトルに、「政府は必ず嘘をつく」とありますが、これは日本に限ったことではなく全世界で恐ろしいことが知らないうちに行われているということを象徴している言葉です。一読の価値あり。とても参考になる本です。
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