東京スリバチ地形入門 の商品レビュー
A+ 地図に興味を持ったのはいつの頃からだろうか.自分の毎日歩く道が,紙の上に記されている.聞いたこともない土地の名前が紙の上にに記されている.ただそれだけなのになぜだかわくわくする.地理が大好きになっていた.自然科学であり社会科学である.あるいは歴史であって物語でもあった.欲張...
A+ 地図に興味を持ったのはいつの頃からだろうか.自分の毎日歩く道が,紙の上に記されている.聞いたこともない土地の名前が紙の上にに記されている.ただそれだけなのになぜだかわくわくする.地理が大好きになっていた.自然科学であり社会科学である.あるいは歴史であって物語でもあった.欲張りな自分にピッタリだった.この町に住む人が好き,って感覚はわからないけど,この町をもっと知りたいって思うことはある.そんな人におすすめの一冊.きっとつまらなかった日常が驚きとわくわくでいっぱいになる.
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想像力の欠如と土地勘のなさで話ついていけなくなり、ブラタモリみたいに映像で見たいーと思った。たまたま知ってる場所の話だけつまみ食いで読んだ
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スリバチといえば文ストに出てくるスリバチ街が想起され、興味を持って古本屋で買ってみた。スリバチの定義から川との関係まで読みやすく解説してあった。各章のタイトルもなかなかキャッチーだし、後半にかけてオムニバスになっている部分は著者の好みや個性が表れていて面白かった。 不動産チラシに...
スリバチといえば文ストに出てくるスリバチ街が想起され、興味を持って古本屋で買ってみた。スリバチの定義から川との関係まで読みやすく解説してあった。各章のタイトルもなかなかキャッチーだし、後半にかけてオムニバスになっている部分は著者の好みや個性が表れていて面白かった。 不動産チラシに見られる高台アピールについての章は、読み進めている途中の『マンションポエム東京論』では触れられていない着眼点があって興味深かった。またGoogleマップを頻繁に利用するものの、最近の私は地図を道案内の手段として使っており、「読解」のためには長らく使っていないことにも気づいた。 そのほか興味深いトピック ・町の窪みは海へのプロローグ ・地形鉄 ・奇妙な形の階段はだいたい私道 ・暗渠サインと地元の人の暮らし ・地形好き分類チャート
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『#東京スリバチ地形入門』 ほぼ日書評 Day904 関東平野、その中央あたりに位置する東京の地形は、西の武蔵野台地から東京湾へ向かい、東に行くに従って低くなるのが基本。 が、その基本ルールの中で、自然の力もしくは人間の営みにより、周囲がその場所よりも高くなっている場所が存在...
『#東京スリバチ地形入門』 ほぼ日書評 Day904 関東平野、その中央あたりに位置する東京の地形は、西の武蔵野台地から東京湾へ向かい、東に行くに従って低くなるのが基本。 が、その基本ルールの中で、自然の力もしくは人間の営みにより、周囲がその場所よりも高くなっている場所が存在し、著者はそれを「スリバチ地形」と呼ぶ。 代表的なものとして列挙されるのが、冒頭から、新宿区荒木町、渋谷、赤坂といった地名で、偶然にも評者に馴染みのある地域であるため、その土地の構成を思い浮かべてながら読むことができた(逆に言うと馴染みのない土地は実感が湧きづらいのが難点)。 また、「スリバチ地」と称するためには周囲三方以上を高台で囲まれている必要があるが、中でも四方を崖(に類する)土地で囲まれたものを「一級スリバチ地」と呼ぶ。 川の侵食では四方からみての低地が形成されることはなかなか起きえないが、湧き水の類で長い期間をかければ、そのような地形が作られることもあるという。 さらに、先に「自然の力もしくは人間の営みにより」と記したが、後者のパターンではこのような地形がより容易に形成される。具体的には、東京の近代化が急速に進んだ時期に、浚渫の残土を捨てた等のケースだ。 また、スリバチ地ファンは、自然の摂理として低い土地に引き寄せられることになるため、スリバチ地を探して街歩きをしていると、(かつての川を蓋で塞いだ)暗渠ファンの方々と鉢合わせすることも多いそうだが、互いの求めるものは全く異なるため、行動が交わることはないという。 https://amzn.to/4kR7ouT
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東京スリバチ学会の本は、なんでその地形がスリバチなんだとよ思ってしまって著書を避けていたのですが、本や巡りをしていたら新刊が出ていて目次を見たら面白そうだったので、とりあえず旧刊を一冊買ってみました。なるほど一応、四方とも高くなっている窪地を一級スリバチとして区別しているのか。と...
東京スリバチ学会の本は、なんでその地形がスリバチなんだとよ思ってしまって著書を避けていたのですが、本や巡りをしていたら新刊が出ていて目次を見たら面白そうだったので、とりあえず旧刊を一冊買ってみました。なるほど一応、四方とも高くなっている窪地を一級スリバチとして区別しているのか。とはいえ、人工的に作られた地形も含めて愛でているのは自分の趣味とは合わないかも、などと思いながら読んでました。 自分としては後半の皆川さん以外が書いているところが、暗渠や階段、怪談と好き勝手な方向に趣味が暴走していて楽しかったです。
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ウェブマガジン(マトグロッソ)時代に読んでいたとはいえ、まとめて読むといろいろ感じるものあり。 自分ももっとフィールドワークしなくては。 (地形ファンの分類というのがあって、アカデミック系(自然科学派、人文・社会科学派)、ロマン系(歴史派、マニア派)の四派に分類できるとのこと。さ...
ウェブマガジン(マトグロッソ)時代に読んでいたとはいえ、まとめて読むといろいろ感じるものあり。 自分ももっとフィールドワークしなくては。 (地形ファンの分類というのがあって、アカデミック系(自然科学派、人文・社会科学派)、ロマン系(歴史派、マニア派)の四派に分類できるとのこと。さて、じぶんはどれだろう?)
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かなり変態度高い一冊だが、非常に面白い。 谷をテーマに見ると東京はこうも新しい見え方になるのかと感心。 思わず唸ってしまうようなトリビアも複数。 ・丸の内線でただ2駅だけ地上に出る四ツ「谷」、茗荷「谷」は、谷間にあるから。 ・将門を祀った7つの寺を線で結ぶと、武蔵野台地に北斗...
かなり変態度高い一冊だが、非常に面白い。 谷をテーマに見ると東京はこうも新しい見え方になるのかと感心。 思わず唸ってしまうようなトリビアも複数。 ・丸の内線でただ2駅だけ地上に出る四ツ「谷」、茗荷「谷」は、谷間にあるから。 ・将門を祀った7つの寺を線で結ぶと、武蔵野台地に北斗七星が浮かび上がり、その線の先は不動の象徴・日光東照宮を指す
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<目次> スリバチとは何か?~スリバチ歩きは永遠にまでエピソード23個とプロローグ、エピローグからなる。 <内容> もうちょっとハードカバーでも何冊か出ている「東京スリバチ学会」の会長による、「スリバチ」地形の啓蒙書。特に東京は、いわゆる「山の手」と「下町」がきれいに分離し、そ...
<目次> スリバチとは何か?~スリバチ歩きは永遠にまでエピソード23個とプロローグ、エピローグからなる。 <内容> もうちょっとハードカバーでも何冊か出ている「東京スリバチ学会」の会長による、「スリバチ」地形の啓蒙書。特に東京は、いわゆる「山の手」と「下町」がきれいに分離し、その「山の手」=武蔵野台地の末端に位置することから、末端の大地を削る河谷が、さまざまな理由で塞がれ(例えば、江戸時代の大名屋敷の庭園のため、明治以降の道路や鉄道のため)、「スリバチ」化しているケースが多いらしい。平地にはない、その複雑な地形がこの人たちの「鑑賞」の対象となっているのだ。地形を見るのが好きな私も、その一派に属するらしい…。
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