バビロンを夢見て の商品レビュー
原書で読了。 英語で小説を読んで初めて声を出して笑い、先が気になって止まらなくなり、心から楽しめた。分かりやすい言葉と文法で綴られていて読み易く頭に映像が浮かぶ。独特な比喩とオフビートでスローなユーモアが驚くほど心地良い。
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京都の恵文社一乗寺店で初版帯付きが出ていたので購入。 ブローティガンの書く探偵小説。 話が進まない。 100頁を越えてもまだ依頼人にも会えない。 靴下が片ちんば。 「おふくろに電話しなけりゃいけない」ってずーっと言ってるのにできない。 妄想小説のタイトルが「スミス・スミス対影ロ...
京都の恵文社一乗寺店で初版帯付きが出ていたので購入。 ブローティガンの書く探偵小説。 話が進まない。 100頁を越えてもまだ依頼人にも会えない。 靴下が片ちんば。 「おふくろに電話しなけりゃいけない」ってずーっと言ってるのにできない。 妄想小説のタイトルが「スミス・スミス対影ロボットども」。 何にも解決しない。 ダメ男のダメなお話。 予想どおりあんまり面白くなかったけど、面白くない作品もまたブローティガンらしくて憎めないし、なんだか好き。
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これこそ私の求めるSF。 どうしてこんな本書けるんだろう。 ヤニくささとキラキラしたものを同じ場所に書けるのはこの人だけじゃないだろうか。
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このころかかれたテーマ小説(5年間で5冊の長編を書く企画で書いていたらしい。)のなかで4冊目だそうです。これは結構おもしろかったよ、私立探偵小説なんて名ばかりで、ちっとも探偵小説ではないの。探偵はバビロンの夢ばかり見てるの。それに事件解決はちっとも成功もせず、事件の依頼の内容だっ...
このころかかれたテーマ小説(5年間で5冊の長編を書く企画で書いていたらしい。)のなかで4冊目だそうです。これは結構おもしろかったよ、私立探偵小説なんて名ばかりで、ちっとも探偵小説ではないの。探偵はバビロンの夢ばかり見てるの。それに事件解決はちっとも成功もせず、事件の依頼の内容だって、ちっとも普通じゃない間が抜けた私立探偵小説。長編といっても、また短すぎる章がたくさん集まったスタイルで、そのスタイルが私はとても気に入ってる。この企画長編5冊のうち、「鳥の神殿」は、実のところ結構面白かった。内容はちょっと衝撃受けたけれど。
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