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不協和音 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2024/05/12

短編連作ミステリー。 ドラマにピッタリと思ったら、ドラマ化されていたんですね。 刑事だった父親の事件は冤罪だったのか?父親の死後、生き別れた兄弟は、兄は刑事、弟は検事となって再会します。 動の兄、祐介、静の弟、真佐人。どちらかというと敵対しているような二人が事件を解決していきます...

短編連作ミステリー。 ドラマにピッタリと思ったら、ドラマ化されていたんですね。 刑事だった父親の事件は冤罪だったのか?父親の死後、生き別れた兄弟は、兄は刑事、弟は検事となって再会します。 動の兄、祐介、静の弟、真佐人。どちらかというと敵対しているような二人が事件を解決していきます。 ■偶然と必然 妻を殺害したと自白しながらも、途中から黙秘を続ける被疑者。妻の死体は見つからず。結果、不起訴。 その理由は? 真佐人により、事件のさらなる真相へ。 事件の違和感が解決されてすっきり! ■箱師の鉄 殺人事件を追う途中で見つけたスリ師。殺害現場でも姿が目撃されます。犯人なのか? なるほど、箱師の鉄の正体が驚き! ■英雄の偶像 ストーカによる女性の拉致事件。さらに同時に発生した銀行強盗立てこもり。祐介が丸腰で犯人と敵対します。 ストーカの拉致の真相は? これは、なるほどって感じ! ■右と左 警察の取り調べ中に、車で逃走した犯人が事故で死亡。 取り調べの警官が無茶な追い込みをしたのか? 事故後の警官の不信な行動。その真相は? ■発火点 逮捕した放火犯は連続放火犯なのか? 自白しない被疑者。 その事件の真相は? いずれの事件も真佐人が裏から形を変えた援護射撃があって解決していく流れです。 父親の冤罪事件の真相が語られていないので、この続きがあると思い、ググってみたら、このあとパート3まで出ているんですね。 続きが気になります。 お勧め!

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2024/02/13

刑事だった父が冤罪事件を生んだのか、そのことを抱えたまま生き別れとなった兄弟は刑事と検事という立場で再会する。読みやすい連作短編集。父の関わった冤罪事件についてはまだまだ整理もできないままなので、続編があるのかなと思いながら読了。

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2022/11/10

ドラマを見て原作も読んでみたくなり積んでた一冊。 冤罪を生んだとされる元刑事の父とそれが原因で訣別した兄弟が刑事と検事になり再会。お互いの信念の元に反発し合いながらも事件を解決していく連作短編。 兄の刑事としての成長がストーリーの前面に出ているなら検事の弟は完璧なキャラでいて...

ドラマを見て原作も読んでみたくなり積んでた一冊。 冤罪を生んだとされる元刑事の父とそれが原因で訣別した兄弟が刑事と検事になり再会。お互いの信念の元に反発し合いながらも事件を解決していく連作短編。 兄の刑事としての成長がストーリーの前面に出ているなら検事の弟は完璧なキャラでいて欲しい気がするけど、本作はお互い未熟な設定(それでも兄より弟の方が優秀という設定) 元刑事の父は冤罪を生んだのかという物語の根本は先に進まなかったので続編を読んでみようかなと思う。

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2022/11/06

田中圭と中村倫也の顔を思い浮かべながら読む。 私は観てないけどドラマの方がおもしろかったかも。 兄弟の事情や父の冤罪?など、設定は興味深いものの、事件の解決のされ方がなんかしっくりこなくて、真佐人の鋭さにあたふたする田中圭の印象ばかりが残る。

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2021/09/10

最初は「真佐人嫌なやつ〜」と思いながら読んでいたが、実は兄思いだったというのもジーンときたし、父の事件の真相を知ろうとしているあたりからも、素直になれないだけなんだなと可愛くも思えた。 父の件の真相が気になる。続編も必読。

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2020/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5/19 慌てんぼ熱すぎ祐介に対し、真佐人がわざとヒールを演じ縁の下の力持ちとなり、祐介に手柄を立てさせる。最後に真佐人も冤罪を信じていることが分かり、非常に救いがある。良著。

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2020/05/14

感情的で青臭さのある刑事 川上祐介と 冷静で論理的な検事 唐沢真佐人 同じ父親を持つ正反対な兄弟のやりとりのもどかしさ。 でもそれが良い味を出しています。 ドラマ化していたことを知っていたというのもあり、唐沢真佐人は完全に中村倫也の顔しか浮かびませんでした(笑) 京都...

感情的で青臭さのある刑事 川上祐介と 冷静で論理的な検事 唐沢真佐人 同じ父親を持つ正反対な兄弟のやりとりのもどかしさ。 でもそれが良い味を出しています。 ドラマ化していたことを知っていたというのもあり、唐沢真佐人は完全に中村倫也の顔しか浮かびませんでした(笑) 京都が舞台になっていることもあり、周りの風景が浮かびやすい表現、季節の描写が印象的でした。

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2020/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この1冊だけではなんとも。 ただ兄弟で(結果的には)協力して数件の事件を解決した1冊。 解決しなかった父の冤罪事件、弟のチート感… ぜひ続編が出てもっと味わい深い作品になってほしい。 でもつい最近スペシャルドラマが田中圭くんと中村倫也くんで放送されたのは知らなかった、見たかった…(笑)

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2020/04/17

刑事だった父親が違法捜査で冤罪を生んだと疑われて亡くなった後、別々に育てられた兄弟。兄は刑事に、弟は検事になって再会するが‥ 田中圭と中村倫也のドラマがよかったので原作を読んでみたところ、こちらもいい。 連作短編集で、さまざまな事件を兄弟がぶつかったり協力したりしながら解決してい...

刑事だった父親が違法捜査で冤罪を生んだと疑われて亡くなった後、別々に育てられた兄弟。兄は刑事に、弟は検事になって再会するが‥ 田中圭と中村倫也のドラマがよかったので原作を読んでみたところ、こちらもいい。 連作短編集で、さまざまな事件を兄弟がぶつかったり協力したりしながら解決していく。 父の冤罪事件は未解決だが、5月に続編が出るらしいので楽しみ。

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2019/10/30

テレビドラマ化されるということで購入。 てっきり一つの事件を軸にした長編ミステリーかと思いましたが、全5章からなる連作短編集でした。連続ドラマ向きで、各章ごとで起きる事件を解決していく構成になっています。基本的には、これで解決?だと思ったり、捜査に行き詰まった時には弟からの謎の...

テレビドラマ化されるということで購入。 てっきり一つの事件を軸にした長編ミステリーかと思いましたが、全5章からなる連作短編集でした。連続ドラマ向きで、各章ごとで起きる事件を解決していく構成になっています。基本的には、これで解決?だと思ったり、捜査に行き詰まった時には弟からの謎の助言で、解決へと導く形式になっています。各章は、一時間の連続ドラマくらいの量なので、サクサク読めました。内容としては、事件が発生し、解決していく様が描かれ、時折、兄弟の過去のエピソードが加わります。 視点は刑事である兄のみで、検事の弟の視点はありません。 なので、弟の気持ちは実際のところどうだったのかは書かれていません。また、兄弟がバラバラとなった冤罪事件の真相もこの本では、解決されません。最後は、シリーズ化するのでは?と余韻を残したまま終わるので、歯痒さはありました。ただ、兄弟の関係は対立しながらも、回数を重ねるごとに微量ですが溶けていく様子が垣間見れます。そこがこの本の醍醐味なのではないかと思います。ぜひ続編が出てほしいです。 スペシャルドラマ?化されますが、もしかしたら連続ドラマの前哨戦なのでは?と読む限りでは、そう思いました。 完結するのであれば、冤罪事件の真相も描いてほしいなと思います。

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