ワンダフル・ワールド の商品レビュー
短編はあまり好きではないのですが、図書館での待ち時間にさらっと読めそうだったので手に取りました。 香りにまつわる5編の物語。 私自身はあまり香水に興味がないのですが、香りと記憶の関係は非常に興味深く、嗅いだだけでその香りにまつわる様々な思い出が蘇ってくる、といった経験は度々し...
短編はあまり好きではないのですが、図書館での待ち時間にさらっと読めそうだったので手に取りました。 香りにまつわる5編の物語。 私自身はあまり香水に興味がないのですが、香りと記憶の関係は非常に興味深く、嗅いだだけでその香りにまつわる様々な思い出が蘇ってくる、といった経験は度々しています。 皆さんは自分に合った香りをどのようにして選んでいるんでしょうか? やはり周りが不快にならない良い香りをつけてる方は、出来る女なイメージがあって多少憧れます。 自分に似合う香りがあれば是非付けてみたいな、と思います。
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世界はこんなにも美しく、かぐわしい――運命の出会いを彩る香りの物語。かつての恋人との再会で芽生えた新たな感情、「愛人」という言葉では割り切れない関係、久しぶりの恋を捨てても守りたいもの――普通の恋愛とは呼べない。でも混じり気ない愛情と絶対的な安心感を与えてくれる存在を、特別な香り...
世界はこんなにも美しく、かぐわしい――運命の出会いを彩る香りの物語。かつての恋人との再会で芽生えた新たな感情、「愛人」という言葉では割り切れない関係、久しぶりの恋を捨てても守りたいもの――普通の恋愛とは呼べない。でも混じり気ない愛情と絶対的な安心感を与えてくれる存在を、特別な香りとともに描く全五篇。
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短編5編。最初の3編は、わりと好きな作品だけど、後の2編は・・動物を脇役にする作品って、好みなのが多いが、これはどうも・・ 「サンサーラ」はSFファンにとって、安易さで嫌いな内容にもなる。「TSUNAMI」は震災との絡みがあまり意味ないような・・ 最初の3編は、シンプルな女心にな...
短編5編。最初の3編は、わりと好きな作品だけど、後の2編は・・動物を脇役にする作品って、好みなのが多いが、これはどうも・・ 「サンサーラ」はSFファンにとって、安易さで嫌いな内容にもなる。「TSUNAMI」は震災との絡みがあまり意味ないような・・ 最初の3編は、シンプルな女心になるかな。ちょっと色気もあり、初期作品に通じる。それに、村山さんは短編の方がいいかな?長編だと、言葉ばかり多くてややこしくなる(笑)
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男女と香りにまつわる短編集。 最近の村山氏の恋愛小説は官能にばかりダラダラと焦点があたり、正直いってストーリー自体は楽しめないものが多いと感じていたが、その点この短編集ではどちらもが良いバランスで保たれたまま一編が終わる。ちょうどいい。 2017/08
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匂いと動物をからめた恋愛短編集。登場人物も軽く関係性を保っているところが面白いです。 どの作品もきれいな文章で綴られていますがエロチックです。 どれも良かったけど、強いてあげるならアンビバレンスかな。 カバーの絵もきれいです。
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香りとペットがテーマの短編集。 女性ならではの切り口。 しばしば恋愛のアクセントになる香りと、しばしば恋愛の障害になるペットが絡み合ってて、恋愛小説なのにそれだけじゃない後味が残る本。
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とても好きな作家さんだけど 最近は少し物足りなくかんじているような。 今回も匂いに関する 恋愛がらみの5編。とりたててどれもさらっと読めるかわりに心に残るものはなかったのが、残念。どこか遠くの出来事で ぼーっとながめているようなそんな気分でした。
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つまらなくはないけれど、とりたてて(時間を使って)読むのもどうか、という本だった。 この作者は私にとって、そういう作品が多い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読書記録です。まだの人は読まないでね。 「アンビバレンス」「オー・ヴェルト」「バタフライ」「サンサーラ」「TSUNAMI」 忙しかったので短編集を1編づつ…と思ったのに、一気読みしてしまいました…また寝不足だ。 タグに「小動物と恋愛」とあったけど、一番共通するのは「におい」。良くも、悪くも。 恋愛にまつわるピュアな「におい」を文字を読むことで感じられるってすごい。 オバチャン加齢臭で今はちょっと困ってるけど、とっても遠い昔を思い出しました。常に外野だったけどね…
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「匂い」を題材にした短編集。 前の話の登場人物が、少し次の話に登場する形でストーリーは続いていきます。 でも、内容にしっかり関わるわけではなく、ちらっと出てくるという程度。 最初の「アンビバレンス」は以前別のアンソロジーで読んだことがあったのですが、後の作品は初めてでした。 ど...
「匂い」を題材にした短編集。 前の話の登場人物が、少し次の話に登場する形でストーリーは続いていきます。 でも、内容にしっかり関わるわけではなく、ちらっと出てくるという程度。 最初の「アンビバレンス」は以前別のアンソロジーで読んだことがあったのですが、後の作品は初めてでした。 どの作品も主人公の女性が潔くて素敵でした。 それぞれの作品に出てくる「匂い」も印象的でした。 短編は物足りなさを感じてしまうことが多いのですが、村山さんの作品は一つ一つが簡潔してるなと思いながら読み進めました。 「サンサーラ」と「TUNAMI」が深く残りました。
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