わたしたちが少女と呼ばれていた頃 の商品レビュー
碓氷(JK ver)シリーズ短編集。 扉は閉ざされたままから碓氷優佳の魅力に魅せられて全シリーズ読破。 碓氷優佳が持ち前の推理力で友達や受験に関する問題を解決していくストーリー。ラストは結局「碓氷優佳の真の顔」が親友目線で書かれており、鳥肌のもの。
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シリーズ第四弾 私がシリーズ通して碓氷優佳に抱いていたことが最後に言語化されている! でもこの第四弾の中で私は全く見抜けてなかった…途中まで、いや、最後まで語り手・上杉小春と同じようにわかって無さすぎた。 呑気だなぁ、私…はぁー。 毎回毎回、石持浅海さん何なの! (最上級の...
シリーズ第四弾 私がシリーズ通して碓氷優佳に抱いていたことが最後に言語化されている! でもこの第四弾の中で私は全く見抜けてなかった…途中まで、いや、最後まで語り手・上杉小春と同じようにわかって無さすぎた。 呑気だなぁ、私…はぁー。 毎回毎回、石持浅海さん何なの! (最上級の敬意です!)
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名探偵碓氷優佳が女子高生だった頃。 中高一貫のお嬢様高校に途中から入学した優佳が解いていく日常の謎を、「親友」小春が語る連作短編集。 同級生たちの何気ない言動から「事件」を見つけて、その謎を解いていく、というか、事件を暴いていく、というか、その出来事の向こうにある「真実」について教えてくれるというか。 名探偵碓氷優佳、という存在はすでにで完成していたのだな。 いやはや、「名探偵」という存在の全く別の形を見せられる。 優佳の頭脳、こわいねぇ。
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碓氷優佳シリーズの第4弾。 赤信号に引っかかると受験に失敗する? 夏休み中にできた彼氏のおかげで成績も上昇? 二日酔いの優等生? 仲の良い二人の女学生の謎? などといった高校時代の青春ミステリー短編が友人の視点で描かれている。今作は倒叙物ではない。高校の頃から優佳の洞察力がキレキ...
碓氷優佳シリーズの第4弾。 赤信号に引っかかると受験に失敗する? 夏休み中にできた彼氏のおかげで成績も上昇? 二日酔いの優等生? 仲の良い二人の女学生の謎? などといった高校時代の青春ミステリー短編が友人の視点で描かれている。今作は倒叙物ではない。高校の頃から優佳の洞察力がキレキレですごい。わずかな情報から隠された真実を瞬時に解明する。一体いつこの能力が備わったのだろう。高校の頃からここまでの友人がいたらちょっと怖いかもしれない。そして最後は予想つかなかった。
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日常の謎の連作短編集だが、謎が解かれる瞬間に思わず膝を打ちたくなるような楽しさがある。彼女たちの青春の楽しさ、甘さ、そして切なさとほろ苦さがあった。誰にでもある青春の日々、それを彩る謎の数々をぜひ楽しんでもらいたい。
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このシリーズ自体はめちゃくちゃ面白いし、ヒロインである碓氷優佳が魅力的なのは間違いない。 だけどどうしても好きになれない。 言い様のない恐怖を感じてしまうから。 ただ、彼女の推理力には惚れ惚れする。 高校生の時点でこれだったら、確かに“末恐ろしい”以外の表現はないな。
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超才女な女子高生が日常の謎を鋭利に解明する 碓氷優佳シリーズ短編集 #わたしたちが少女と呼ばれていた頃 高校入学から卒業までの3年間、女子高校時代の碓氷優佳の周りでおこる、日常の謎を解き明かす短編集。 碓氷優佳シリーズの第4弾にあたりますが、時間軸としては過去にさかのぼっていま...
超才女な女子高生が日常の謎を鋭利に解明する 碓氷優佳シリーズ短編集 #わたしたちが少女と呼ばれていた頃 高校入学から卒業までの3年間、女子高校時代の碓氷優佳の周りでおこる、日常の謎を解き明かす短編集。 碓氷優佳シリーズの第4弾にあたりますが、時間軸としては過去にさかのぼっています。またこれまでの碓氷優佳シリーズは倒叙ミステリーでしたが、本作は違いますね。 碓氷優佳がまだ幼く、可愛らしくも知性溢れる感じで各短編が綴られていきます。他の登場人物である友人たちとの会話も、女子高生らしくキュートに軽やかに描写されていて、読んでてホッコリしますね。優佳の推理も見事で、楽しく読み進められました。 ただし、最終話だけは、しっかり碓氷優佳の片鱗が垣間見えます。これまでシリーズを読んできた人は知っている、あの優佳がしっかり現れます。末恐ろしい… というか、ホントに恐ろしいことになるんだけども。 各短編としては「夢に向かって」「災い転じて」がお話として綺麗で好きでした。これからも楽しみな碓氷優佳シリーズ、どんどん続編を待っています!
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前3作品には探偵として登場した碓氷優佳の高校時代の3年間を描いた短編集。人が死ぬと言うことでは無いが、クラスメイトに起きる日常の謎を明らかにしていく物語。今回の語り部は彼女の同級生・上杉小春であり彼女の視点からみた碓氷優佳を中心に描かれていく。そして今回も怖いぐらいに碓氷優佳は謎を解いていき、それによってクラスメイト達の心を救っていくところがとても優しい人だと思っていたが、最後のパートでそれが一気に覆されていく。それは、人には興味が無く自分のためだけに解いているのでは無いか(しかもその部分は不透明なまま終わる)というところであり、前作3作品につながる碓氷優佳の冷たい部分につながっている所に恐ろしさも感じた。 碓氷優佳の本性は、他人に無関心な氷の魔女なのかそれとも...その人の本性は過去を見ていても分からない、なぜならそれは本人にしか分からないのだから。 最後にこの作品をアニメ化したときの声優陣を自分なりのキャスティングにしたので読むときの参考にしてください。 碓氷優佳:沢城みゆき 上杉小春:花澤香菜 東海林奈美絵:直田姫菜 岬ひなの:佐倉綾音 平塚真菜:早見沙織 堀口久美:東山奈央 柿本千早:内田真礼 佐々温子:日笠陽子
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【収録作品】赤信号/夏休み/彼女の朝/握られた手/夢に向かって/災い転じて/優佳と、わたしの未来 碓氷優佳の高校生時代を描いた連作。 赤信号にまつわるジンクス、友人の秘密の恋愛、委員長の飲酒癖アピール、百合だと噂される二人の友人の関係、漫画家志望の友人が急に志望校のレベルを上げた理由、受験直前の初詣での事故で右手を骨折した友人が気持ちを持ち直した理由… 全てを見抜いていた優佳に感心していた小春は、優の本質に気づく。
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もうね、大好きなのこのシリーズが。 碓井優佳は嫌いだけど。いつかぎゃふんと言ってほしい。 血も涙もないサイコパス碓氷優佳の高校時代の話。 かわいい女子高生たちが、年相応に悩みながらも楽しく生きている様子がわかる短編集。 その中で一人おかしい人間。 読者側としては、優佳は冷たい女だってわかってるから最初のほうはあれ?人間生活にちゃんととけこめてた?と思うけどラストまで向けての親友の独白でうあああとなる。 すべて知っていて、それでも何もしない人のほうが悪いと思うよね。 こんな女に捕まった伏見さんかわいそう、と思うけど、 これも予定調和だったらどないしよう。一途な執念が実を結んだというか。 やっぱしこのシリーズは大好き。 ひなさまに幸せになってほしいな。
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