ひみつのいもうと の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
胎教に借りる。 リンドグレーンの作品を読みたいと思い、目にして見つけられたもののうちの一つ。 スウェーデンという、子供の人権に手厚いという歴史を持つ国でも、こういう本が描かれるんだな、というか。 内容は、多くの子どもが共感できるような内容で、大人から見ればイマジナリーフレンドの存在との話として捉えられるんだろうけども、 イマジナリーフレンドを持つに至るというか、主人公を取り巻く環境が、多くは語られていないけども、言葉の端々から推測できる。 お母さんは(主人公の)弟が一番好き、あまり構ってもらえない、自分の欲求は通らない、夜遅く帰っても親はそこまで取り乱してもいない、そもそもお昼ご飯作ってもらえた? というような。 …書き出してみると、「親としては一生懸命にやってるけど、子どもには届いていなかった」くらいで、子供の人権無視まではいかないか。…それに古い話だから、これくらいのことは普通にあったのかも知れないが、今は違うのかも知れない。 子どもの中に起こる納得いかない不条理を「私だけを大切にしてくれる人」を自ら作り出すことでじぶを慰め、成長していく。そんなお話。
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弟にお母さんを独占されていたからか。空想の世界で空想の妹とあそぶ話。何故だかとても切なく感じました。
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バーブロには、秘密の妹がいます。 バーブロのことだけが好きなイルヴァ・リーです。 ある日、バーブロは、バラの茂みの真下にある穴へ降りて行くのでした。 そこで、二人は楽しく過ごし、やがて 空想の世界から戻ってきたバーブロを待っていたのは。。。というお話。 弟が生まれて、お母さんの...
バーブロには、秘密の妹がいます。 バーブロのことだけが好きなイルヴァ・リーです。 ある日、バーブロは、バラの茂みの真下にある穴へ降りて行くのでした。 そこで、二人は楽しく過ごし、やがて 空想の世界から戻ってきたバーブロを待っていたのは。。。というお話。 弟が生まれて、お母さんの関心が自分の方に向いていないとバーブロは感じていたのでしょう。 リンドグレーンさんのお話ですから、勿論ハッピーエンドです! 絵が可愛くて、メルヘンで、私も空想の世界を楽しみました。
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弟が生まれてお母さんにかまってもらえなくなった女の子の空想のお話。 絵が素敵で1ページあたりの字も比較的多いので、家での読み聞かせ向き。 不思議な終わり方もいい。
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