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ルリユール の商品レビュー

3.9

41件のお客様レビュー

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2017/05/22

村山早紀は「その本の物語」から2タイトル目。…と思ったら、遠い昔にシェエラザードひめのぼうけんシリーズを読んでました。佐竹美保の挿絵も大好きだった。 ルリユール、という語感、響きの良さに惹かれて購入したけれど、この年になってこれを楽しむのは少し厳しいな、と感じてしまった。もしか...

村山早紀は「その本の物語」から2タイトル目。…と思ったら、遠い昔にシェエラザードひめのぼうけんシリーズを読んでました。佐竹美保の挿絵も大好きだった。 ルリユール、という語感、響きの良さに惹かれて購入したけれど、この年になってこれを楽しむのは少し厳しいな、と感じてしまった。もしかしたら自分にもこんな不思議な出来事が、なんて、そんな想像が出来る年齢の頃に読みたかったな。

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2017/04/23

本を直す職人・ルリユール。お祖母ちゃんの家に来た瑠璃は、訳があって少しの 間ひとりで暮らすことになりました。 お祖母ちゃん住む町・風早には、必用な人にしかたどり着けないルリユール職人の住む洋館があるといいます。 瑠璃は道に迷い、その時洋館を見つけ赤い髪のクラウディアさんに出会い...

本を直す職人・ルリユール。お祖母ちゃんの家に来た瑠璃は、訳があって少しの 間ひとりで暮らすことになりました。 お祖母ちゃん住む町・風早には、必用な人にしかたどり着けないルリユール職人の住む洋館があるといいます。 瑠璃は道に迷い、その時洋館を見つけ赤い髪のクラウディアさんに出会います。 クラウディアさんの洋館には、親族から嫌われていても自分には優しかった伯父さんからの本・宝島を直してほしい編集者や家族写真のアルバムを作ってほしい上品な女性がやってきます。 瑠璃は依頼を受けるクラウディアさんを見て、ルリユールを習いたいといいだします。 本を直すルリユールは、思いでも直すし人の気持ちも直します。依頼人を通して、瑠璃やクラウディアさんも必要とされる相手を見つけだします。 『コンビニたそがれ堂』などと同じように傷みを受け入れて新しい自分になれるかな。と思える作品でした。

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2017/01/10

本が修復されることで その本を手にした人達の心も 修復されていく 紙の本の良さを知る話でしたね 修復してまで 持っていたい そんな本に出合いたいとも 思ったね うむ 物語のように 世の中をうまくまわっていくように 真っ当に生きていこう

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2017/01/05

★2017年1月4日読了『ルリユール』村山早紀著 評価B+ 依頼人からの本の修復を魔法のようにしてあっという間に綺麗に仕立て上げてしまう謎の美女、クラウディア。ルリユールという本の修復や造本を生業とする職人なのだ。 本の話が聞こえてしまう瑠璃という少女はある日、おばあちゃんの住...

★2017年1月4日読了『ルリユール』村山早紀著 評価B+ 依頼人からの本の修復を魔法のようにしてあっという間に綺麗に仕立て上げてしまう謎の美女、クラウディア。ルリユールという本の修復や造本を生業とする職人なのだ。 本の話が聞こえてしまう瑠璃という少女はある日、おばあちゃんの住む町へ行って、たまたま引き寄せられるように洋館に入り込み、そのクラウディアに会い、親しくなり、ルリユールをならうことにするのだが、、、、 以下の短編4つ。本が好きな人にはたまらない短編が並んでいる。 ★秋のアリア ★星に続く道 ★黄昏のアルバム ★魔神の夢 ボスポラスの人魚 美しい本の作り方を教えてあげましょう。人類の文明が続く限り、航海をやめない箱舟。心をのせて、時を渡る船。あなたもそんなはこぶねを流す一人になれる。

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2016/12/30

風早シリーズ。 不思議なひと夏の物語。 失われたもの、心の隙間を、優しい願いで埋めていくはなし。 アルバムのエピソードが、個人的にはいちばんグッときた。 だれもが、いつか、遠くへ旅立つ。伝えたい想いを、時に優しい奇跡が届けてくれる。

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2016/06/20

本の修復や造本を行うルリユール職人のクラウディアと、その弟子になった瑠璃。持ち込まれるどの本にも、依頼主達の想いが沢山詰まっています。誰もがみんな、ひっそりと痛みを抱えているけれど、クラウディアの手にかかれば本だけじゃなくて心の修復までがされていくようで、どのお話も読んでいて胸が...

本の修復や造本を行うルリユール職人のクラウディアと、その弟子になった瑠璃。持ち込まれるどの本にも、依頼主達の想いが沢山詰まっています。誰もがみんな、ひっそりと痛みを抱えているけれど、クラウディアの手にかかれば本だけじゃなくて心の修復までがされていくようで、どのお話も読んでいて胸がぎゅっとなりました。切なくて、それでもとてもあたたかくて愛おしい。とくに三章の黄昏のアルバムで、大泣きしてしまいました。本棚に大切にしまって、何度でも読み返したい御本です。

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2016/05/30

単行本未収録の短編が掲載されていたので、購入しました。 お姉さんの視点から描かれたお話。 出てきた手作り絵本のお話がとても素敵でした。

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2016/05/10

とびきり優しい物語だった。 ほっとするというか、沁みるというか。みんな優しくて温かくて、少しの後悔と、広がる幸せ。 クラウディアに私も教えてもらいたいなー。 もっと、本の思い出と本を大切にする人たちに出会いたい。また読めたらいいな。

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2016/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

▼収録作品 第一章「秋のアリア~宝島」 第二章「星に続く道」 第三章「黄昏のアルバム」 第四章「魔人の夢~ボスポラスの夢」 掌編「春の小函」 そうか、本の重さは幸せの重さだったのか……。 第一章、時を超えて思い出の本が届くのもロマンチックだけど、あの手紙はずるいなあ。それにしても、本の声が聞こえるなんて素敵。 第二章、親友と離れてしまった経験がある自分には、胸に刺さるお話だった。 第三章、これは泣いてしまうよ。みよ子さん、頑張ったね……! ゆっくり休んでね。また、二人が一緒に暮らせる日が来ますように。 第四章、ついにクラウディアさん(+七匹の黒猫)の秘密が明かされるのですが……。 瑠璃もクラウディアさんに救われ、そしてまたクラウディアさんも瑠璃の存在に救われて。こんなふうな師匠と弟子の関係っていいなあ。 ほのかに恋の香りと予感を感じつつ。次巻を待ちます。

Posted byブクログ

2016/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を直す人の事をルリユールって言うのを初めて知りました。 風早の街の不思議なファンタジーの話。村山さんの話はホント癒されるわ~ 依頼主の気持ちや思い出をを汲み取った上で本の修繕などを行なう。 美味しそうな料理なども出てきて、レモンバターパスタ作ってみたい♪ 続編も出るようなので楽しみです。

Posted byブクログ