ペテロの葬列(上) の商品レビュー
事件慣れ具合には定評のある(?)杉村三郎シリーズ。 まだ上巻ということで感想を書くまでには至らないが記録として残しておこう。 園田編集長の過去が衝撃的。下巻では元気な姿を再び見せてくれるのだろうか・・・。 暮木氏の正体も気になるところだ。
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事件とつくづく縁がある杉村三郎らしくバスジャック事件で幕を開け、割と早くに事件からは解放となってこの後どうなるのかと思いきや、新聞配達店員による殺人、そしてバスジャック犯からの慰謝料と、どんどんと展開が膨らんでいって、前編ながら読み応え抜群だった。後編はバスジャック犯の暮木が何者だったのか、殺人を犯した足立がどうなっていくのか、園田の過去とは何なのか、あたりが回収されていくと思うので、楽しみにしたい。
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■サマリー ・上下巻869頁の長編ミステリー ・バスジャック犯の老人と彼が過去に犯した 罪への悔恨 ・主人公の杉村三郎と家族の行方 ■所感 聖ペテロは、主イエスの一番弟子である。 にもかかわらず、イエスを裏切った。 ペテロは、イエスの予言通りに動いた。 イエスはペテロに言った...
■サマリー ・上下巻869頁の長編ミステリー ・バスジャック犯の老人と彼が過去に犯した 罪への悔恨 ・主人公の杉村三郎と家族の行方 ■所感 聖ペテロは、主イエスの一番弟子である。 にもかかわらず、イエスを裏切った。 ペテロは、イエスの予言通りに動いた。 イエスはペテロに言った。 「あなたは、鶏が鳴く前に3度私のことを知らないと言うだろう。」 ペテロは、決してそのようなことはないとイエスに言ったが、その通りになった。 ペテロは処刑されるその時、自分から逆さ十字架に磔にされることを望んだ。 自分のような人間が、イエスと同じ処刑方法ではいけないと感じたそうである。 ペテロは大変真面目な人だったのだろう。 本書は、実は人間の根っこの部分が、とても真面目な人が起こした事件を扱っている。 様々な人間関係が入り組むため、やや複雑な相関図にはなるものの、大変面白いミステリー作品であった。 ペテロの葬列とは言い得て妙なタイトルだなと感じた。 とても驚くべきは最後の最後である。 杉村三郎は、悲しい男だなと感じた。 事件の真相は鮮やかに見出せたのに、妻の心の変化には気付かなかったのだろうか。 ■心に残った部分 「人は、自分で生きなくちゃいけないって教えてくれた。誰かにおんぶされたままでは、どんなに恵まれていても、幸せにはなれないってことも」 私は何か呟いた。自分では聞き取れなかったのに、妻はうなずいて「そうね」と言った。 **** 君が菜穂子を育ててくれた。 「桃子の力もあるかもしれない。親になると、子供を育てながら、親も育つ。子供によって育てられるんだ」 私は何度もうなずいた。 **** 帰る場所がどこであろうと、私は帰る。 そのころには、桃子はどんな娘になるだろう。 私の夕星姫は。 私は見守るのだ。私の姫の成長を。菜穂子の言葉は正しい。私たち二人で見守るのだ。 離れていても。共にはいなくても。
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杉村三郎さんの刑事モノ?と、勝手に思ってましたが、刑事さんではなかったのね。 奥さんはご令嬢で、義理の父の下で働く平社員の杉本さんが、バス乗っ取り事件に巻き込まれるお話。人質解放後のお話が、面白くなっていきます。どうしてー?謎解きが面白くなってきました。冷静に、物事を見る、杉本さ...
杉村三郎さんの刑事モノ?と、勝手に思ってましたが、刑事さんではなかったのね。 奥さんはご令嬢で、義理の父の下で働く平社員の杉本さんが、バス乗っ取り事件に巻き込まれるお話。人質解放後のお話が、面白くなっていきます。どうしてー?謎解きが面白くなってきました。冷静に、物事を見る、杉本さんの目線で、物語が進んでいきます。宮部みゆき作品は、それぞれの関係性とか細かいところを、じっくり聞けば(オーディブル)、最後にはいろんなことが繋がっていくので、ちょっと退屈と感じるところも、ワクワクしながらゆったりと読んでいます。Huluで、ドラマが見れるので、読んだところまで、見て楽しんでいます。
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面白くて、一気読みしてしまいました。 義父との回想シーンから物語が始まる構成が印象的で、杉村シリーズの世界観が好きな身としては、思わずニヤニヤしてしまいます。 物語はバスジャック事件から幕を開け、そこからマルチ商法や詐欺、洗脳といったテーマへと広がっていきます。社会の大きな悪や闇に立ち向かっていく展開はスピード感があり、ワクワクが止まりませんでした。 この先、物語がどこへ向かうのか。下巻を読むのが楽しみです。
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「杉村三郎シリーズ」3作目突入。まさかのバスジャックに巻き込まれて「さすがに巻き込まれすぎやろ」とは思った。人質たちの身代金をどうするかの会話などがリアルでそれだけでハラハラする。宮部みゆきは日常的な会話劇だけでサスペンスを描くのが本当に上手い。
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めっちゃつまらん…と思っていたら後半なってめっちゃ面白くなってきた。やっぱり引き込まれる杉村三郎シリーズ。
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杉村三郎シリーズ、第3作。 バスジャック、職場でのパワハラ疑惑、殺人事件と、相変わらず巻き込まれ体質の杉村。 昔から続く悪徳詐欺商法。騙される人間の裏には、必ず騙す人間がいる。誰もが持っている人としての弱さが悲しい。
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これはうっすらと思い出しながら読めた。なんでだろう。園田編集長のトラウマが興味深かったからかなぁ。段々と杉村自身が主体的に事件に関わりだしていく。再読だと、その過程を追えるのが読んでいて楽しい。 小説内で触れられる社員教育にも心惹かれる。そして、その結末も。宮部みゆきの作品はミ...
これはうっすらと思い出しながら読めた。なんでだろう。園田編集長のトラウマが興味深かったからかなぁ。段々と杉村自身が主体的に事件に関わりだしていく。再読だと、その過程を追えるのが読んでいて楽しい。 小説内で触れられる社員教育にも心惹かれる。そして、その結末も。宮部みゆきの作品はミステリーを楽しむだけじゃなく、現実世界の謎の向き合い方を考えさせられるな。 文庫版は軽くて助かる(笑)
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シリーズ3作目、今回も杉村さんは事件に巻き込まれる展開。 ただのサラリーマンではなく、少し特別な家庭環境にある彼。 一見すると恵まれているようで、その分バランスを取るために苦労が絶えない。 そんな姿を見るたびに「頑張って!」と応援したくなります。 序章と思っていた...
シリーズ3作目、今回も杉村さんは事件に巻き込まれる展開。 ただのサラリーマンではなく、少し特別な家庭環境にある彼。 一見すると恵まれているようで、その分バランスを取るために苦労が絶えない。 そんな姿を見るたびに「頑張って!」と応援したくなります。 序章と思っていた出来事がさらに深い闇へと続いていく上巻の終わり…。 続きが気になって仕方ないし、杉村さんの人間味にますます惹かれました。
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