異形の地図 の商品レビュー
奥付は昭和59年初版、昭和63年9版。舞台設定は一人の男が女性の追憶を旅先での出来事を通じて物語る、連作短編風の12話。昨日読了した本の知識を借りれば、濃密な愛情空間を共有した男女が、地理的・時間的に離れ離れになり友情空間から貨幣空間へと疎遠になっていく様子が描かれる。追憶の女性...
奥付は昭和59年初版、昭和63年9版。舞台設定は一人の男が女性の追憶を旅先での出来事を通じて物語る、連作短編風の12話。昨日読了した本の知識を借りれば、濃密な愛情空間を共有した男女が、地理的・時間的に離れ離れになり友情空間から貨幣空間へと疎遠になっていく様子が描かれる。追憶の女性は美化されることが多いが、最後の「瑠璃色の底」では沼の底へと引きずり込まれるような恐怖の対象となった。初読は20代だったが、年齢を重ねた50代で再読すると一層味わい深い作品。
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阿刀田さん こんな怖い話があったんだなー… みたいな感じの感想。 男目線で女ってこういうとこあるよなあみたいな ぼんやりサスペンス? あんまし集中して読めんかったので そのうちもう一度読もうかな!
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阿刀田高の短編集。旅と女の思い出を書きながら、そこに怪談風のエピソードを組み入れていく。 やっぱりこの人は、怪談を書かせると活き活きとしてくるのだけど、本作は中途半端に純文学を狙った作品となっており、オチの切れがすこぶる悪い。 全体に、文章自体は非常に優れていると思うし、論の...
阿刀田高の短編集。旅と女の思い出を書きながら、そこに怪談風のエピソードを組み入れていく。 やっぱりこの人は、怪談を書かせると活き活きとしてくるのだけど、本作は中途半端に純文学を狙った作品となっており、オチの切れがすこぶる悪い。 全体に、文章自体は非常に優れていると思うし、論の運びも悪くないのに、「面白く無いなあ」という消化試合的な作品が並んでしまい、残念。 「…という不思議な事が起こったけれども、その女の人とはもう会えないのだなあ」みたいな叙情的な幕切れよりも、恐ろしいまま終わればよいのだし、読者もそういう作風を期待してるんじゃないのかなあ。
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連作長編。 阿刀田さんの恋愛もの。これもあまり好みではないけど、やっぱり読んでしまいます。いい表現がいっぱいだから。
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