経営戦略概論 の商品レビュー
【星:5.0】 経営論の決定版と言っていいんじゃないでしょうか? 経営戦略を上手い切り口でとても分かり安く説明している。 この本を読んで、ポーターだとか有名どころの経営戦略のキモみたいなものがよく理解出来たと思う。 また、著者は経営コンサルタントであるが、実務に偏りすぎず適度...
【星:5.0】 経営論の決定版と言っていいんじゃないでしょうか? 経営戦略を上手い切り口でとても分かり安く説明している。 この本を読んで、ポーターだとか有名どころの経営戦略のキモみたいなものがよく理解出来たと思う。 また、著者は経営コンサルタントであるが、実務に偏りすぎず適度に学術的で、でも学者が書くようなゴリゴリに学術的という訳でもなく適度に実務的で、その程度が非常にいい塩梅なのである。 そして、著者の文章自体もすごくわかりやすいのでスイスイ頭に入る感じ。 経営学とか経営論とか経営戦略とかに少しでも興味がある方は、是非とも一読して欲しい1冊。
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この体系化はわかりやすい。 戦略サファリはぶ厚過ぎる、経営戦略全史も項目たくさんありすぎるので、頭に整理できるくらいの分量で経営戦略が体系化されていてGood。
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『経営戦略全史』を会社の勉強会で読むということで、副読本として購入。 波頭史観なのかは浅学なのでわからないが、経営戦略論の潮流とその類型が整理されており、頭の整理に非常に良い。 戦略策定の方法論軸(プランニングorエマ―ジェンス)と戦略の有効性軸(ポジショニングorRBV)で論を...
『経営戦略全史』を会社の勉強会で読むということで、副読本として購入。 波頭史観なのかは浅学なのでわからないが、経営戦略論の潮流とその類型が整理されており、頭の整理に非常に良い。 戦略策定の方法論軸(プランニングorエマ―ジェンス)と戦略の有効性軸(ポジショニングorRBV)で論を分類し、時代を経るごとに経営戦略論が、システマティックからヒューリスティックへ、ハードからソフトへ、スタティックからダイナミックへと重層的に発展してきたという説明になっている。 また、経営戦略論と実務というテーマでも紙幅を割いており、実学向けの感もあり使いやすい一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
経営学の理論発展を紐解いた1冊。すでに既知の内容も多かったが、最終章の「果たして経営学は本当に有用なのか?」という問いに対する答えが秀逸だった。 著者曰く、研究とは、 研究...何かのメカニズムを見つけるために行うものであり、特定の切り口から(つまり一定以上の要素を切り落とした上で)分析を行う行為 であるのに対し、実務とは、 実務...相反する理論を内包するシンセシス。「現在vs将来」「一貫性vs柔軟性」「集権vs分権」などのトレードオフを抱えている とのこと。つまり、特定の理論で全てを説明することはそもそもが難しく、複数の理論が相互補完的に成り立っていることを理解した上で、経営に生かすことができるのであれば、経営学は有用である、ということになる。これにはすごく納得させられた。
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・経営戦略の潮流と、潮流が生まれた歴史的背景がまとまっている名著 ・内部分析→競争環境分析→ポジショニング学派→RBV学派、それぞれが生まれた歴史的背景と、それらを踏まえて企業運営上の難しさ(=4つの背反性のマキシマムポイントの取り方)が言及されていて、どんなケースでも想定したい...
・経営戦略の潮流と、潮流が生まれた歴史的背景がまとまっている名著 ・内部分析→競争環境分析→ポジショニング学派→RBV学派、それぞれが生まれた歴史的背景と、それらを踏まえて企業運営上の難しさ(=4つの背反性のマキシマムポイントの取り方)が言及されていて、どんなケースでも想定したい論点が山盛り
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