聖闘士星矢EPISODE.G アサシン(6) の商品レビュー
ついに、ついに、満を持して、あの男が、あの聖闘士が、あの英雄が、この『聖闘士星矢EPISODE.G アサシン』に参戦ッッ!! いいのか、今シリーズの主役であるシュラを食っちゃうよ、星矢は いいんです! この“ごった煮”感こそが、この少年漫画の面白さなのだから 何歳になろうとも心に...
ついに、ついに、満を持して、あの男が、あの聖闘士が、あの英雄が、この『聖闘士星矢EPISODE.G アサシン』に参戦ッッ!! いいのか、今シリーズの主役であるシュラを食っちゃうよ、星矢は いいんです! この“ごった煮”感こそが、この少年漫画の面白さなのだから 何歳になろうとも心に残り続け、憧れとして刻まれる、少年漫画の主人公やキャラクターは人それぞれだろうけど、彼を、星矢を目標にして毎日の艱難を根性で乗り越えている大人の男は多いだろう 今じゃ、古臭いド根性と一蹴されてしまう強さではあるかも知れないけど、やっぱり、本物のカッコ良さってのは不変であり、口で馬鹿にしていても、いざ、目の当たりにしたら心を打ち抜かれてしまうだろう ホント、この『聖闘士星矢 EPISODE.G アサシン』がフルカラー漫画で良かった、と思った 今巻で小宇宙を燃やし、悪神に挑む星矢の精悍さ、戦い方、奇跡の起こし様はカラーでなければ、その迫力を100%以上、引き出すのは難しかっただろう そして、しみじみと思ってしまった、アニメ化を熱望しちゃいるが、この圧倒される感じは、動画で表現できないかもしれない、と また、これも今更な感想ですが、この作品の魅力の一つには、悪役の個性もある、と思う その底知れない強さを認めた上で、人間を神の視点から見下すシグルズは、もう清々しいくらいに、悪だろう。だからこそ、平和を守るために体を張り、命の最後の一滴まで使い果たす勢いで戦う星矢らを全力で応援したくなる 少年漫画の主人公のカッコ良さは、強烈な悪が存在感を放ってこそ、輝く 漫画家としてのキャリアが長い、車田先生も、岡田先生も、ちゃんと、それを分かって下さっている 天を己の翼で翔け、地を己の肢で駆ける少年は、友と想い人の願いを受け、今、人にしか起こせない奇蹟を起こし、神の領域に達する!! vsシグルズ、一体、どうなる!? 激戦の行方も気になるトコだが、現れるはずのない蟹座の黄金聖闘士・ランスロットの言も気になるトコ やはり、今回も、聖闘士が自分の信ずる女神と、己の矜持を貫くべく、鎬を削り合う事になったか・・・・・・同士討ちなんて、陳腐な表現じゃ語れない、切ない、でも、激熱な戦いの幕が上がる刻は近づいている また、この作品は、緊迫している状況で、フッと気を抜いてくる、小さなコミカルシーンも魅力だ。紫龍との混浴なんか、最高だ。まぁ、誰得!?とツッコんだけど もし、この緩急の使い分けがなかったら、巻数は重ねられないし、読み手も度重なるバトルシーンで疲弊してしまっただろう。巧いわ、岡田先生 しっかし、まさか、氷河がパパになっちゃうとはなぁ。聖闘士としての戦いも大変だろうけど、新米パパとしても奮闘して欲しいもんだ この台詞を引用に選んだのは、やっぱ、この作品の主人公は、シュラだなぁ、と感じられたので。男が男に、本気の感謝を言葉を飾らずに伝えるシーンは胸に心地よく響いてくれる。まぁ、この後の押し問答のくだりでは、肩を震わせて笑いを堪えるしかなかったが
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