男が働かない、いいじゃないか! の商品レビュー
働いていない主夫です。 いろんなことを分かりやすく代弁してくれてるなぁと思います。 前作の「男がつらいよ」と内容的にはほぼ同じですが、だんだん分かりやすくなってきている気がします。 本書にも書かれている通り「働く」ということについては、男女問わず「ずっと働き続けなければならな...
働いていない主夫です。 いろんなことを分かりやすく代弁してくれてるなぁと思います。 前作の「男がつらいよ」と内容的にはほぼ同じですが、だんだん分かりやすくなってきている気がします。 本書にも書かれている通り「働く」ということについては、男女問わず「ずっと働き続けなければならない」というのがルールとして確立しつつあることに、違和感を感じるべきな気がします。 人生の半分以上を仕事をする時間に費やす、ことももちろん生き方としてアリですが、全員がそれをすることはない。 一時的に「働く」ことから離れるのも、違う世界を知ること、多様性への理解を深めること、いろんな意味で決して悪いことではないと思いますが、一方で皆が働いているのが当たり前の状況で、働いていないことに罪悪感を感じてしまう。 いま働いていない男性が感じる後ろめたさは、そんなところなんですが、もっと仕事を離れた人がまた仕事に戻りやすくなることを願っています。
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一般的に言われる男としての「常識」が男性に生きづらさを感じさせる原因となっている。 私も少し生きづらさを感じていたので、その原因の一端が分かったような気がする。 タイトルが刺激的だが、著者は決して仕事をしなくてもいいと言っているわけではない。 重要なのは、「男はフルタイムで一生働き、家族の大黒柱として支えていかなくてはならない」というステレオタイプな価値観に疑問を持つべきであるという点だ。 そのうえで自分の働き方や生き方そのものを見つめなおすきっかけになればいいのである。
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